春休み、伊豆の別荘で 第3話




 千香、真夜、綾規恵の仲良し3人組は、ダイニングテーブルの椅子に座って叔父達を待っている。
 ジーンズをはいている千香は足をきつく組んで、前かがみになっている。足もとは小刻みに震えている。
 真夜は椅子に浅く腰掛けるような格好で両手でミニスカートの上から股間を押さえ、うつむいて目の前のテーブルクロスをじっと見つめている。つまさき立ちのようになった両足はやはり小刻みに震えている。
 綾規恵はさっきから立ったり座ったり、前かがみで部屋のなかを歩きまわったり落ち着きがない。
 3人共さっきからかなりの尿意と戦っているようだ。

「ゴメン。千香、わたしもうオシッコ限界だわ。どうしよう」
 今にも泣き出しそうな顔で真夜が言った。
 椅子から崩れ落ちるように大理石の床にひざまずいた格好になると、前かがみのまま股間を強く押さえている。
「だめだ、どーしよう、どーしよう、オシッコもれちゃう」
 それを見た千香と綾規恵は、何かオシッコの受け皿になるような物がないか部屋の中を歩きまわる。
 真夜の問題は自分達の問題でもあるのだ。
 千香はプラスチック製のゴミ箱でもあれば、と思ったが部屋の隅にあったゴミ箱は籐製で中に紙の袋が入っていた。
「あーだめだーもう出てきちゃってるー」
 真夜が叫んだ。
 白いパンティーの上から股間を押さえている両手のわきから、太ももに少量の尿がつたい落ちてきている。
 真夜はそれでも必死に尿道を閉じる。
 その時、棚の下の物入れを開けた綾規恵が透明なガラス製の花瓶を見つけた。
「花瓶があったよー」
 えっ、真夜は綾規恵の声がした方を見る。綾規恵が右手でガラスの花瓶を掲げている。
 それを見た真夜は、股間を押さえていた手を放すと、両手をパンティーの縁にかけて膝まで下げる。
 必死で尿道を締め続ける真夜。
 綾規恵は急いでその花瓶を真夜のところに持っていった。
「ありがとー」
 オシッコで濡れてしまったパンティーを片足だけ抜き取って、綾規恵から花瓶をもらうと真夜は花瓶を股間にあてがった。
 その瞬間『シュッ、ショア〜〜』という音とともに真夜の股間から花瓶に向かって勢い良くオシッコが迸った。部屋の中には、真夜のオシッコの音だけが響いている。
「やだー、なんかはずかしー」
 と肩で息をしながら真夜が言うと、オシッコの音は『しょあ〜』から『しゅ〜』と変って、勢いが少し弱くなってきた。
 目の前で、白くてかわいいお尻を出してガラスの花瓶の中に勢いよく放尿している真夜を見て、千香と綾規恵は妙な気分だった。
 真夜のオシッコはお尻の方にもつたわって、白い大理石の床にポタポタと垂れている。
 物心ついてから2人とも他人の排泄する姿など見た事がなかった。
 もちろん真夜だって、自分の放尿する姿を人に見られるのは始めてだった。
 長いあいだ続いていた真夜のオシッコは、ガラス製の花瓶の縁から1センチほど下のところでチョロチョロとやっと止まった。
「ふうう」と大きくため息をついた真夜の目は潤んでいる。
 綾規恵は棚に置いてあったティッシュボックスを取って、真夜の横に置いてあげた。
「ありがとう」
 と言って、真夜は恥ずかしそうに後始末をする。
 白い大理石の床にもオシッコがこぼれていた。
 真夜は濡れてしまったパンティーをティッシュで包むと、部屋の隅にある籐製の屑篭の中に入れた。
 透明なガラス製の花瓶一杯に黄色い真夜のオシッコが溜まっている。表面には白い泡が浮いている。
「ありがとう、たすかったわ」
 と言って、真夜は自分のオシッコでいっぱいになった花瓶を見る。
「やだー、なんかビールみたいー、すごい量」
 と恥ずかしそうに言うと、
「でもなんかきれいだね」
「ほんと!」
 と千香と綾規恵は言ったが、自分達より先に苦しみから解放された真夜が羨ましかった。

 綾規恵の発見のおかげでかろうじて粗相をのがれた真夜とは反対に、問題の解決していない千香と綾規恵は、かなりアセっていた。
 目の前で気持ちよさそうに尿意の苦痛から解放された真夜を見てしまってから、2人とも尿意が加速度的に高まってきているのだった。
 2人の膀胱の中には、それぞれにはち切れんばかりのオシッコが溜っているのだろう。

 再び3人で部屋中をくまなく探したが、役にたちそうな物はもう何も出てこなかった。
 壁の時計を見ると、さっき叔父から電話があってから25分ほど経っている。
「千香ちゃん、わたしももうだめだ!オシッコ出ちゃうー」
 綾規恵はスカートのホックを外して、パンティーの上から直接股間を押さえて、かわいい額に脂汗をうかべている。綾規恵の我慢はもう限界だった。
 「わたしも、、」
 千香もはいているジーンズのホックをはずして、膀胱が少しでも圧迫されないようにファスナーを降ろしている。
 その時、真夜はテーブルの上にあった飲みかけのビールグラスを手に取ると、温くなって気の抜けたビールをゴクゴクと飲みほした。
「とりあえずこれにしちゃえば」
 といって2人のほうへ空のグラスを差し出す。
「ありがとう、真夜」
 真夜は同じように千香と綾規恵のグラスに残っていたビールも飲みほす。
 とりあえず、オシッコ用のビールグラスが3つ出来た。
 2人は、今自分の膀胱の中に溜っているオシッコの量は、こんな小さなグラスに収りきるはずがないのは十分承知だが、藁をもつかむ思いで、それぞれに小さなビールグラスを手に取った。
 綾規恵は白いパンティーを降ろすと、グラスを股間に当ててしゃがみこんだ。頭を下げて自分の股間を覗き込み、だいたいオシッコが出てきそうな場所にグラスを当てがう。

 一方、千香は右手にグラスを持って、左手でジーンズの上からアソコを押さえて前かがみのまま壁の時計を見て悩んでいた。さっきの叔父からの電話から、あと数分で30分になる。何とか耐えられないだろうか。だが30分ちょうどで叔父が戻ってくるという保証はどこにもない。千香の尿意ももう限界である。

『チョロチョロ、ジョー』っと綾規恵の小さな尿道口からグラスの中に黄色いオシッコが注がれる。
 しかし、ビールグラスはあっという間に一杯になってしまった。
「ああ、もういっぱいになっちゃう」
 綾規恵は一度ゆるめた小さな尿道口を必死の思いで閉じた。
 だが綾規恵のピンク色の襞の間からはオシッコがポタポタと滴り続けている。
 グラスからあふれた綾規恵のオシッコは、大理石の床に水たまりを作っていく。
「だめー、オシッコとまらないー、たすけてー」
 一度ゆるんだ綾規恵の尿道口は、もう綾規恵の力では元にもどす事は不可能だった。
 千香は咄嗟に手に持っている空のグラスを綾規恵に差し出す。
「綾規恵、これにして!」
「あ、ありがと」
 綾規恵は2個目のグラスで溢れ続けるオシッコを受け止めた。
(このグラスが一杯になる前になんとかオシッコをとめなければ)
 綾規恵は思いっきり尿道口に力を込めて、オシッコを止めようとする。
 グラスはすぐに一杯になってしまった。だが綾規恵のアソコからは、まだオシッコが滴っている。
「綾規恵、もう1個あるよ」
 と、千香が綾規恵にグラスを差し出す。
「だめだよ、それは千香ちゃんの分だから」
 と言って、2個目のグラスを床に置くと、両手で股間をぎゅっと押さえた。しかしまだ綾規恵のオシッコは止まらない。両手の指の間からあふれている。
 床には大きな黄色い水たまりが少しずつ広がっていく。
「いいから使って、早く」
「千香ちゃん、ゴメン」
 綾規恵は3個目のグラスをつかむと、股間に運んだ。
『じょー』っと3個目のグラスにオシッコが溜っていく。
 水流が弱まり、やっと長い綾規恵のオシッコが止まった。膀胱にはまだオシッコが少し残っているが、なんとか尿道口を閉じることが出来た。だが膀胱に残っている尿は綾規恵のかわいいピンク色の出口を攻め続けている。綾規恵は目をぎゅっと閉じてアソコを押さえて必死に耐えている。
 綾規恵のお尻と太ももと両手はオシッコでビショビショだ。床には綺麗な黄色いオシッコの入ったグラスが3つ並んで置かれているが、そのまわりには大きな黄色い水たまりが出来てしまった。

 さて、問題は千香である。
 部屋に唯一あったガラスの花瓶も、3個のグラスも、すでに真夜と綾規恵のオシッコで一杯だ。
「千香だいじょうぶ?」
 真夜が心配そうに千香を見る。
「ごめんね、千香ちゃん」
 床にこぼれてしまった自分の尿をティッシュで拭き取りながら、綾規恵も心配そうに千香を見る。
 千香は床にぺたんと座り込んで、ファスナーを開けたジーンズの前から右手をつっこんで、パンティーの上からアソコを強く押さえている。前かがみになった上半身は前後に揺れている。
 壁の時計は、さっきの電話からちょうど30分経った時刻を指していた。
 何とか千香を尿意の苦痛から救ってあげなければ。
 真夜はテーブルの上の料理が載っていた皿からアルミホイルをつまみ上げた。さっき金目鯛の包み焼きで使われていたものだ。
「千香、もうちょっと我慢して、いいこと思いついたから」
 と言って、両手を器用に使ってアルミホイルで円錐形を作ると、先端の部分を少しだけちぎって穴をあけた。
「綾規恵、手伝って。あの花瓶の中のオシッコをカラのシャンパンのボトルに移すから。これを漏斗みたいにしてうまくボトルの口にあてて」
 と言って、真夜は自分のオシッコがなみなみと入ったガラスの花瓶を持ってきた。さっき出した真夜のオシッコは相変わらず綺麗に黄色く透きとおっていたが、表面の白い泡はもう消えていた。

 無言で耐えている 千香は、さっきからオシッコの出るあたりをきつく押さえている右手に暖かいものを感じていた。
 どうやらオシッコが少しずつ漏れているらしい。千香は強く押さえている右手のせいで、自分の尿道口の感覚が麻痺してしまっていて、オシッコが漏れているのがわからない。
 左手でジーンズのお尻のあたりをさわってみると濡れている。
「やばい」
 千香は左手一本でジーンズを腰からずらしていく。
 もうすぐカラになった花瓶を真夜が持ってきてくれるはずだ。

 テーブルの上では真夜と綾規恵が慎重に花瓶のオシッコをシャンパンのボトルに移しかえている。真夜の作戦は大成功だった。
「ねえ、もう一杯になっちゃうよ」
 と屈みこんでシャンパンのボトルに注がれる真夜のオシッコを見ていた綾規恵が言った。真夜はあわてて花瓶を元にもどすが、ジョワっと少しだけテーブルの上にあふれてしまった。花瓶にはまだ真夜のオシッコが残っている。
 綾規恵はアルミホイルの漏斗を、今度はビール瓶の口に合わせた。ビール瓶の2/3ほどオシッコが注がれた時、花瓶が空になった。
 真夜は急いで花瓶をうずくまっている千香の所に持って行く。

 千香は膝までジーンズを下げて、可愛い水色のパンティーの上から右手で必死になってオシッコの出口を押さえている。床には少しだけオシッコの雫がたれている。
「はい、千香」
 真夜は花瓶を千香にわたす。
「ありがとう、でももう動けない、、」
 今の体勢を変えるために体のどこかに新たに力を加えることで、今まで何とか抑えてきたダムの決壊が始まってしまう。
「綾規恵、手伝って!私が花瓶を当てるから、綾規恵は千香のパンティーをおろして!」
 千香の左右に綾規恵と真夜がスタンバイする。
「いくわよ、いっせーのせっ!」
 千香が股間から右手をはなすと同時に綾規恵が千香の水色のパンティーをずらす。すかさず真夜が千香の真っ白なお尻の下に花瓶を差し込んだ。
 と、同時に『シュッ』という音がして勢い良くオシッコが迸った。
 千香のオシッコは真夜が当てた花瓶の縁から前の方に少しこぼれた。真夜はあわてて花瓶の位置を修正した。
 千香は目を閉じたまま勢いよくオシッコを続けた。
「やだー、はずかしいー」
「なに言ってんのよ、あたしだってさっき見られちゃったじゃない」
 千香のオシッコがガラスの花瓶の半分ほど溜ってきた。
『シュ−』という音と共に千香のオシッコの勢いは衰える気配がない。
「千香ちゃんのオシッコの音かわいいね」
 と綾規恵が言う。
「千香のオシッコ、あったかーい」
 と花瓶を持っている真夜が言う。
 何よりも2人の興味を引いたのは、千香の陰毛の薄さであった。
「なんか千香ってかわいいー」
 やがて千香のオシッコは勢いがおさまると最後にポタポタポタと雫をたらして終わった。ガラスの花瓶の縁から1センチほど下まで溜った千香のオシッコは、やはり表面に少し白い泡が浮いている。千香はともだちの目の前で、かわいい白いお尻を丸出しにしたまま放心状態だった。
「千香すごーい、わたしより小さいのにオシッコの量わたしといっしょ!」
 透明なガラスの花瓶に溜った千香のオシッコを見て真夜が言った。小柄な千香は真夜より身長が10センチ以上低い。
「千香ちゃんのオシッコの方が、真夜のよりちょっとだけ色が濃いね」

 3人がガラスの花瓶に溜った千香のオシッコを見ながら冗談を言っていると、表で車の音がした。

「あっ、叔父さんたち帰ってきた」

おしまい

戻る

目次へ