二人の軌跡 2(おしがまエッチ1)




《〜翔太〜》
 ワインに酔いつぶれて眠ってしまったオレは、翌朝けっこう早い時間に目がさめた。
少しアルコールが残っているような感覚はあったが、元来二日酔いはしないタイプのオレ様だ。
穏やかな顔で眠っているミカを起こさないように、オレはそっと布団を抜け出すと冷蔵庫から冷えた天然水のボトルを取り出し、それをコップに注いで一気に飲み干すと、そっとガラス戸を開けて露天風呂に出た。
出来るだけ音をさせないようにそっとお湯に浸かったつもりだったが、布団からミカの声がする。
「あ、ごめん、起こしちゃったか?ヒゲ剃ったら行くからまだ寝てな!」
 オレはそう言って、さほど濃くないヒゲを剃り、体を拭いて裸のまま部屋に戻ると、横を向いて寝ているミカの背中ごしにゆっくりと潜り込んでいった。
「ん・・いま何時なのぉ?」
「えっとお、6時半くらいかな?」
「まだ早いよぉ。もうちょっとイチャイチャしてようよ!ね、抱っこぉ〜」
 相変わらずミカは甘えん坊だ。
オレはミカの胸の前に両手を回して包みこむようにしてやった。
パンツを穿かずに寝ているミカのお尻のワレメあたりに、ちょうどオレのチ○チ○が当たって、そのプルンとした感触を感じた途端、オレ様のそれはムクムクと大きくなり出した。
それを感じたミカはおしりをクネクネと動かしながら
「こらあ!眠っているかわいい子猫ちゃんを襲うなあ!」
 と。勝手なことを言う。
「しょうがないだろ!それにおしり振ってるのはミカの方だぞ!」
 オレはそう言い返して、もうこの際だとばかりにミカのはだけかかっている浴衣を割って、片手を胸に、もう片手をワレメに伸ばしていった。
「こらあエッチぃ〜、ダメだよぉ〜。したくなっちゃうよぉ〜」
「いいじゃん、可愛いから食べちゃいたい気持ちだもん!!」
 おれはおどけた口調でそう言いながら、下へ伸ばした手で円を描くように、ミカのワレメの一番上あたりをなぞっていった。
ミカはすぐにせつなそうな声になりだし、体をよじり出す。
オレはたまらなくなってミカを上向きにさせ、ゴソゴソと布団の中に潜り込んでワレメめがけて顔を埋めていった。
ミカは自分でも少し体を移動して、足の力を抜いてオレを迎えてくれる。
オレは狙いを定めたピンポイントでそこを攻撃していくと、ミカはすぐにでもイきそうなぐらいに暴れ出す。
そして
「ああん、あん、あ、あ、あ、ねぇちょっと待ってぇ〜」
 と、また甘えた声を出してきた。
「どうした?ヒゲ剃ったから痛くないだろ?」
「うん、違うの。ねえぇ〜ちょっとだけ待って!」
「どうしてさ?」
「だからぁ・・昨日言ったじゃん・・」
「ん?ああおしっこか?」
 オレは寝起きのミカがおしがま状態にあることは充分承知していた。
夕べあれだけ飲んでいるから相当なものかもしれない・・と。
「もうおぉ、そう言う聞き方しないでよぉ、恥ずかしいじゃん!」
 ミカは少し恥ずかしそうに布団から顔を出していた。
「気持ちいいんだろ?漏らしてもいいよ。そういうの好きって言ったじゃん!」
「だからぁ、これ旅館のお布団だよ!ダメだってばぁ〜」
「じゃあさ、バスタオル敷いてあげるよ!!」
「え〜、やだよぉ〜、そういう問題じゃないんだってばあっ!!」
 オレはミカの言葉を無視してクリちゃんまわりをナメナメしながら、布団の脇で無造作に丸まっているバスタオルを、片手片足で器用にたぐり寄せると、ミカのおしりを少し持ち上げるようにしてその下に差し入れた。
「きゃ!冷たぁ〜い。なにっ?湿ってるじゃん!」
「どうせもっと湿っちゃうかもでしょ?」
 オレは期待に震えながらそんなことを口走り、さらに舌の動きを早めた。
「だめ、だめ、それ以上されたら本当に・・ほんとうに出ちゃうよぉ〜〜。あん、あん、ダメ〜、いやぁ〜やめてぇ〜、出ちゃうぅ・・いっちゃうぅぅ・・」
 ミカは立て続けにそんなことを叫びながら布団の上でのたうち回り、ついにビシュー・・とおしっこをあふれさせてきた。
それはオレの口にも流れ込む。
「翔ちゃんのバカ!出ちゃったじゃない!もう〜いやあぁっ!!」
 ワレメから熱いしぶきを吹き出させながら、ミカは半分脱力したようになって叫んでいた。
オレはその流れを口で受け止めながら、なおもミカの吹き出し口あたりを舐め続けていくと、それが刺激で栓をする役目にでもなったのか、ミカのおしっこはそこでピタッと止まってしまった。
 ミカはおなかを大きく上下に揺らしながらハァハァと荒い呼吸をしている、目は焦点を定めずに泳いでいるようだ。
それを見たオレはうれしくなり、また活動を再開していった。
高速回転でピンポイントをつつく。
「もう、ばかぁ〜!でも、ああ、凄いのぉ〜ねぇ凄いのぉ〜あ・・また出ちゃうぅ、また・・また来ちゃう・・いっちゃう・・」
 ミカは完全にうわごとのように叫んでいる。
そして、再びジュジュっと音を立てながらミカのおしっこが吹き出してきた。
「あ〜いやあ・・もうだめぇっ!・・」
 それっきりミカの口から言葉は出なくなり、口を半開きにして目を閉じ、完全に別の世界へイってしまったようだ。

《〜ミカ〜》
 まだ眠いのに翔ちゃんったらイタズラしてくるもんだから、私すっかりその気になっちゃいました。
私の足の間に顔を埋めてきたとき、恥ずかしいけどそうされるのは大好きだし、いつも一杯してほしいって思っていたから、このときも思わず翔ちゃんの髪の毛を撫でまわしていました。
でも・・そのときツン・・と、あの感覚が来ちゃったんです。
(おしっこしたいっ!!)
 もともと目が覚めたときから尿意は感じていました。
ゆうべ露天風呂の洗い場でおしっこして、その後すぐに寝ちゃったから、かなりおしっこが満杯になっていたんです。
気持ちいい感覚と、おしっこが出そうな感覚が交わり出してきて、わたしはどうしていいのか分からなくて暴れ回っていました。
 エッチの時に漏れちゃいそうになることを告白したばっかりですけど、やっぱリ恥ずかしい・・。おしっこしたいって言えないんです。
翔ちゃんが一生懸命してくれているのに、中断して雰囲気を壊すのが怖い・・。
そんな気持ちがどうしてもぬぐえなくて、私はおしっこの事を忘れようと、翔ちゃんの髪の毛をわしづかみにして、気持ちを反らそうとしていました。
 でも・・ダメなんです。
いっぱい気持ちよくなると、おしっこがどうしても我慢できなくなってしまうんです。
それをグッと我慢しようとすると、なんかすごく大きな波のような感覚が押し寄せてきて、高い崖から落ちていくような・・そんな気持ちになって、どうしてもおしっこが我慢できなくなってしまって、私・・とうとう
「ちょっと待ってぇっ!」
 って叫んでしまいました。
だってこのままじゃあ大好きな翔ちゃんの顔におしっこかかっちゃう・・。
私が必死になっているのに、翔ちゃんは全然やめてくれなくて、私が泣きそうになっているのを見てうれしそうな顔してたんです。
 気持ちいいのと、おしっこが漏れそうな感覚がもっと強くなっていって、そこから来る訳の分からないすごい感覚が体中に伝わってきて、フワ〜ッて体が浮いたような感じになったとき、とうとう出ちゃったんです・・おしっこ・・。
「翔ちゃんのバカ!出ちゃったじゃない!もう〜いやあぁっ!!」
 私のおしっこが翔ちゃんのお口に入っちゃう!!
私はそれが恥ずかしくて、その場を取り繕うような感じで叫んでいました。
なのに翔ちゃん、それでもお口を離してくれなくて、私、必死になっておしっこを止めようとしました。
グッと力を入れたら、おしっこはなんとか止まってくれたみたいなんですけど、私、あまりの気持ちよさにもう動けません。
なんかすごく息苦しいような感じがして、口いっぱいで呼吸をしていました。
おしっこの出口のまわりが、ジーンと痺れたような感じになっています。
 そして・・、もうこれ以上はされないだろうと思って、私はそっと体の力を抜いていきました。
そしたら翔ちゃん、いきなり前よりも激しくお口を動かしてきたんです。
もうだめ・・
力を抜いたところにまた翔ちゃんのお口がっ!!
私はあわてて力を入れ直そうとしたんですけど、自分の体なのにどう力を入れたらいいのかが分からなくなって・・でも・・力を抜いたそこに・・前よりもすごい波が押し寄せてきて、私・・その波に完全に飲み込まれて行くのが分かりました。
(すごく気持ちいいっ!あ・・あっなんか・・こわいっ!!)
 言葉では言い表せない・・すごい刺激が体中を一気に走り抜けて、私、今度はもう止められない勢いでおしっこを出してしまいました。
もう・・何が何だか分からなくて、ただ・・気持ちよくて頭の中が真っ白になったような、そんな記憶だけが残っています。
おしっこが漏れないように力を入れていて、そこを刺激されるジンジンした感覚もすごいけど、完全に力を抜いてしまったところを刺激されると、おしっこが出てしまってとっても恥ずかしいけど、もっともっと気持ちいいことを、私・・この時に知ってしまいました。

《〜翔太〜》
「あ〜んもう〜!どうすんのよぉ〜、お布団が濡れちゃったじゃないぃっ!!」
 グッタリトしていたミカが少し落ち着きを取り戻し、恥ずかしさを紛らわそうとしてか、急に怒ったような口調で体を起こしながらオレに言ってきた。
オレはそれに応えることなくミカが恥ずかしがっている事に追い打ちをかけるように言ってやった。
「でも凄かったよな、ミカのイキかた!!」
「バカ!恥ずかしいからそう言うこと言わないでよぉ!」
 案の定、ミカは恥ずかしくてたまらないようだ。
「でもさ、ホント凄かった!」
 さらに追い打ちをかけると、
「もうおぉっ!・・けど・・うん、私もこんなの初めて・・。」
 と、ミカの口から感想が漏れだした。
「何かさ・・ドカーンって来た感じで・・なんか・・別な世界見えたような・・」
 オレが期待した通り、ミカは新しい感覚を経験したようだ。
「ははは、別な世界かあ〜。いいよ。何回でもそちらに行きなよ!」
 オレはそう言いながらミカの股間から這い上がっていった。
「・・いつでも行けるのかなあ・・?」
 まだ焦点が完全に定まっていないミカは、天井を見つめながらそう言っていたが、オレはそれにも応えず
「ねえ、俺もう入ってもいい?こんなになったままだし!」
 と、言うが早いかミカの中に体を滑り込ませていった。
「あ〜っ凄〜〜い!何だか鉄の棒みたい!!」
 そう言われてうれしくない男なんているものか。
オレは体制を整え直すと、弾みを付けるようにしてミカの中で動いていった。
ミカもこれまでにない反応をみせ、オレの動きに併せているようで、まるで泣き叫ぶかのように「すごい!」とか「感じる!」を繰り返し、
「あうぅ・・あ〜っダメェッ!」
 と叫んだかと思うと、またブジュッブジュッと、オレの動きに会わせるような感じでおしっこをあふれさせ、体をけいれんさせていた。
「ミカ〜、凄いよ。また漏らしちゃってる。俺もイクよ!」
 オレがミカの中で昇りつめたのはその直後だった。

《〜ミカ〜》
 翔ちゃんが私の中で暴れ回って、私また別世界へ送り込まれてしまって、しばらくの間意識が遠のいていました。
そんな私が正気を取り戻しても、翔ちゃんはまだ私の中にいて、時々ビクンッて動いたりしてました。そして
「凄かったね!」
 なんて言いながらキスの雨を降らせてきました。
ちょっとしょっぱくて・・、そう、私のおしっこの味・・だと思うんですけど、それはまた私の恥ずかしさに追い打ちを掛けます。
 これまでからいつも優しい翔ちゃんですけど、この時の翔ちゃんはもっと優しい翔ちゃんに感じました。
そんな翔ちゃんの前で・・あんなにおしっこを漏らしてしまった事が恥ずかしくてたまりません。
でも・・その恥ずかしさを上回るなにか・・よく分からないけど、もっとすごい何かを感じていた私です。
その事を翔ちゃんに言いかけて、言ってしまうことへの恥ずかしさがまた沸いてきて、私は思わず口をつぐんでしまいました。
「なんだよ?なにを言いかけたんだ?」
 私の顔を覗き込むようにして翔ちゃんは聞きたがります。
「う〜ん、恥ずかしいなぁ〜・・」
「いいから言えよ。おしっこ出ちゃって、これ以上恥ずかしいも無いだろ?」
「もうおぉっ、そう言うデリカシーの無い言い方しないでよぉっ!」
 私が少し怒ったように言うと、
「はは、ゴメンゴメン。俺、ミカのおしっこだから好きなんだよ〜」
 はにかんだような顔で翔ちゃんは目を細くしてそう言いました。
私、その顔を見てようやく言ってしまおうって思ったんです。
でも、なかなか言葉が見つかりません。
「うん、あのね、うんとね・・さっきはすご〜く感じちゃったのね。一気に別な世界に突き抜けたって言うか・・・それにね・・・」
 私、そこまで言うとまた口ごもってしまいました。
そしたら翔ちゃん、まだ私の中にいるモノをビクンビクンとさせながら
「こら〜、ちゃんと全部言っちゃいなさい!」
 なんて言っておっぱいにキスしてくるんです。
「ああん、ダメだよぉ〜。ちょっと休憩なんだから〜」
「なら、ちゃんと言っちゃいなさい。全部言えば楽になるぞよっ!」
 なんか私が責められているみたい・・。
「うん、あのね。あのね・・んと・・なんて言うのかなあ・・・翔ちゃんといると私・・お漏らしが癖になちゃうかもって・・・キャ!恥ずかしい!!!」
 私は恥ずかしさを押さえてそう言うと、お布団の中に顔を埋めていました。
「いいよ、どんどん癖になっちゃいな!ぜ〜んぶ受け止めてあげるから!」
 翔ちゃんはきっと目を細めてそう言ったと思います。
そう言い終わった途端に、急にまた大きく腰を動かしてきたんです。
「キャッ!待ってっ待ってっ!おしり冷たぁ〜〜い!お布団、お布団〜ん!」
 私のおしりの下に溜まっている大量のおしっこは、もうすっかり冷たくなっていて、翔ちゃんが動くたびに背中の方にまで広がってきていました。
翔ちゃんもやっとそれに気づいてくれて、ようやく私から離れてお尻の下に丸めて入れていたバスタオルを剥がしました。
そのバスタオルはズッシリと重そうで、おしっこがしずくになって垂れています。
お布団にはかなり大きな染みが出来ていました。
はだけていた浴衣にも染みていました。
「あ〜、だから言ったじゃない。どうすんのよぉ〜旅館の人に言えないよ〜!」
 私、原因が自分のおしっこである事も忘れて、翔ちゃんを責めるように言っていました。
翔ちゃんはしばらく考えていたようですけど、いきなりバスタオルを丸めると立ち上がって、それを露天風呂の中に放り投げると、すぐにすくい上げてジャブジャブ洗い始めました。
そして今度は昨夜飲み残していた冷酒を手に取ると、染みの出来た布団の上にジョロジョロと振り撒いたんです。
「きゃ〜〜翔ちゃん何してんのよぉ!?」
 私はビックリしてそう叫んでいました。
「うん、バスタオルは洗えば分からないだろうけどさ、布団は洗えないからね、足に引っ掛けて布団の上にお酒をこぼしたって事にしようと思うんだ。それにアルコールの臭いの方がおしっこに勝つんじゃないかなって・・」
 翔ちゃんは勝ち誇ったようにそう言います。
「ふ〜ん、そうなんだ・・、でも翔ちゃんって・・悪知恵働くかもね!」
 私少しニコッとしてそう言うと、翔ちゃんは
「俺が後で帳場に謝るからさ。それよかもう1回しよ!ねっ!」
 と言いながら裸の私を抱き寄せようとしました。
「だぁ〜め!もう7時回ってるよぉ!もうすぐご飯の時間じゃないのぉ?」
 私は両手を伸ばして翔ちゃんを拒みました。
ちょうどその時、お部屋の電話が鳴ったんです。
電話を取った翔ちゃんは、私にウインクして来ましたけど、私は大きく腕でバツをしましました。
「ええ・・はい、ではあと10分くらいしたらお願いします。はい。」
 翔ちゃんはあきらめきれないといった表情を私にしながらも、電話に向かってそう言っていました。

   こうして私にとって衝撃的な、信じられないようなすごい体験をした日は過ぎていきました。
帰りの車の中でも翔ちゃんは上機嫌。
けど意地悪な面も発揮して、休憩の時にトイレに行かせてくれなかったりして、おうちに着くまで・・おしっこ我慢させられたり・・。
でも運転で疲れていた翔ちゃんは、その夜はそれ以上しようとせずに、私を家の近所まで送り届けておしっこ我慢を解放してくれました。
疲れた顔をしている翔ちゃんが、ちょっぴりかわいそうに思ったりした私です。
 でも・・、おしっこの我慢とエッチな事が結びついてしまった私って・・、これから先どうなっていくんでしょう・・?



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