おしがまエッチ外伝 千秋編




「やばいなあ、すっごくトイレ行きたい!」
 助手席に座る千秋が、制服のスカートのお腹をさすりながら言ったのは、荻窪に向かう渋滞中の車の中であった。
「大丈夫か?まだもう少しかかりそうだぞ。」
 運転する晃司は、口では心配そうに言っているが、その顔は笑っていた。
「どうかなあ・・ほんとはさ、秋葉を出るときから行きたかったんだよね。」
「なんだ、行っておけばよかったのに!」
「ん・・、けど人いっぱいで面倒だしさ、まだ大丈夫だって思ったんだよ。」
「千秋ってしょっちゅうトイレ我慢してないか?」
「・・そうかもしんないね。我慢するクセがついちゃったみたい。」
「なんで?」
「ほら中学の時さ、野球部のマネージャーやってたじゃん。あれからかなぁ?」
「ああ、いつも外にいるから行きにくくなってたわけか?」
「そうだと思うよ。試合中なんかさ・・ずっと我慢してたもん・・」

 日野に住む千秋 (ねもっちゃん1,連れション参照) は、この日が都内某私立大学の合格発表の日であった。
合格していれば友達と騒いでから帰るので遅くなる。千秋は親にそう言って朝早くから家を出ていた。
一緒に発表を見に行った他のクラスメイトたちとは、軽くお茶しただけですぐに別れ、待ち合わせしていた晃司と二人で秋葉原をブラブラし、彼のアパートへ向かう途中であった。
 晃司は別の大学2年生。
高2の終わり頃、渋谷で遊んでいた千秋をナンパした男である。
はじめは高校生であることを隠していた千秋であったが、数週間後の初エッチで、オドオドしていた千秋の事を不審に思い、問いただされてバレてしまった。
その時は少し気まずくなったものの、彼は千秋を大事に扱ってくれて、1年以上も交際が続くことになった。

「ねえ、まだかなあ・・もうおなかパンパンだよ!」
 千秋は少し不安げな声でそう言って、またスカートの上からお腹をさすった。
「どれどれ、そんなに膨らんでるのか?」
 ハンドルから左手を話した晃司が、千秋のお腹を少し押すようにしてなぞる。
「ちょっ、やめてよ!押さえたら出ちゃうってば!!」
「ほんとだ。かなり膨らんでるなあ!」
「でしょ。だから早くぅ!」
 千秋がトイレに行ったのはクラスメイトと別れた直後で、それから4時間ほどが経過している。
「ジュースいっぱい飲んじゃったしなあ・・、けっこうつらい・・。」
「おいおい・・車の中では勘弁してくれよ。」
「わかってるよぉ。7月で19歳だよ。そんなこと絶対にしないもん!」
「けど、この調子だともう少しかかるぞ。」
「うん・・」
 2月下旬のこの日、天気予報は寒の戻りという表現をしていた。
季節風のような冷たい風の中を、短い制服のスカートで歩いていたので、千秋の体は冷えてしまい、トイレに行きたいと思った秋葉原からすでに1時間以上が過ぎていて、膀胱はジンジンと鈍い痛みを発していた。
「私さあ、こんなにトイレ我慢したのって・・2度目だよきっと・・?」
 なにげにポツリとつぶやく千秋。
「へえ、そんなことあったっけ?」
「あ、ううん、もっと前の話だよ。たしか中2の秋だったかなあ・・」
 千秋は、野球の練習試合で行った多摩川の河川敷から、破裂しそうな膀胱を抱えたまま車で送ってもらい、級友の根本聡実と校舎の陰で野しっこした日のことを思い出し、その時のいきさつを晃司に話していた。
「へえ、そうだったのか。じゃあ今日もどこかで停めてやろうか?」
「やめてよぉ、あれは学校だったし・・暗かったから出来たんだから!」
「そりゃまあそうだな。けど・・押さえてたらホントに少し楽になるのか?」
 晃司は千秋が話した、押さえて我慢するという事を尋ねていた。
「うん、ほらさ、口に空気一杯入れて膨らますでしょ。」
「こうか?」
 晃司は千秋が言ったとおりに、大きくほほを膨らませてみた。
「うん。そしたらさ、唇から空気が漏れそうになるじゃん!」
「ん、ん!」
 晃司はほほを膨らませたままうなずく。
「そのときだよ、唇を指で押さえたらさ、もっと溜められる気がするじゃん!」
「プハーッ、なるほどなあ!」
「それと同じだよ。女の子はそうやって我慢するんだよ。」
「ふーん、苦労してるんだ!」
「うん・・まあね・・」

 渋滞は交通事故によるものであって、その現場を通り過ぎるとウソのようにスムーズに流れ出した。
「よかった!これならあと5〜6分で着くよね!?」
「そうだな。」
「ね、ね!着いたら先にトイレ行かせてよね!」
「ああ、押さえて走れよ!」
「もうおぉ、そういう言い方ってキライ!」
「なんでよ?千秋がそう言ったくせに!」
「そうだけどさあ、それなりに恥ずかしいんだよ、これって・・」
「ふうん・・」
「私はもうギリギリですってさ、みんなに知らせてるようなもんでしょ。」
 千秋の力説に、晃司は納得したようにうなずいていた。
「そう言うときにハプニングが起きたら大変だな。」
「行きたいのに行けないってさ、もう泣くしかないよ・・」
「こういう渋滞なんかも最悪だな。」
「そうだよ。それと・・おしっこしたい時のエッチもね。」
 思いがけない千秋の言葉に、晃司は少し驚いたような顔をした。
「そんな経験あるのか?」
「えへ・・前にちょっと我慢してる時があったよ!」
「へえ、いつ?」
「ん、ほらTDLから帰ってきてすぐエッチした事あったじゃん。あの時!」
「ああ、そういえばそんなことがあったよな。」
「晃司がいきなり始めちゃってさ・・あのとき漏れそうで困ってたんだよ。」
「へえ、気づかなかったなあ。」
「そりゃそうだよ。一生懸命がまんしてたもん!」
「言えば良かったじゃん!」
「だってさ、晃司ったらもうその気満々でさ、なんか言いにくい雰囲気でさ。」
「そうだったか、よし、また今度やってみるか!?」
「ええ!、いやだよぉ!」
 晃司のアパートにたどり着いたのは、それから数分後の午後5時過ぎであった。
部屋の鍵を受け取ると、千秋は彼に言われるまでもなく、廊下に人の気配がない事を確認しながら前押さえをして走っていった。

 二人ともろくな昼食を摂っていなかったので、少し早いが何か食べようと言うことになり、ピザのデリバリーを注文した。
まだ高校生ではあるが、今日は合格祝いだと言って缶ビールで乾杯し、これからのことなどを話しながら楽しく時間を過ごすふたり。
 その後ふたりは酔いに任せて体を重ねていった。

 事が終わり、狭いベッドで抱き合っていると、いつしか8時を回っていた。
これまでから彼との時間をこんな形で過ごす事は何度もあったが、外泊だけはしたことがない千秋であった。
「あーあ、また帰んなくちゃいけないなあ・・」
 千秋が寂しそうにポツンと言うと、
「大学に通い出したらさ、いつでも好きなだけ会えるじゃん。」
 晃司は励ますように優しく言ってくれる。
千秋はそう言った優しさが大好きであった。
「さっ、酔い覚ましにもう一回!!」
 晃司は言うが早いか体を起こし、勢いよく掛け布団をはねのけると、また千秋の体を触りだした。
「あ、ちょ、ちょっと待って!」
 千秋があわてたようにそう言ってその手を止めた。
「ん?」
「あのさ、先にトイレ行っていい?」
 千秋はそう言いながら足をモジつかせていた。
「トイレ!?」
「うん・・ちょっとおしっこしたいなぁなんて・・」
「我慢できないのか?」
「ん・・そんなわけじゃあないけど・・」
「じゃあちょっと我慢しながらやってみようぜ!」
「ええ、なんでえっ!?」
「なんかの本に載ってたぞ。我慢してるときの方がよく感じるって!」
「ウソだあそんなのっ!」
 晃司に言われて千秋は笑いながら否定した。
しかし実は千秋もかつて、尿意がある時の方が感じやすい人がいるという記事を見たことがあり、その時はまさかと思って気にも留めていなかったが、晃司がそれと同じ事を言った事に驚き、にわかに興味がわいてきていた。
今は彼も尿意があることを知ってくれているから、もしだめなら途中でやめてくれるだろうし、あまり心配せずにそれを確かめる事ができるかもしれない・・と。
「どう、やってみたくなった?」
 晃司は少しにやけたような顔で千秋を覗き込んだ。
ここへ向かう車の中で「また今度やってみるか?」と言ったのは、こういう事だったのかと思うと、千秋は少し複雑な気持ちになったが、
「晃司ってちょっとヘンタイ入ってるよね!?」
と、ふざけて聞く事しかできなかった。
「さあな、相手が千秋だからそう思うんだけよ、きっと。」
 そんな風に言われて悪い気はしない。
「もうお、途中で漏れちゃっても知らないよ!」
 流れに乗せられてそう言ってしまった千秋であった。
「じゃあちょっと我慢してろよ。ほら、オレはもうこんなだもん!」
 晃司はそう言って、千秋の手を自分の固く大きくなっている物へとあてがった。
「もうお、晃司のスケベッ!」
 千秋はそれを強く握りしめてそう言った。
「イテテッ、スケベはどっちだい。まだ高校生の分際で!」
「なによぉ、晃司がそう仕込んだんじゃない!」
 そんな言い合いをしながらも、晃司の動きが始まりだし、先ほどの余韻がまだ冷め切っていなかった千秋の体は、すぐに反応していった。
 このとき千秋はかなりの尿意を感じていた。 それは先ほどの行為が終わった頃から感じでいたもので、このアパートに駆けこんでトイレを済ませてから3時間が経ち、飲み慣れない缶ビールを500cc近く空けていたので当然の事であった。
ビールの利尿作用がどれほどの効果を持っているのか知らずにいた千秋は、普段の我慢癖から、この時点ではまだ許容範囲であると思っていた。

 彼は千秋の弱い部分をよく知っている。
そういった箇所を丹念に愛撫され、それだけで千秋は充分に感じていき、いつしか尿意のことも忘れてしまうほどに高ぶっていった。
 やがて彼の唇が千秋の膨らんだ下腹部の上にやってきた。
そのあたりで舌が動くと、わずかではあってもおなかが圧迫され、忘れていた尿意がにわかに蘇る。
「やっちょっと、おなか押さえないで!!」
 そう言いながら身をよじった千秋は、さっきまでよりも尿意が強くなっていることを感じた。
「ああ悪い悪い。我慢してるんだったな。」
 晃司はそう言って顔を上げ、体を足の方へ移動させて千秋の膝を抱えると、それを左右に大きく開いた。
その間に自分の体を潜り込むようにスライドさせていくと、彼はそのまま千秋の女の子の部分に顔を埋めてきた。
「やぁあん・・」
 普段なら先に指で刺激され、充分になってから舌を使われていたが、2度目という事もあってか、彼はいきなりその行為に移っていた。
ピチャピチャと恥ずかしい音を立てながら舌を動かす晃司。
千秋はたまらなくなって彼の髪の毛をわしづかみにしていた。
全身にビリビリとしびれるような、電気が走ったような感覚が駆けめぐり、思わず体がのけぞってしまう千秋。
それと同時に尿意が一気に高まってくる、
(うそぉ、おしっこ出ちゃいそう!!)
 想像していたよりも強い尿意の波に、千秋は少し怯えて
「あっ、ちょっやめて!やばいっやばいっ!」
 そう叫んでいた。
晃司はその言葉が聞こえなかったのか、あるいは無視しているのか、いっこうにその行為をやめることはなく、それどころか、千秋の小さな花びらを指で左右に開くと、さらに舌の動きを激しくしてきた。
「やっあっあぁ・・」
 およそ自分の意志ではどうにもならない声が出てしまう千秋。
体にバネでも仕込まれているかのように、ビクビクと跳ねていた。
 そんな千秋が初めてこの行為をされたのは、3度目のエッチの時であった。
そういう事をされる事は理解していたが、その時は見られている事への恥ずかしさと、経験したことがない刺激が一気に押し寄せて、千秋は逃れようと必死でもがいていた。
回を重ねるごとに、冷静にそれを受け入れる事ができるようになっていったが、それでもク○ト○リスとおしっこの出口あたりを同時にチロチロされると、時々尿意を感じる事があって、それには少し抵抗感があった。
トイレを済ませた後でもそう感じる事があったので、今のようにはじめから尿意が強くある状態では、それは数倍にも数十倍にも感じられた。
「あああ、おしっこしたい!おしっこしたいってばっ!!」
 泣き声のような叫びを上げた千秋は、晃司の顔をそこから離そうとして腕に力を入れたが、両手でしっかりと太ももをつかまれているために、それは無駄な抵抗であった。
舌が大きく動くたびに、ビリビリと体がけいれんするような感じで反応し、力が入らなくなって尿道口が開きそうになる。
それをなんとか食い止めようと、無意識のうちにお尻に力を込めていた千秋であるが、
「くぅう・・」
 そうすることで、これまでにない何か違う感覚が体に沸いてきて、恥ずかしくなるような甘えた声を出してしまっていた。
(おしっこしたいっ、したいけど気持ちいいっ!)
 意識が遠くなりそうな状態の中で、千秋は確かにそう思っていた。
尿意がある時の方が感じやすい人もいるというのは、こういう事なのかもしれない・・尿意の苦痛が快感を高めるのでは?・・と。
「あああああっ!!」
 漠然とそんなことを思っていた千秋は、次の瞬間大きな声を上げてしまった。
舌の動きとは別に、晃司が指で何かを始めたのである。
何をされているのか千秋はすぐには分からなかったが、ただでさえ尿意を堪えている千秋にとって、その指の刺激は直接膀胱にまで響く動きで、いくら力を込めようとしても、まるでその努力をあざ笑うかのように全身が脱力していき、尿道口がすぐにでも開こうとしている事が感じられた。
「あううっ、出そ・・出ちゃうぅぅ!」
 うわごとのような感じの声でそう言う千秋に、
「まだまだ!これからだよっ!」
 晃司は千秋の女の子に顔を埋めたまま、くぐもった声でそう言っていた。
「だめぇぇ、おしっこしたいよっ!」
 気持ちよくてたまらないのは事実であるが、いつ漏れ出してもおかしくない状態に追い込まれている千秋は泣き声になっていた。
 その尿意がついに暴発しそうになあり、
「だめっ!ほんと出ちゃう!あっ、か‥顔どけてえっ!」
 千秋は必死でそう叫んだ。
がまんできないっ!もう漏れる!それならせめて晃司の顔にひっかける事だけは避けたい。あまりにも恥ずかしすぎる!
そう思うのは千秋にとって最大の願いであった。

 悲壮感を帯びた千秋の声で、晃司はやっとすべての動きを止めて顔を上げてくれた。
おかげで危機一髪のお漏らしは避けられたが、体は完全に脱力し、胸を大きく弾ませるような荒い呼吸をし、大の字になって横たわっている千秋。
晃司に激しく責め立てられた女の子の部分は、ジーンとしびれたような感じが取り巻いて、何がどうなっているのかも分からなかった。
「千秋・・やっぱりさっきよりも感度がいいみたいだぞ・・」
 晃司にそう言われ
「ハッハッ・・」
 千秋もなにか答えようとしたが、息苦しいかのように体全体で呼吸しているため、まったく声になっていなかった。
それでも
(おしっこ漏れそうだけど・・ほんとに感じちゃった・・)
 と、思考回路がまだ正常に戻っていない頭で、それだけは思うことができた。
「ほら、すごい事になってるぞ!」
 晃司はそう言いながら、脱力してだらしなく伸びている千秋の太ももに手を置くと、キラキラと光を帯びているワレメをスッと指でなぞり上げた。
「ひゃわうぅ!!」
 力が入らない千秋は不意を突かれ、思わず叫び声を上げながら体をすくめたが、突然受けた鋭い刺激は、ギリギリの状態で閉じていた尿道口を一瞬開かせてしまい、ジュッとひとしずくのおしっこを飛び出させてしまった。
「ひっ!!」
 千秋は本能的にそこへ手をあてがって堪えた。
それはすくい上げた晃司の指を追うように飛び出したので、彼は何も気がついていないようであった。
かろうじてそれ以上の漏れ出しは避けられた千秋であったが、おしりの下に冷たい感触を持って、
(やばっ、けっこう出たんじゃない?)
 と、少し不安になっていた。
「さ、本番いくぞ!」
 千秋の不安など知る由もない晃司は、押さえている千秋の手をそっと上体の方へ移動させると、また足を大きく割り、汗で光る体を滑り込ませていくと、勢いよく入り込んできた。
完全に出来上がっている千秋の体は、何の抵抗感もなくスルリと晃司を受け入れていった。
「あっうっ!」
 思い切り満たされた充実感が体中にこみ上げてくるこの瞬間が、じつは千秋はたまらなく好きであった。
しかし想像していたよりも遙かに強くなっていた尿意は、それが晃司の大きなモノで内側から膀胱を圧迫されることでより増大し、おしっこの出口を刺激されている時とは比べものにならないほどの強い排尿感が千秋を襲ってきた。
「あうっ、いやあ、ダメぇえ!」
 体を動かし始めた晃司の腕をつかみ、千秋は必死にそう叫ぶ。
なおも動こうとする晃司に、
「いやあおしっこ・・もう出るっ!ほんと出るぅ!」
 千秋はもだえるように体を揺すって叫んだ。
「マジかよ?」
 晃司はそう聞きながらも体を動かしている。
「ほんとだってばあっ!」
 顔を思い切りしかめるようにして千秋は叫んだが、晃司は
「ちょっと我慢しろよ、オレまだ・・」
 と言いながら腰の動きを急に早めた。
「あっ!ちょ・・ちょっとおっ!!」
 千秋が叫んだその瞬間、ブシュッブシュッと、晃司の動きに会わせるかのようにして、千秋の尿道からおしっこが飛び出し、それは晃司の下腹部に勢いよく跳ねてしまった。
「わっで、出ちまったのか?」
 晃司があわててその動きを止める。
「あああ・・出ちゃったよぉバカァアッ!」
 千秋は泣き声になっていた。
「はは・・まあしょうがないな。」
 晃司は笑いながらそう言ってなおも動こうとする。
「ひっもうダメだってばあっ!」
 千秋がそう叫んでも、晃司はもう止まらないと言った感じで動き出した。
一度緩んでしまったおしっこの出口は、その刺激に対して完全に非力になり、晃司の体が引かれるたびにブシュッブシュッとしぶきを跳ねあげた。
「あうぅ、もうダメェエッ!!」
 千秋はそう叫んで晃司の両肩に手を当てた。
「しょうがねえなあ・・」
 千秋が尋常ではないことを知って、晃司はようやくすべての動きを止め、その体を引こうとした。
「まってっ!ゆっくりっ!ゆっくり抜いてぇ!」
 いきなり体を離されてしまうと、その瞬間に堰が切れてしまうような恐怖感を抱いて、千秋は二度と言えないような恥ずかしい表現をしていた。
「やれやれ・・、この始末は後でしてもらうからな!」
 そう言いながら晃司はゆっくりと千秋から離れてくれた。
やっと自分だけで身を守れる状態になれた千秋。
そして「ごめんね。ごめんね。」と何度も言いながら、洪水のようになっている女の子の部分を手で押さえ、
「・・まだおしっこ・・したい。トイレ行くぅ!」
 と言いながら体を起こそうとして、晃司の手を借りた。
しかしベッドから足を降ろして立ち上がると、臓器の位置が下がることによって膀胱への圧迫感が増大し、また強い尿意の波が襲ってきて、
「やあん漏れちゃうぅ!」
 思わずその場にしゃがみ込んでしまった。
彼が大丈夫かと言って抱きかかえようとしたが、千秋は
「来ないでよぉもうおおバカアァ!!」
 と、すごい剣幕でそれを阻止し、サイドテーブルやラックを杖代わりにして、どうにか立ち上がると、ふらつきながらトイレに向かった。
足を伝うしずくがあったが、それどころではない。
かろうじてそのドアを開けると、先ほど千秋の後に彼がトイレを使っていた為に、便座は上がったままになっていた。
「もうバカッこんな時にぃ!」
 足をバタバタさせながら、晃司に聞こえる声で怒りを込めて言う千秋。
片手で必死に押さえながら、もう一方の手で便座をおろし、それに飛び移るような感じで座り込んで手を離すと、想像以上の勢いでおしっこが飛び出してきた。
「ああああ・・」
 表現のしようがないほどの爽快感が体を駆けめぐり、思わず声に出してしまう千秋。
「すっげえ溜まってたんだな!」
 部屋の方からその音を聞いて晃司が笑いながら言った。
「もうおっ聞くなスケベっ!」
 さすがの千秋も、このような激しい放尿音は恥ずかしい。
今更ながらではあるが、水洗レバーをひねっていた。

 千秋がトイレから出てくると、晃司は裸のままでベッドの上に座っていた。
そして一点を指さし、
「見ろよほらっ、こんなに濡れてるぜ!」
 と、先ほど千秋が漏らしたおしっこのシミを指摘しながら言った。
それは15センチを超えるほどの楕円形の大きなシミであった。
「・・晃司がいけないんだよ。もうダメだって言ってるのに!」
 千秋は少しすねたような口調で言い返した。
「ああ・・けどどうだった、さっきよりもよかったみたい思えたけど?」
 すこし誇らしげにも見える笑みを浮かべ、千秋を抱き寄せてヒザの上に座らせると、晃司は興味深げに聞いてきた。
「うん・・気持ちよかったけどさ、途中から我慢できなくなっちゃったよ!」
「そうか。ビール飲んでたもんな・・。」
「んとさ、ちょっとトイレしたい!ぐらいなら・・イけたかもしんない。」
「そうかもな。じゃあまた今度再チャレンジするか!?」
 そう言いながら晃司は千秋の胸を撫で回してきた。
「もうお、晃司ったらあ!!」
「だってオレ・・まだ終わってないぜ!」
「もうっ、おしっこきれいに拭けてないかもしんないよ!」
「いいさ、どうせもうこんなになっちゃってるし・・」
 晃司は先ほどのシミを指さしながら笑った。
まんざらでもない千秋は、時計をチラッと横目で見ると、まだ充分に時間があるとわかって、そのまま晃司に身を任せていった。

 果たして千秋はその後、おしがまエッチの醍醐味を味わうことが出来たのかどうかは定かではない。



目次へ