おしがまエッチ外伝 かおる編(裏事情)




(情報提供: 下柳典子さん)

 オレの名前は岩城光一。兵庫県の西宮(にしのみや)に住んでいる。
俳優に似たような名前の人がいるが、それはそれで光栄だと思っている。
 オレの家族は以前から毎年冬になると、日本海の竹野という所にカニを食べに行っていた。
いつも決まった民宿○○家であった。
その民宿にはオレより3歳年下で、妹と同い年のかおるという女の子がいた。
(典子のエピソード2, 3, 参照)
 年に1度しか会わないが、それが毎年のことだったので、オレの妹は仲良く遊んでいたが、どこか張り合う面があったようで、文通まではしていなかったようだ。
時々かおるの友達でテンコという子も加わり、砂浜に積もった雪で遊んだりもしていたが、オレは子供じみた遊びがつまらなくて、いつも早々に引き上げて部屋でテレビなどを見ていたもんだ。

 オレが大学、妹が高校入試と重なったために、いつもより1ヶ月ちょっと遅れて民宿に行ったことがあった。
実は3月に入るとカニの漁は終わっていて、民宿も夏まで休業状態になっていたが、それでも毎年のことだからと無理を言ってお願いしたのだ。
民宿は「冷凍でよかったら。」と、快く迎えてくれたそうだ。
 久しぶりに見るかおるは、子供っぽかったイメージが薄れ、清楚な少女になっていて驚いた。
妹の方がまだまだ幼く見えたのは・・隣の芝生なのだろうか?
 ほかに客がいないのならと、うちのオヤジが提案してかおるの家族も交えての夕食会になった。
冷凍とは言っても、やっぱりマツバガニはうまい!
ふと気づくと、かおるの友達のテンコがいつの間にか紛れ込んでいた。
 オレの大学、そして妹とかおる・・と、ついでにテンコの高校合格を祝って皆で乾杯し、オレは気兼ねすることなくビールをあおった。
 たらふくカニを食ったあと最後の雑炊まで平らげたオレは、ビールのせいか眠気が襲ってきて、早々に談話室を後にして部屋に戻った。
そのまましばらくウトウトと眠ってしまい、目が覚めるとオレのオヤジが横で高いびきをかいていた。
ちょうど午後11時であった。
 セーターを着たまま眠っていたために、少し汗ばんでいたのと、かなり喉が渇いていた事もあって、オレはその両方を解決すべく部屋を出てロビーに向かった。
自販機で冷たい缶コーヒーを1本買い、それを空けるとその足で風呂場に向かう。
ほかの客がいないので、この時間まで風呂に入れるか不安であったが、明かりがついているので安心して脱衣場のドアを開けると、誰か入っている気配があった。
民宿のオヤジだろうかと思い服を脱いでいると、浴室のガラス戸が開いてタオルだけで前を隠したかおるが現れた。
「!!!」
「!!」
 当然お互い声にならない声を上げて固まってしまう。
かおるはしばらくそのまま突っ立ていたが、やがてゆっくりと後ずさりするようにして浴室に戻り、扉を勢いよく閉めてしまった。
(なんだって客用の風呂に入ってるんだよ!)
 おれはそう思いながら改めて脱衣かごを見ると、明らかに女の子の下着類がそこに見えた。
(あちゃー、こりゃあヘンタイ扱いされちゃうなあ・・)
 そう思いながらも「ロビーにいるからゆっくり出ておいで!」と中に声を掛けていたオレ様。
しばらく薄暗いロビーでボーッとしていると、パジャマの上にカーディガンを羽織ったかおるが浴室から出てきた。
オレは何と言っていいのか分からなくて「おう!」とだけ言った。
かおるは何も応えずにオレの横に座り、
「見たでしょう!」
 とにらみつけてきた。
確かにオレは見た。ものの数秒ではあったが、若い女の子が裸で出てきたのだから、見ない訳がない。
胸を隠すためにタオルを持ち上げたとき、お毛けが無いのか薄いのか、ワレメがチラッと見えてしまった。
後ずさりしていくとき、タオルがめくれて左の乳首が見えた事も鮮明に覚えている。
しかしオレは大人である。
ビックリしてしまって何も見ていないし覚えていないと言ってのけた。
かおるは「ウソッ!」と、それでもオレをにらみつけていた。
その姿をじっくり見ると、ブラをしていないせいだろう、胸に小さなとんがりがふたつ浮き出ている。
オレはまたしてもラッキー!と思い、少しにやけてしまったのだろうか、いきなりかおるに「すけべっ!」と言われて頭を叩かれた。
 聞いてみると、オレのオヤジは風呂に入らずに寝ると言い、もう男は誰も入らないからと思い、かおるは久しぶりに大きい客用の風呂を使ったと言う。
悪かったなと言いかけたオレに、かおるは
「もうちょっと早く来てたら全部見られてたね!」
 と言って立ち上がり、大きくなりかけているおしりを振りながら身をかえすと、
「誰にも言わないでね!」
 と念を押すように言って去っていった。
(な、なんなんだこいつ!?)
 オレはあっけにとられてその後ろ姿を追っていた。
女心なんて全く分かっていないオレであった。

 大学生になった夏、オレはサークルの合宿にかおるの民宿を提案して、3日間そこを使うことになった。
まあ合宿と言ってもほとんどが海水浴であったが・・。
 かおるはサークルの仲間からもかわいがられ、一緒になって泳いだりしていた。
なぜかいつもテンコが一緒にいたように記憶する。
 民宿を気に入ったサークルの先輩が、冬のカニ合宿まで提案し、結局このときからオレは年2回かおるの民宿を訪れることになってしまった。

 2年目の夏合宿、オレたちはまた楽しく合宿生活を送っていた。
かおるはまた少し成長していて、背はあまり伸びていなかったが、体つきがもう大人顔負けのものになっていて、セパレートの水着が少しまぶしく感じるほどであった。
そんなかおるとゴムボートの上で密着してしまい、背中にその丸い胸を押しつけられた途端、オレの海パンは勢いよくテントを張ってしまい、それをごまかすために海へ飛び込んだほどであった。
少し落ち着いて、再びゴムボートに上がろうとしたら、かおるはおもしろがってまたオレを突き落とす。
そんなことを繰り返すので、オレはいたずらしてやろうとかおるの腕を引っ張って水の中に引きずり込んでやった。
(まさかっ!?)
 かおるが溺れたようにしてもがいている。
おれは驚いてそばに泳いでいくと、
「だまされたーいっ!」
 かおるはそう言いながらオレに抱きついてきた。
(や、やばい!またテントを張ってきたっ!)
 オレはとにかくかおるを引き離そうとしたが、あいつめオレの首に手を回していたもんだから・・。
いくらなんでも高校2年の小娘相手にテントはいただけない・・。
で、オレは仕方なく立ち泳ぎをしながら、水の中でかおるをお姫様だっこする羽目になってしまっていた。
かおるはキャッキャッと喜んでいたが・・。

 冬のカニ合宿で、かおるは進路のことでオレに相談してきた。
本人は絵が好きなので京都か大阪の美術系大学にすすみたいらしいが、親が反対しているという。
彼女には10歳離れた兄がいるそうだが、もう何年も前に家を出て大阪で働いているらしい。
なるほど、まるで一人っ子のように育てられているだけに、親もそばから離したくないのであろう。
オレは、とにかくまだ1年あるから、時間をかけて親と話し合うしかないと、ありきたりの答えを言うことしか出来なかった。
それでもかおるは勇気づけられたと言って喜んでくれた。

 それから2ヶ月が過ぎた春休みのある夕方、バイト先のコンビニに突然かおるが高校の制服姿で現れた。
どうしたのかと聞くとかおるは泣き出してしまい、らちがあかない。
オレはまだ仕事があるのでどうしようもなく、妹に連絡を取ってバイト先へ呼び出し、とりあえずかおるを家に連れて行かせた。
 バイトが終わって家に帰ると、かおるは妹の服を借りて着替えていた。
その話によると、夕べ進路のことで両親と激しい口論になり、今朝、いつものようにクラブ活動に出かけるふりをして駅に向かい、そのまま西宮まで来たという。
つまり家出・・。
カニ合宿の時に、オレは春休みには○ーソンでバイトすると言っていたが、それを頼りに西宮市内のを○ーソンを探し回ったそうだ。
バイト中は携帯の電源を切っていたので、連絡のつけようが無かったという。
そんな苦労をしなくても、家にある宿帳を見ればオレんちの住所は載っているのにと思ったが、親が管理しているからそうもいかなかったようだ。
 事はそんな単純なことではない!
今頃かおるのうちでは大騒ぎになっているであろうし、かおるはオレを頼って出てきた訳だけど、オレはいったいどうすればいいのか、それさえも分からない。
とにかく親御さんに連絡するからとお袋が言って、かおるのうちに電話した。
うちで預かっているから心配ない。明日責任を持って車で送っていくと・・。
まあ・・送っていくのはオレの役目だが・・。
 夕食を出してやると、かおるは朝から何も食べていなかったらしく、おいしそうにほおばっていた。
その仕草はまだまだ子供のそれだったが、やることは大胆である。
 それからしばらくして、うちの家族全員が加わって話し合った。
まあかおるも・・、自分自身が浮わついていた事、人の進路が気になって、自分もそれに合わせようとしていた事、田舎に置いてきぼりになるような気がして、それがいやで進学したいと思った事など、だんだんと心の中を整理しだして、そこまで自分と向き合えるのなら、もう心配は無いと言ってやった。
あとは時間をかけて両親と話し合うことだけだろう。
 かなり疲れていたようなので、早めに風呂に入れてやり、妹の部屋で休ませることになった。
 ベランダでぼんやりとしているオレの横に妹が来て、しばらく何でもないことを話したあと、
「アニキさあ、かおるちゃんのこと、好き?」
 と、いきなり聞いてきた。
オレは答えに困ってしばらく黙っていたら、
「はっきりしない男だねえアニキ。そんなだから未だに童貞なんだよ!」
 オレの妹は生意気で、よくそういったことを言う。
オレは特に相手にしないようにいているが、
「明日送っていくときさ・・」
 妹は言いかけて言葉を止め、なにかずっと考えているようであった。
オレは何も口を挟まず、妹の言葉を待っていた。
「・・もし途中でそう言う雰囲気になったら・・抱いてあげたらいいよ!!」
 妹は早口でそう言うと、サッと立ち上がって部屋に入っていった。
残されたオレは・・複雑な気持ちを持ったまま、しばらく何も考えられず、ただじっとしているだけであった。

 翌朝、かおるはかなり元気になっていて、これなら心配ないと思ったオレは、昼飯はどこか途中で食べることにして、10時過ぎに彼女を乗せて家を出た。
 かおるは少し元気になったとは言っても、時々思い詰めたような感じで黙ってしまうときがあった。
そしてふと、
「今日は竹野に帰らない!」
 と言い出した。
オレは何を今さらと思って、言い聞かせようとすると、今夜は大阪の兄の所に泊まる。両親には自分から連絡するという。 まあそれなら仕方ないかと思い、中国道に入る直前であったので、いったん車を停め、オレの携帯電話を使わせてやることにした。
 どうやら本当に家にかけているようで、かすかに母親の声が聞こえていた。
当時はまだ通話料がバカ高い時代で、市外だと十数秒で10円かかった。
ちんたら話しているかおるにイラついて、オレはその電話を途中で受け取り、責任を持ってお兄さんのうちに届けます。着いたらまた電話させますと伝えた。
母親はかなり恐縮している様子であったが、オレはかおるが落ち着くならお安いご用だと言って電話を切った。
 兄は夜になるまで帰ってこない。それまでどこかへ連れて行ってとかおるは明るい声でオレに言った。
それでかおるの気持ちが晴れるのならと、中国道の入り口まで来ていることもあって、オレは姫路のセントラルパークへ連れて行くことにして、車を走らせた。
かおるは一度行ってみたかったんだとすごく喜んでいた。

 かおるは高校の制服姿のままなので、遊園地では少し違和感があったが、当人は全くそれを気にしていない様子で、あっちに行こう、こっちに行こうとはしゃいでいた。
ここは山の中なので、時々強い風が吹いてその短いスカートを巻き上げ、何度も白いパンツを拝ませてもらった。
階段から下りてくる時に真正面から拝ませてもらったときは圧巻だった。
 2時過ぎになってようやく遅い食事をすることにした。
食べ終わった時、オレは明日のバイトのシフトの事で連絡を入れる約束を思い出し、携帯を取り出したが、そこは電波が不安定な場所だった。
当時はまだデジタルのエリアが狭かったからだが、それでオレは外に出て電話をすることをかおるに告げてレストランを出た。
 連絡が終わり、ついでに小便を済ませて戻ってくると、かおるは土産物コーナーでいろいろと物色中であった。
 遊覧バスに乗って動物コーナーを回り、かおるが一番乗りたがっていたジェットコースターにも乗って、4時頃にそろそろ出ようと声を掛け、セントラルパークを後にした。
 時間的なものかもしれないが、帰りは少し渋滞気味でった。
それでも2時間ほどで大阪に入ることが出来、かおるにお兄さんのうちへ電話をかけさせたが、まだ帰っていないようで留守電にもなっていないという。
仕方なくオレはかおるから聞いていた住所をあてに、高速を降りていった。
 じつは先ほどからかおるの様子が少しおかしいのに気づいていた。
疲れてきたのか口数が減り、なにか上の空になっている。
落ち着かないのか、窓の外をキョロキョロと眺めたりもしていた。
疲れたのかとオレが聞くと、
「うん・・少し・・」
 と、力なく答えていたが、その顔色も決して良くなかった。
渋滞した街中をしばらく走っていると
「ねえ・・どこかで休んで時間つぶそうよ。」
 と、かおるが言った。
その言葉を聞いたとき、オレは夕べ妹に言われた、もしそう言う雰囲気になったら抱いてあげたら!という言葉を思い出し、今がそうなのかと思ってしまった。
かといって、高校の制服姿でホテルに入るのもどうかと思い、思案していると、ちょうどそのあたりが桜宮付近だと気がついた。
そう、ホテル街が近いのだ。
ひょっとしたらと思い、あちこち気をつけて走らせていると、ドライブイン形式のホテルが目に入った。
ここならフロントを通らず部屋に直行出来る!
オレはそう思って、ここでもいいかとかおるに聞いてみたが、彼女はうなずくでもなく首を横に振るでもなく、ただ黙って前を見つめていた。

 妹はオレのことを童貞だと言っていたが、実はそうではなくて、こんなオレでもつきあった彼女はいた。
わずか3ヶ月ほどのつきあいだったが、その間にやることはやっていた。
だからこういうラブホにも入ったことはある。
 かおるはおそらく初めてのことであろう、部屋に入っても落ち着きなく、あちこちのドアを開けたり、いろんなスイッチを触ったりと、ずっと動き回っていた。
しんどいなら少し横になっていればとオレが言うと、何も答えずにベッドサイドに腰を下ろしていた。
何か飲むかと聞いても首を横に振るだけで、その様子からしても、かなり緊張しているのがうかがえた。
 しばらくオレはソファーに座り、何でもない話を振ってかおるの緊張をほぐそうとしたが、そうはうまくいかず、かおるはほとんど無口のままであった。
これはやっぱりダメだなと思ったオレは、落ち着かないなら出ようかと聞くと、それには首を横に振って応えてくれた。
(なんだそのつもりはあるのか?・・どうも女の子の気持ちはむずかしいなあ。)
 オレはかおるの心をつかめないでいる。
彼女の兄さんのうちへ送り届ける時間も気になっていたので、オレはそろそろ始めないと・・と思い、いったん席を立って手を洗うと、うつむいたままでいるかおるの横に腰を下ろして、そっとその肩に手をかけた。
ビクッと震えてかおるは身構えたように思えた。
初めてだろうから無理もない。
オレはそれをほぐすために、まずはと思ってそっと唇を重ねていった。
かおるは少し震えながらそれを受けているようであった。
 オレはしばらく時間を空けてから、おもむろに肩に回している手をおろし、かおるの腕をなぞるようにしながらそっと胸にあてがっていった。
またビクッと震えたかおるであったが、拒否する様子はない。
キスを繰り返しながら制服のブレザー、その下に着ているベストを脱がせていくと、かおるはまるであやつり人形のように、されるがままになっていた。
 かおるをそっとベッドに横たえて、オレはブラウスのボタンを外していった。
目をつぶったままのかおるは、まだかすかに震えていて、全身に力を入れているようでもあった。
オレはすでにエンジンが掛かっており、ギアはローからセコンドに切り替わりつつある。
ブラウスを開くと、ブラに包まれたCかDの大きな胸が現れた。
身長からするとかなり立派なものであって、その胸を拝まない手はない。
背中に手を回してブラのホックを外し、そっと押し上げると・・なんとなんと、上向きに寝ているにもかかわらず。かおるの胸はドーンとオレの目の前にそびえ立って見えた。
オレは感極まって、かおるにすごいねと言っていたが、彼女は恥ずかしそうに顔を手で覆っていて、なにも反応してくれなかった。
 本能に任せ、オレはかおるの右胸に手をはわせて動かし、左胸には舌をはわせていった。
当然のようにかおるの体はビクッとし、また全身に力を入れたようであったが、オレはもうそれも気にならないと言った感じになっていて、夢中でその胸をむさぼっていった。
かおるは歯をかみしめるようにして耐えているようだった。
おそらく声が出そうになるのを堪えていたのであろう。
 舌で乳首を転がしながら右手をそっと移動させ、かおるの脇腹などをさすっていくと、少しくすぐったいのか、かおるは体をよじらせていた。
スカートの上からおなかをさすると、全身に入れている力をさらに込めたような感じで身を固くしていくかおるに、オレはふとかわいらしさを感じていた。
ほんとにウブなんだ!と・・。
 スベスベしたかおるの太ももをさすりながら、そっとスカートを脱がせていくと、やはり田舎の女子高生らしく、へそまである白い大きなパンツが目に入った。
幼児体型のように丸く盛り上がった下腹部を、スッポリ覆っているパンツはある意味でかわいく見える。
かおるは恥ずかしいのか、必死に手で隠そうとしていたが、そんな仕草もいじらしい。
 パンツラインに沿って指をはわせていくと、恥丘部の盛り上がりの脇にわずかな隙間を見つけた。
そこへ指を滑り込ませて、ワレメに沿って奥へと滑リ込ませると、そこはすでにかなり濡れていて、正直言ってオレは驚いた。
全く声も出さず、そういう反応すら見せていない、そんなかおるのワレメはオレの指にからみつくほどのものがあふれていた。
 オレのギアがセコンドからサードに切り替わった。
オレは夢中になって、かおるの大きなパンツを一気に引き下ろしていた。
その時、かおるがどういう反応をしていたのかは知らない。
ヒザを立たせてそれを開くと、ヘアが少なく、色素沈着もほとんどないそこは、まぶしいぐらいに輝いていて、小さな花びらも開きかかっていた。
「きれいだね、かおる!!」
 オレはそう叫んでいたように記憶する。
それでもかおるの緊張はまだ解けていないようで、やはり全身に力が入っているようであった。
 サードに切り替わったばかりのオレだが、もうかなり加速してきている。
かおるのきれいな花園を拝んだことで、それはまもなくトップになろうとしていたが、そこはぐっと押さえて、まだまだこれからだとばかりに、オレはその泉のようになっている所に指をはわせていった。
 さすがにかおるも「あっ!」とか「いやっ!」とか声を出しだした。
そして足を閉じようとしたり、あるいは体を横にしようとしたり、オレの腕をつかみに来たりと、かなりもだえだしてきた。
オレはそれがうれしくて、ついつい動かしている指のスピードが上がってくる。
それに会わせてかおるの体もよく動き、まるでオレの指から逃れようとしているかのように暴れ出した。
 そんなに経験が豊富でないオレのギアは、まもなくトップに切り替わろうとしている。
オレの指を挟んだままかおるは足を閉じてしまったが、オレはお構いなしにその指を動かし続け、左手でシャツを脱いでトランクスもずらしていった。
オレ様の相棒はもう、その先から中和液を垂らしている。
「いやあっもうやめてえっ!」
 ひときわ大きな声でかおるが叫んだとき、オレはかおるが指でイったと思って、その動き止めて引き抜いた。
かおるはそのとたん体を横にして、両足を抱えるような格好で丸くなった。
肩を大きくゆらしながら呼吸しているかおるの腰は、キュッとくびれてお尻へと続く美しいラインを作っていた。
そんな曲線美を見ているとオレはもうたまらなくなって、かおるのヒザを引き寄せて上向きにさせた。
かおるは「ああああ・・」となにか叫ぶような声を出していたが、オレはもう前進あるのみで、大きく開いた足の間に体を埋めると、早く早くとせがむ相棒に、まずは挨拶からだと、かおるのク○ト○スに数回先っちょをこすりつけ、おもむろに入り口付近に持って行った。
そんなとき、
「ああああっ!」 
 かおるがまた大きな声を出し、その瞬間、ジャバババ・・と、オレの相棒めがけてワレメから液体が飛び出してきた。
それはすごい勢いで、跳ねる下腹部には痛みすら感じた。
(失禁したのかっ!?)
 オレは驚くしかなかった。
しかしそれは単なる失禁ではないとすぐに分かった。
「あああ、もういやあああっ!」
 かおるは声を震わせながら叫んでいたが、飛び出す水流はいっこうに収まらず、ジョバジョバジョバっと音を立てながらオレの下腹部に跳ね、みるみるうちにかおるの尻の下やオレの膝あたりまで広がっていった。
かおるの小さな花びらを押し広げながら、黄色みがかった太い噴水はなおも続き、それを間近で見ていたオレはついにハイパートップにギアが入ってしまって、思わずイきそうになってしまったが、涙を流しているかおるの顔が目に入って、そ れを押さえることが出来た。
かなり尿のにおいが広まったが、なぜかオレはいやな気がしなかったのが不思議であった。

 かおるは小便がしたかったと言う。
それはセントラルパークを出るときから感じていたそうだが、オレに気を遣って行きそびれていたようで、大阪に着いた頃にはかなり辛くなっていたそうだ。
オレは昼飯の時に小便していたが、かおるはその時も行っていなかったそうで、「どこかで休んで・・」と言ったのは、トイレに行きたいという意味もあったという。
ラブホに入った時、内心オレとそうなりたいという気持ちと、俺の前で小便する恥ずかしさとが葛藤してしまい、どうすることも出来なくなっていたという。
 オレがコトに及びだしたので、とにかく必死で我慢していたが、最後はその糸が切れてしまったそうだ。
 泣きながらそう言うかおるが・・、オレはすごくいとおしくてたまらなかった。
確かにその頃オレも少し尿意を感じており、コトが終わったら小便に行こうとか思っていたほどだから、かおるにしてみればその2回分に相当する分を我慢していたことになる。
きっと相当辛かったことだろう。

 かおるが先に風呂へ入り、オレも入って出てくると、バスタオルを巻いたままのかおるはソファーに座ったままでオレの手を取った。
オレの相棒はそれだけでもう天を向いてしまい、思わず
「いいのか?」
 と、まあセンスのない聞き方をしてしまった。
かおるはコクッと小さくうなずいてソファーに腰を下ろしていった。
その柔らかい体をまたむさぼっていると、幼児体型のように丸かったお腹がへこんでいる事に気がついた。
さっきあんなに丸かったのは、それだけ膀胱がパンパンに膨らんでいたからだと、改めて思い知らされた。

 初めてのかおるはかなり無理をしてオレを受け入れたように思う。
それでも最後は嬉しいと言っていた。
しかし・・はたしてかおるは本当に・・本当にオレと関係を持ちたいと思っていたのだろうか?
いくら考えてもその答えはかおるしか知り得ない。

 かおるとはそれっきりになってしまった。
事情があってかおるの家が民宿を廃業したからだ。
一度電話してみたが、引っ越しでもしたのか通じなかった。
オレはかおるの家に行こうかと何度も思ったが、その勇気がなく、ついつい年月が流れてしまっていた。

 今年の2月、オレは大阪のあるテレビ局で女性に声を掛けられた。
「下柳典子です。」と言われたが、それがテンコであることに気づくまでに相当時間がかかった。
彼女はオレとかおるのいきさつを、かおるが失禁したことも含めて全部知っていたのは驚いたが、仲良しだったから当然か?
テンコの話では、かおるは本当にオレのことを好きでいてくれたそうだ。
オレは・・それに気づくのが遅すぎたと言うことか!?
 彼女によると、かおるは結婚して幸せに暮らし、女の子がひとりいると言う。
しかしどこに住んでいるかは教えてくれなかった。
 オレも今は結婚して子供が二人いる。
しかし・・今でも時々、かおるの面影を追っている自分が・・いたりする。
嫁さんには悪いが、かおるのことを大事に出来なかった自分が、気づいてやるのが遅すぎた自分が・・・今でも悔やまれたりする。
でも・・それでよかったのかもしれないと、今では自分に言い聞かせている。



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