おしがまエッチ外伝 かおる編(表事情)




(情報提供: 下柳典子さん)

 私は芝原かおるといいます。 (典子のエピソード2, 3, 参照)
ほんとは「馨」って字を書くんですけど、むずかしいので平仮名にすることが多いです。
 私のうちは兵庫県城崎温泉そばの竹野で、冬はカニ料理、夏は海水浴の民宿をしていましたので、毎年たくさんのお客さんが来らますが、そんな中で西宮の岩城さん一家とは特に仲良くさせてもらいました。
岩城さんには私と同い年のまりえちゃんと、3歳年上の光一さんがいました。
 私にも10歳離れた兄がいましたが、高校を出ると大阪に行ってしまって、ほとんど帰って来ませんでした。
だからそんな兄より、岩城さんちの光一さんの方がホントのお兄さんのような、そんな感じで接していました。
年に1回しか会えないけれど・・。
でも光一さんはいつも素っ気なく、私のことなんかあまり気にかけていなかったように思います。
 一度だけ光一さんとまりえちゃんと私の3人で、城崎マリンワールドに行ったことがあります。
光一さんのお父さんがお金を出してくださって、行きはうちの父が車で送ってくれました。
当時中2だった私は、男の人と一緒に遊びに行く事が初めてだったので、とってもうれしかったことと、まりえちゃんが一緒でも緊張していたのを覚えています。
だから、帰りの列車を待っているとき、ほんとはトイレ行きたかったんですけど、まりえちゃんが電話をかけに行ってしまって、その間ずっと光一さんとふたりきりになったので、私は恥ずかしくて我慢してました。
お昼ご飯の時にまりえちゃんと行ったきりだったので、すごく行きたかったんですけど、結局家に着くまでずっと我慢したままでした。
寒かったからとっても辛かった事、今でも思い出します。
あ、間に合ったかどうかについては・・お答えできません。
 光一さんには、一度お風呂上がりの裸を見られてしまった事がありました。
一応タオルで隠していたんですけど、あとで鏡の前で同じ格好をしてみたら・・かなり見えてる事に気づいて、すごく恥ずかしかったです。
光一さんは見てないって言ってましたけど、絶対に見られていたと思います。
でも、絶対に見てない、覚えてないって言ってくれた光一さんが、私は何となく好きでした。

 光一さんが大学生になって、サークルの合宿で夏にも来てくれることになったとき、すごくうれしく思いました。
もちろん私は家の手伝いをしていましたけど、昼間は遊ぶ事もできたので、一緒に泳いだりボートに乗せてもらったり、砂浜で(ほんとは禁止だけど)花火なんかも一緒にやったり・・たった3日間でしたけど楽しい毎日でした。
 冬にも同じメンバーでカニを食べに来てくれました。
仲間と楽しそうにはしゃいでいる光一さんが、なんかとってもまぶしく見えたり、一緒に来ている女の人と楽しそうにしている姿が悔しかったり・・、その頃から私はだんだん光一さんを好きになっていました。

 高2の夏、私は光一さんと一緒にゴムボートで遊んでいました。
ほかの人たちがおもしろがって揺らすもんだから、ひっくり返りそうになって、私は光一さんの背中にしがみついていました。
そしたら光一さん、いきなり水の中に飛び込んじゃったので、私はちょっと寂しい感じがして、ボートに戻ろうとしている光一さんを突き飛ばしてました。
そしたら腕を引っ張られて、私も落ちてしまったんです。
もちろん私は泳げますけど、このときはちょっと悔しかったので、溺れたマネをしてバシャバシャやってると、光一さんはあわててそばに泳いで来てくれました。
私って単純だからすごくうれしくなって、いたずらっぽく抱きついちゃいました。
光一さん、はじめ怒ってましたけど、私が手を離さないもんだから困ってたみたいです。
光一さんのお○ん○んが大きくなってきて・・私のおなかに当たってました。
私がおっぱいを密着させてたから、それで感じてしまったのかなって思うと、私の方が恥ずかしくなりましたけど、そのあとお姫様だっこされたときは・・すごくうれしかったです。
 そんなことをしていたら、その夜サークルの女の人に、光一さんのことが好きなのかって聞かれた事がありました。
私はなんて答えたらいいのか分からなくてモジモジしていると、ちょっと頼りない所もあるけど、いい男だからがんばれ!って言われました。
つきあっている女の人がいるかどうかはわからないとも・・。
でも、なんか私の気持ちを分かってくれた女の人がいて、すごくうれしく思っていました。

 友達の多くが、将来は大阪か京都の大学に行きたいと思っているようで、仲良しのテンコもそのひとりでした。
私はまだ進路のことなんか考えてもいなかったので、それなら私も美術系の大学に行きたいと、深く考えず単純にそう思いました。
両親にその事を言うといきなり反対されて、私はかなりショックでした。
 そんなときにカニ合宿で光一さんたちが来て、私はその事を光一さんに相談してみました。
光一さんは、自分の進路を決めるのは自分自身だ、まだ1年も先のことだから、じっくり考えて話し合えって言ってくれました。
両親の説得の仕方とか、具体的なことは何も言ってもらえなかったけど、それでも私は少し勇気づけられたように思ってうれしかったです。
 光一さんは、一度西宮のうちに遊びにおいで。大阪や神戸を案内してあげる!
と言ってくれて、携帯の番号を教えてくれました。
春休みになったらテンコと一緒に行きたいと言うと、○ーソンでバイトがあるから、来るなら早めに連絡しろよと言ってくれました。
実際に行けるかどうかは分からなかったけど、遊びにおいでって言われたことがすごくうれしかったです。

 その春休み、夕食の時に私は父親と口論しました。
そう進路のことです。
私が絵を描くのが好きなことは両親も知っていて、その道に進みたいと言っているのに、父親は頭から反対するばかりで、仮に大学に行くとしても、何か身につける物を得る方面に行けと、それしか言いません。
私もカッとしてしまい「自分の道は自分で決めるっ!」なんて声を張り上げたもんだから、もう大げんかになってしまって、そのまま私は部屋に閉じこもってしまいました。
 翌朝、私はいつものようにクラブ活動に出かけましたけど、どうしても気持ちが落ち着かなくて、竹野駅でテンコに会ったとき「テンコ、お金かして!」って言い、昨日の事情を話しました。
そして光一さんに会って相談してくると言いました。
テンコはお金は貸してくれましたけど、いきなりひとりで会いに行ったら、いろんな意味で危ないよとも言いました。
分かっていました。
突然私一人が会いに行ったら、光一さんはきっと困るでしょうし、勘違いするかもしれません。
でもその時の私は、そうなってもいいんだって思っていたんです。
私のことを分かってくれるなら、あげてもいい!!なんて思っていたんです。
 城崎駅でテンコに見送ってもらって特急に乗り換え、大阪まで行きました。
高校の制服姿のままだったので、車掌さんにちょっと不審がられたけど、親戚のうちに行くってごまかしたりして・・。
初めてのひとり旅で、大都会を迷いながらJRの西宮駅に着いたのはお昼過ぎでした。
 光一さんの携帯は電源が切られているようで、何度かけてもつながりません。
仕方がないから駅で地図を買って、そこから一番近い○ーソンを教えてもらって行きましたけど、そこに光一さんはいませんでした。
私鉄がそばを走っていると聞いていたので、そのお店でそう言って阪急電車沿いの○ーソンの場所を教えてもらったんですけど、実は光一さんから聞いていたの阪神電車だったんです。
田舎者の私には、阪急も阪神も区別がつかなくて、同じだって勝手に思いこんでいたんです。
だからいくら探し回っても見つかるはずがありません。
何軒も何軒も歩いて回り、公衆電話を見つけるごとに携帯へ電話しましたけど、やっぱりつながらなくて、私は寂しくて不安で泣きそうになっていました。
西宮の街がこんなに広いとは思ってもいなかった私です。
でも、帰りの旅費は光一さんから借りるつもりだったので、会えないと帰ることも出来ません。
 朝から何も食べていなかったけどお金はないし、トイレにも行きたかったけど、訪ねた○ーソンで何も買わずにトイレは・・恥ずかしくて借りれませんでした。
途中の公園にあったトイレに行こうかと思ったけど、春休みだから子供や人がたくさんいて、つい行きそびれていました。
 いま自分がどこにいるのか、それさえも分からなくなって、痛い足を引きずりながらヘトヘトになりかけた夕方の4時頃、やっと光一さんがバイトしている阪神電車沿いの○ーソンを見つけました。
私は堪えていたものが一気にこみ上げてしまって、光一さんがいろいろ聞いても、もう泣くことしかできなくなっていました。
 すぐにまりえちゃんが迎えに来てくれて、とりあえず光一さんのおうちで休ませてもらう事になりました。
でもほんとはおうちへは行きたくありませんでした。
だって光一さんのご両親にまで知られてしまうし、きっと迷惑がられると思っていたんです。
でも光一さんはまだ仕事中だし、正直言ってヘトヘトになっていたし、トイレにも行きたかったので、そのまま連れて行ってもらいました。
その途中、まりえちゃんは私に聞いてきました。
「かおるちゃん・・アニキのこと好きなの?」
 私は少し困ったけど、
「うん、前から好きだった・・」
 と、正直に答えました。
そしたらまりえちゃん、それからいろいろと話を聞いてくれて、その後は光一さんの欠点なんかを話してくれました。
それを聞いても私は何とも思いませんでした。
むしろ、もっと光一さんと近くなれたような気になっていました。
「今夜は泊まっていってさ、明日アニキに送ってもらうといいよ。」
 そう言われると、うれしいような申し訳ないような、そんな気持ちが交差していた私です。
「でもさ・・もしアニキが途中で手を出してきたらどうする?」
 まりえちゃんの、かなりきわどい質問です。
「・・いいよ。会いに来たとき・・半分そうなるかもって思ってたし・・」
 私は隠さずにそう答えていました。
まりえちゃんは想像していた答えが返ってきたって笑いながら言いました。

 夜になって光一さんとお父さんがほぼ同時に帰って来られました。
お父さんは私の顔を見て「よく来た!よく来た!」とうれしそうでしたけど、光一さんは複雑そうな顔でした。
 お母さんが私の家に電話されました。
今夜は遅いからうちで預かる。明日責任を持って送り届けると・・。
出たのは私の母親で、少し泣いていたそうです。
きっとお客さんに迷惑をかけてしまったことに恐縮してたと思います。
 その日はカレーライスで、私は朝からの空腹を一気に埋めさせてもらいました。
光一さんが3杯もおかわりしてたのが印象的でした。
 食事の後、ご家族みんなで私の話を聞いてくださいました。
みなさん私に対して好意的でしたけど、家出するほどの大事ではないって叱られたりもました。
確かに私・・その頃になるとなんとなく分かってきていたんです。
自分は本当は大学に行って勉強したいんじゃなく、周りのみんなが行くから、だから私も行きたいと思っているだけだと・・。
ひとり田舎に残されるのが寂しく思えて、置いてきぼりになるような気がして、それで大学に行きたいなんて思っているんだと・・。
 その事をボソッと言い出すと、光一さんは
「やっと自分に向き合えたな。かおるちゃん成長したなあ!」
 って言ってくれました。
そう言われると、照れくさかったけどすごくうれしかったです。
それだけ自分のことが分かっているのなら、もう何も心配はない。ゆっくり考えて両親と相談したらいいからって話は終わり、お風呂に入れてもらいました。
歩き疲れていたせいですぐ眠くなり、お座敷に案内されたけど、そこは広すぎて寂しかったので、まりえちゃんの部屋で寝かせてもらいました。

 翌朝、お父さんは「もう一泊していくか?」なんて言っていましたけど、お母さんにたしなめられて仕事に行かれました。
やさしいお父さんです。
 10時頃までゆっくりさせてもらって、そのあと光一さんが運転する車で送ってもらうことになりました。
まりえちゃんが「どうなったか後で知らせてね!」って言ってましたけど、これはきっときっと光一さんに抱かれたかって事だと思います。
私は少し顔が赤くなったような気がしました。
 でも・・車が走り出すと・・私はだんだん寂しくなってきて、このまま家に帰るのがイヤになってきました。
両親に会いたくないとかじゃなくて、光一さんともっと一緒にいたいって気持ちが膨らんできたんです。
それで今夜は大阪の兄の所に泊まるから、竹野には帰らないと告げました。
光一さんは困った顔をしてましたけど、携帯電話を借りてその事を母親に伝えたら、光一さんも電話を代わって「本人がそう言うので、責任を持って送ります。」と伝えてくれました。
 これで夕方まで光一さんと一緒にいられます。
私は甘えてどこか遊びに連れて行ってほしいと言うと、姫路のセントラルパークに行くことになりました。
遊園地と自然動物園が同時に楽しめる所です。
 お昼前にそこへ着いて、私は光一さんを引っ張り回しました。
風が強くて時々スカートが舞い上がって、光一さんに見られて恥ずかしかったけど、それよりもいろんなアトラクションが楽しくて、私ははしゃいでました。
 2時頃になってようやくお昼ご飯です。
私はお金を持っていないから、みんな光一さんがバイトで貯めたお金でいただきました。
別腹でパフェまでごちそうになったり・・。
 食事の後、光一さんは明日のバイトのことで電話してましたが、電波が弱いとかで表に出て行きました。
私のせいでバイト先に迷惑をかけているんだなって、ちょっと恐縮してました。
 しばらくひとりで待っていた私ですけど、レストランの中は落ち着かないので、そこを出ておみやげ物コーナーで待っていました。
その時トイレに行っておこうかなって思ったんですけど、そんなにしたい感じはなかったことと、光一さんがどこにいるのか、いつ戻ってくるのか分からなかったので、そのままにしていました。

 4時頃そこを出て大阪に向かってもらう事になりました。
ゲートを出るとき、光一さんがトイレに行くなら私もって思っていたのに、そのまま駐車場へ向かったので、私は自分だけ行くのが恥ずかしくて、そのまま車に乗り込みました。
ほんとはちょっと・・ううん、けっこうトイレに行きたかったんです。
(やっぱりレストランを出たとき行っておいたらよかったなあ・・)
(食事の時のお水も控えめにしておいたらなあ・・、)
 一度気にすると、だんだんその事ばかりが頭の中にはびこって、気になって仕方なくなります。
光一さんの家を出てから一度もトイレに行ってなかった私ですから、2時間ほどで大阪に着いて高速を降りる頃には、ほんとにおしっこがしたくってたまらなくなっていました。
それが6時頃だったので、もう8時間ほど行っていないことになります。
それは「もう漏れそう!」っていう感じではないけれど、長い時間かけてジワジワと溜まってきたのが満タンになって、おなかがズーンと重くなっているっていう、そんな感じでした。
でも車の中にいることで、その事を言うのが申し訳ないのと、やっぱり恥ずかしくて、私はどうしようかってずっと悩んでいました。
 兄の家に何回か電話してもまだ帰ってないみたいで、留守だと家に着いてもすぐにトイレに行けないし、だからあとどれぐらい我慢しないといけないのか・・、それが分からなくて不安で、そう思うとますますおしっこがしたくなります。
「・・ねえ、どこかで休んで時間つぶそうよ・・」
 私はトイレという言葉を出さずに、そう言う言い回しで光一さんに言いました。
でも、それは光一さんに勘違いを与えてしまったようで、ファミレスにでも寄ってくれるのかと思ったら、入ったのはラブホテルでした。
 確かに私、光一さんとならそうなってもいいって思ってました。
だからそこがイヤだった訳ではなかったんです。
けれどおしっこがしたいから・・正直言って少し焦りました。
入ってすぐにトイレに行ったら、我慢していたのがバレるようで恥ずかしいし、かといって、光一さんがすぐにその気になったら大変だし・・。
私はどうしようかって迷いながら、部屋の中をウロウロ歩き回ってました。
 お風呂とトイレは別々にありましたけど、なぜかそのドアには鍵がついていませんでした。
まさか光一さんが覗きに来るとは思わないけど、そこのトイレ、水を流しながらしても絶対に聞こえちゃうような、ベッドのすぐそばにあったんです。
(なんか・・行きにくいなあ・・)
 ほんとにおしっこがしたくてたまらないのに、私は行きにくくて躊躇してしまいました。
お昼を食べたのが2時過ぎだから、この時間でもおなかは減っていませんでしたけど、膀胱はパンパンだったので、光一さんが何か飲むかって聞いたけど、私は首を横に振るしかできませんでした。
喉は少し渇いていたけど、今なにか飲んだら大変です。
っていうか、飲み物のことを考えるだけでおしっこがキュンってなります。
 たぶん私が相当緊張していたからでしょう、光一さんはなにか話したあと、ここがイヤなら出ようかって聞いてきました。
でも私はまた首を振りました。
だってここを出ても、次にいつトイレに行けるか分からないから・・。
けれどそれは、光一さんにOKのサインを出していた事になったようです。
 しばらくしたら光一さんは私の横に座って、肩を抱き寄せてキスしてきました。
初めてのキスで、それはそれでうれしかったけど、おしっこが気になっておちつきません。
せっかくの初キスがこんなで・・私は自分の境遇を恨みました。

 それから先のことは・・あんまり細かく覚えていません。
おっぱいを揉まれたり、服を脱がされていったりしましたけど、おしっこの事ばかり考えていて、私は何も分かりませんでした。
 でもやっぱり我慢できる自信がなくなってきて、恥ずかしいけど思い切ってそれを言おうとした時、それは光一さんが私の乳首を口に含んだ時でした。
初めての経験で恥ずかしいのと、くすぐったいようなしびれるような、訳の分からない感覚が私を襲ってきて、それがたまらなくて、おまけに光一さん、もう完全にスイッチが入っているみたいで、私はやっぱり言えなくなってしまいました。
(もう始まっちゃってる・・もう遅いよぉ・・)
 そんな感情が私を包みます。
こうなったらもう我慢し続けるから早くして!!そして早く終わって!!
終わった後ならトイレに行きやすいから!!
おしっこがしたくてたまらないのに、私はそんな開き直りみたいな気持ちになっていました。

 確かに私はこれまでに何度もトイレを我慢した経験があります。
光一さんたちと行ったマリンワールドの帰りもそうだったし、友達のお兄さんの車の中で、テンコとふたりで我慢していたこともあったし、もっと前、中1の秋なんか、班単位で史跡調査の課外授業に出かけたとき、なぜか私の班だけ女子は私ひとりだったから、寒いのにずっと我慢してて、学校に戻ってトイレに走ったけど、結局パンツを脱ぐのが間に合わなくて、スカートの下、何も穿かずに帰ったらテンコに気づかれたし・・。
 女の子なんだからきっと誰でも似たような経験あると思います。
特にそばに男の人がいたりしたら・・
でもこの時の私の状況は、男の人がそばにいるんじゃなくて密着してる、それもエッチしようとしてるんです。
私にとっては初めてのエッチです。
なのにおしっこがしたくてたまらないなんて・・もう最悪です。
 友達のテンコが前に、おしっこをすごく我慢してると、アソコがムズムズしてきて、なんか濡れてくる!って言ったことがありました。
その時私は「エッチィ!」なんて笑ってましたけど、このときの私は確かにそうなっていました。
ホテルに着いた頃からそう感じていました。
テンコはそれが気持ちいいなんて言ってましたけど、この時の私はそんな事は感じません。ただおしっこがしたいだけでした。
 とにかく早く終わってもらってトイレに駆け込みたい。
そればかり願って、漏れ出さないようにって全身に力を入れていました。
でも、光一さんの指がパンツのすき間から私のワレメちゃんをなぞったとき、もうそこが濡れてしまっていることに気づかれたと思うと、エッチな子だと思われたくなくて泣きそうになっていました。
そして・・、さすがにスカートを脱がされた時は、パンツが汚れていないか、においがしないかって、それがすごく気になって焦りました。
だって、親と口論した夜はお風呂に入っていなかったので、前の日に履き替えてから3日近く、まったく同じパンツでいることに気づいたんです。
(やだっ、汚い子だと思われたくないっ!)
 そんな風に思ったけど、そんなことよりも早くおしっこがしたいっ!
すべてがそこに行き着きます。
もうどんな恥ずかしいことをされても、見られても、おしっこさえできるのなら、今は何でもかまわない。だから早くっ!
そんな風に思えました。
 あと5分、あと5分だけ我慢するから、それまでに早く終わらせてっ!
終わったらすぐにトイレに行ける!!
そう思ってがんばっていた私です。

 でも・・、必死で我慢しているのに、光一さんの指が私のワレメちゃんの中を動き出したら、もうたまらなくなってしまいました。 おしっこがしたいというよりも、もっと上の「出るーっ!!」状態です。
 たしかに触られていくうちに、だんだん気持ちよくなっていました。
体中を何かビリビリするものが走り回って、それはそれですごくいいんです。
そういう経験が初めてだったので、私は夢中になりかけていました。
けれどおしっこが出てしまいそうで・・、いえ、正直に言うと、もうこの時点で少しずつ、ホントに少しずつチョロッて出ていたんです。
それはおしっこの出口を触られたときでした。
光一さんがそれに気づいてたかどうかは分かりません。
で、私はこれ以上そこを刺激されたら、もう絶対にダメだと思って一生懸命に体をよじって、光一さんの腕をつかんでやめてもらうように訴えました。
おしっこの出口に神経を集中させていたから、あんまり力を入れられなかったけど、とにかく必死でもがいていたと思います。
 やっと光一さんはそれをやめて指を離したので、私は光一さんに背中を向けるようにして体を横にしました。
 ワレメちゃんがジーンとした感じでマヒしているみたいで、力を入れようとしても、どこにどう入れていいのか分からなくなっていました。
(・・もうダメッ・・動いたら出ちゃう・・)
 最悪です。
あんなに我慢していたのに、もう限界だって自分で思いました。
(どうしよう・・どうしよう・・いま動いたら・・)
 これから光一さんを迎え入れなければならないのに、私はもうパニックです。
動くと出てしまいそうだから、なんとか少しでもそれが治まるようにって、私は横を向いたまま両手をおまたに挟んで、グッと押さえつけるようにしておしっこが漏れ出すのを堪えていました。
(早くおさまって!光一さんが来ちゃうからっ!!)
 パニック状態の中で、私はおしっこの波が治まるのを必死で待ちました。
でも、やっぱり光一さんはそんな私の体を上向きにしました。
そして両足を大きく広げたんです。
(ああっ動かさないでぇっ!足を開かないでぇっ!)
 私はもう必死です。頭の中で叫んで、あるいはほんとにそう声になっていたかもしれません。
光一さんは私の手をどけさせると、もうおしっこがジワジワ流れ出しているワレメちゃんにお○ん○んをなぞってきました。
「いやあっ!」
 そう叫んだとき・・その時が本当の限界でした。
私・・・とうとうおしっこを漏らしちゃったんです。
ううん、漏らしたって言うより、しちゃったって言う方が当たっています。
だって・・・、いきなりシャーッて出てしまったんです。
自分でも分かりました。すごい勢いだって・・。
おしっこは光一さんのお○ん○んやお腹に当たって、私にも跳ね返ってきます。もう止まりませんでした。
っていうか、止めようとする意識が吹っ飛んでしまって、私は放心状態になっていたんだと思います。
恥ずかしくて死にそうだったけど、それでもおしっこをしている事が・・なんて言うんでしょうか、すごく気持ちよかったんです。
その時は、自分がどんな格好でいるのかさえ覚えていないほどでした。
 朝からずっと・・8時間ほどかけて溜まっていったおしっこは、やっぱりかなり強いニオイがしてました。
(ああ・・これで光一さんに嫌われてしまったなあ・・)
 私はそれが寂しかったけど、長い間こらえていた苦痛から解放されていく快感みたいなのに酔ったようになっていました。
後で見てみたら、おしっこはかなり黄色かった・・です。

 光一さんはやさしかったです。
私がずっと我慢していた事を聞いてくれ、気づかなかったオレも悪かったと言ってくれました。
けど、おしっこがプールのように溜まったお布団を見て、
「すっげえなあ。1リットルは出てるぞーっ!」
 って笑ったので、枕を投げつけてやりました。
でも・・、あんまり慰められるより、こうやって笑われた方がなんとなく落ち着く感じなんです。それがとても不思議でした。
 シャワーで体を洗ったあと、ソファーでもう一度抱いてもらいました。
正直に言ってすごく痛くて・・初めなかなか入んなくて・・私ってダメなのかなって思ったぐらいです。
でも、光一さんがスッポリ入ってきた時は、痛かったけど、何とも言えないうれしさがこみ上げてきたのを覚えています。

 それが光一さんと会った最後でした。
実は私のうちは民宿をやめて豊岡に引っ越すことになったんです。
私がその事を聞かされたのは、光一さんに抱かれた3日後でした。
常連様には廃業のお知らせを送りましたけど、引っ越し先は載せなかったので、光一さんからは連絡のしようがなかったと思います。
 高校を卒業するとき、一度だけ光一さんの携帯にかけた事があります。
でもその番号はもう使われていませんでした。

 光一さんとの事はいい思い出です。
私は22歳で結婚して、いま4歳になる娘がいて、毎日がとても幸せです。
でもこの子・・よくおしっこを我慢するクセがあって、いつもギリギリで言うもんだから何度も失敗しています。
はあ・・私のクセが乗り移ったみたいです・・。
この子も将来ひょっとしたら・・・!?



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