ゆいちゃん 7(ササンビーチの恋)前編




 小原唯(おばらゆい)当時19歳、埼玉県新座市

1日目 出会いのダイジェスト

 唯は都内の某私立大学文学部に進学していた。
そこで唯は茶髪の活発な1浪の学生、珠希(たまき)と親しくなる。
何事にもノロマな唯にしてみれば、彼女は別世界の存在のように思えたが、なぜか気が合い、オクテの唯をいろんな場所に連れ出したりと、いつも優しく接してくれていた。
 夏休みに入る少し前、珠希は実家の茅ヶ崎海岸花火大会に唯を誘った。
唯はうれしくて、渋る父親を説得して3泊4日の許しをもらい、珠希に水着を選んでもらった。
唯はこのころ身長が165センチあり、それなりの体をしていたので、珠希は当初ビキニを勧めていたが、唯にそんな勇気はなく、フレアミニ風パレオがセットになった、精一杯おとなしめのドット柄セパレートを選んでもらっていた。

 8月上旬のある日の午後、唯の初めての一人旅が始まった。
珠希の家は海からかなり離れた住宅街にあり、かなり裕福なお屋敷といった感じの建物で、彼女の部屋もまた10畳ほどのおしゃれな洋間であった。
3人兄弟で、珠希だけが女の子であったことから、かなりわがままに育てられた印象が感じられる部屋の作りであった。。
 夕方、珠希は用意していた浴衣に着替えるように勧めた。
ブラはつけない方が刺激的でいいと言う珠希。
唯は彼女の薦めをかたくなに断っていた。

 花火見物の人でごった返す海岸で、日に焼けた若い長身の男ふたりが唯たちを待っていた。
いぶかしげにそれを見ている唯に向かって珠希は、彼らは高校の時の同級生で、珠希とは仲のよい友達であり、花火大会の場所取りをしてくれていたと説明しながら、唯を二人の前に押し出した。
男の子の一人は地元茅ヶ崎の大学2年、治基(はるき)と、横浜の大学2年の佑介(ゆうすけ)であった。
 男の子が一緒だと聴いていなかった唯は、居心地が悪く、珠希の陰に隠れるようにしながら自己紹介をしていた。
 そんなふたりが陣取っていた場所まで移動し、二人の女の子を挟んで唯の横には佑介が腰を下ろした。
そして脇に置いていたクーラーボックスを開け、みなに缶ビールを手渡たそうとする。
唯は未成年であることを告げて断ったが、祐介は気が向いたら飲めばいいと優しく言って、冷えた缶ビールをそっと手渡した。
唯は下を向いたままお礼を言っていた。

 サザンオールスターズの曲が流れている[ササンビーチちがさき]
あたりがかなり薄暗くなってきた頃、いよいよ花火大会は始まって、夜空に浮かび上がるきれいな花火と、地面を揺るがすほどの大きな炸裂音。わき起こる歓声と拍手。
それらを肌で感じていると、緊張気味であった唯の顔もほころんで、やがて笑顔がこぼれて出していた。
 その様子を見ていた祐介が、冷えた缶ビールの栓を開け、冷たくて気持ちいいからと言って、唯が握りしめていた缶と交換した。
それなりに気分が乗ってきていた唯は、勧められるままに口をつけ、祐介にお礼を言った。
 そのことがきっかけになって、ふたりはポツリポツリと会話するようになり、花火が終わる頃になると、唯は祐介の顔をしっかりと見ることが出来るようにまでなり、時には声を出して笑うことも出来た。
 4人はしばらくその場で談笑した後、祐介の家で一休みしようと言うことになり、まばらになってきた人の間を抜けて、珠希と治基が前を、クーラーボックスを脇に抱えた祐介と唯がその後ろを歩いた。

 佑介の家は、海岸からゆっくり歩いて15分ほどのところにあり、旧家を改修した大きなお屋敷であった。
母屋には寄らず、そのまま奥の離れに向かう。
離れといっても母屋とは廊下でつながり、独立玄関に3室という、それだけでも立派な建物であった。
 8畳の和室に上がると、あらかじめ用意されていたのであろうか、祐介の母親と祖母が飲み物や料理などを運んできてくれた。
唯はかなり空腹であったが、浴衣の帯がきついのと、正座をしているために足が痛くてたまらない事、慣れない男性がいる前での食事にためらいがあったことなどで、なかなか箸が進まなかった。
それを察してか、足を崩して楽にするように言った祐介が、優しく料理を小皿に取り分けてくれたり、ビールの代わりにウーロン茶を注いでくれたりと、何かと世話を焼いてくれ、珠希に帯を少しゆるめてもらった事もあって、ようやく気持ちが落ち着いて、それなりに会話の中に入っていくことが出来た。
 明日は一緒に泳ごうと約束し、祐介の家を出たのは11時過ぎであった。
唯はこの間まったくトイレに行っておらず、帰りのタクシーの中でかなりの尿意を感じていたが、飲んだ大半が汗になって出ていたので、それほど深刻な感じは受けていなかった。

2日目 芽生え

 翌日も夏の日差しがまぶしく照りつける暑い朝であった。
海の家の更衣室は混んでいるからと、ふたりは水着に着替えてから出かける事にしたが、唯は落ち着かない。
祐介たちに水着姿を見られる事が、どうしても恥ずかしくてならなかった。
珠希はそんな唯をせき立て、自分はさっさと用意を調えていた。
 唯は水着の上からTシャツとデニムのミニスカート、珠希はタンクトップにデニムの短パン姿になり、タクシーに乗って海岸に向かうと、そこはカップルや若いグループたちでごった返しているようであった。
 1軒の海の家に荷物を預けて、さっそく砂浜に出るふたり。
裸足で砂浜に出た唯は、砂が焼けるように熱い事に驚き、思わず叫び声を上げたが、珠希はお構いなしに唯を波打ち際まで引き込んで、思い切り海水をかけてきた。
唯も負けじとやり返したが、波が引く時に足下の砂を引き込むことにまた驚いて、バランスを崩して尻餅をついてしまった。
珠希がまたおもしろがって水を浴びせる。
 周りを気にすることなく、まるで子供のようにキャッキャッと騒いでいると、そこへ上半身裸でバミューダ姿の祐介と治基がやってきた。
思わず身を丸くしてしゃがみ込む唯。
「あんたさ、なに恥ずかしがってんだよ。見せてやりなってば!」
珠希が勢いよく唯を引き立たせてしまった。
唯はどういう仕草をしていいかわからず、うつむいたままで突っ立ってしまうしかなかった。
「似合ってるよ。サイコーだよ。ポニーテールもかわいいしね。」
祐介が白い歯を見せて笑う。
そう言われるとますます恥ずかしくなる唯。
居ても立ってもいられなくなって、波しぶきをたてながら沖の方に向かって走り出した。
「あーあ、まだまだネンネなんだからなあ!」
珠希が笑いながら追いかけてきた。
砂浜にいた男二人も海パン姿になり、二人の女性の後を追う。
 唯はある程度泳ぐことが出来たが、初めての海とあって、ひときわ大きな波が来たとき、それに体を引きずり込まれてしまい、思いっきり海水を飲んでむせかえった。
「うーん、まず波に乗ることから覚えないとな!」
祐介がそう言って両手を差し出した。
唯は恥ずかしそうにその手に捕まって、体の力を抜いていく。
自然と体が浮かび上がり、波に揺れるその感覚がゆりかごのように感じられ、
(わーっ、海って気持ちいいんだーっ!!)
その楽しさを堪能していった。

 かなりの時間水遊びをし、少し疲れたからと砂浜に戻ってきた時、流れる湘南サウンドのスピーカーがお昼を告げていた。
 4人はそのまま海の家に行き、食事をとることにした。
「座ってな。俺たちが買ってくるから。」
男二人は唯と珠希をテーブルに着かせ、売店へと向かった。
日に焼けかけた肌がほてっている。
しかしそれは妙に心地よい感触でもあった。
「ねえたまきぃ・・、ここってトイレ・・あるの?」
唯が小さな声で珠希に聞いた。
「んー、あっちに仮設があるけどさあ・・やめたほうがいいよ!」
「なんで?」
「あはは、汚い!臭い!狭い!暑い!の4拍子揃いだからね。」
「そうなんだ・・」
「あんたさあ、そんなの海の中でやっちゃうんだよ!」
「え、そんなこと・・」
「みんなやってるって!あたしなんかもうしっちゃったよ!」
「・・・」
「いま行きたいの?」
「ううん、そんなこともないけどさ。」
「じゃああとで海に入った時にやっちゃいな!」
「・・うん・・」
そんな会話をしていると、男二人が焼きそばやビールのジョッキをトレイに乗せて運んできてくれた。
のどが渇いていた唯は、昨夜とは違ってそのビールをおいしそうに飲んでいた。
「あれえ、けっこう飲めるんじゃん?」
祐介が笑う。
「唯はね、エンジンがかかるのが遅い子なんだよ。」
「へえ、昨日は未成年がどうとか言ってたぞ!」
「祐介のことを警戒してたのさ!」
「わお、それは気づかなかった!」
「そ、そんなんじゃありません!!」
唯が真剣な顔で否定したので、3人は声を上げて笑っていた。
 1時間近くその店で休憩し、4人はまた砂浜に戻ってきた。
焼きそばでおなかがふくれ、ついついビールを丸ごと飲んでしまい、唯はおなかが出てしまったことが恥ずかしくてたまらない。
(パレオ持ってくるんだったなあ・・)
祐介が用意してくれたパラソルの下に座り、しばらく酔い覚ましをする。
 ずっと水の中にいて体が冷えていた事と、先ほど飲んだビールのせいで、唯の尿意はかなり高まってきていたが、飲んですぐに海に入る事は危険であるとわかっていたので、しばらくそこで我慢していた。
昨日までと違い、祐介と話していると楽しくて、唯にしては珍しくおしゃべりしていた。

 それから小1時間が過ぎ、唯の尿意はいよいよ我慢がつらい状態にまで迫ってきて、小さな水着だけの下腹部が膨らんでしまい、それを祐介たちに気づかれないようにと、そっと手を置いて隠していた。
「さーて、またひと暴れすっかーっ!」
そんなときに祐介が、ボディーボードを持って立ち上がった。
唯は助かったとばかりに立ち上がり、前屈みになりながら波打ち際に向かう。
「ちょっと唯!」
珠希が声をかけてきた。
「あんたさ、水の中でおしっこする時さ、立ち止まってしちゃダメだよ。」
「え、なんで?」
「そんなしたらさ、いかにも今おしっこしてまーすって感じじゃん!」
「ああ・・うん。」
いいことを聞いた。誰にも気づかれないようにするには、動きながらすればいいんだ!
唯は意味もなく安心して水の中に入っていった。
 ほてった体で水に入るとすごく冷たく感じ、唯の膀胱は一気に収縮してしまい、早く出してしまいたい衝動に駆られて、激しくしぶきを立てながら、おへその少し上あたりまでの深さまで行き、そこでこっそりしてしまおうと試みた。
しかしそれは、外から水圧がかかっていることと、普段と違い立ったままであること、動きながらということ、それにのしかかる罪悪感が加わって、そういう経験が全くない唯にとっては至難の業であった。
何度も試みてみたが、いざ排出しようとすると、ついつい立ち止まってしまい、そのたびに珠希が、
「ゆい、何してんの、こっちこっち!」
と、声をかけてくる。
それが意地悪なのか、それとも唯に対して「気づかれるよ!」という注意を促しているものなのか・・。
(できない・・・)
ビールの作用が利いていて、唯の膀胱はいよいよ満タン状態になってしまっていた。
「ゆい、どう、できた?」
珠希が寄ってきて小声で聞いた。
「だめ・・できないよぉ!」
「あらあ、まだしてなかったの、しょうがないなあ!」
「だってぇ・・」
「ホントにノロマさんなんだからあ!」
「そんなこと言ったて・・」
「じゃあさ、さっきみたいに波乗りしながらやったら?」
なるほど、自然に体を浮かせていればじっとしている状態だし、波に紛れてそっと出来るかもしれない。
唯は助かったと思っていると
「ちょっとゆうすけー!」
祐介を呼び寄せる珠希。
「え、ちょっとたまきぃ!」
おしっこがしたくて困っているときに、男の人、ましてや祐介を近くに呼んでほしくない。
珠希が何をしようとしているのかわからなくて、唯は落ち着かない。
「ゆうすけ、そのボディーボードさ、ゆいに貸してやって!」
ああ、ボディーボードに捕まって揺られている間にしろって事だ!
唯はそう思って喜んだ。
「ああいいぜ。よし、ついでに沖の方まで俺がひっぱるよ!」
「え!!」
違う違う、私はおしっこがしたいだけなのー!!
唯はそう叫びたかった。
「あら、それいいねえ。ゆい、一緒に行ってらっしゃいっ!」
「ちょ、ちょっとたまきぃ!!」
不安そうな顔の唯にお構いなしに、珠希は唯と祐介のそばを離れ、治基のいる方へ波しぶきをたてながら走っていった。
「さ乗って!、いくぞ!!」
ボディーボードを沈めるようにして唯の前に差し出す祐介。
「う、うん・・」
なすすべがなく、唯はジャンプして体を浮かせ、ボードの上に体を乗せた。
勢いが足りなくて、ちょうど膀胱のあたりまでしか体が乗らず、ただでさえパンパンにふくれあがっている膀胱がボードの角で圧迫され、唯にとてつもない尿意がおそってくる。
「つ・・」
思わず声が漏れてしまう唯。
もう一度ジャンプし直して、唯はようやく体の大半をボーに乗せることが出来た。
そんな唯の気持ちに気づくことなく、祐介はボードに向かい合った格好で立ち泳ぎをし、ゆっくりと背中越しに沖の方へと進み出した。
(ああ、おしっこしたいよっ!)
唯の葛藤が始まった。
今ならそっと出すことが出来そうだ。いや、もう出そうだ。
でもすぐそばに祐介がいる。もし気づかれたら!?
おしりは半分ボードの上だし・・してるの見られない?
音が出たらどうしよう?、においは?
そんなことを思いめぐらせていたので、唯は祐介がしゃべっている事を聞きのがしていた。
「で、どうなの?」
「え、なに?」
「なんだ、聞いてなかったのか?」
「あ・・ごめんなさい・・その・・」
何か言おうとした唯が、あわてて体を動かしたためにバランスが崩れ、
「あ、きゃー!!」
そのままひっくり返るようにしてボードから滑り落ちてしまった。
そこはすでにかなりの沖合で、由衣の身長が届かない深さになっていた。
一度沈みかけた唯が、足がつかない恐怖でもがく。
「大丈夫だからっ!」
祐介がすぐに寄ってきて、唯の後ろから脇の下に腕を入れ、由衣の顔が水面に出るように浮かび上がらせた。
「さ、あわてずに、ゆっくりでいいから立ち泳ぎだ!」
あくまでも優しく言う祐介。
祐介に背中越しに抱き寄せられ、水の恐怖から引き戻された唯の緊張がゆるんだ。
その瞬間、
(!!!!)
あれほど出そうとしても出せなかったおしっこが、唯の意識に関係なく、水の中でシュルシュルとあふれ出してきた。
それは唯の足の間に生暖かく広がっていく。
(あ、やだーっ出ちゃった、祐介さんに気づかれちゃうぅ!)
ふたりして立ち泳ぎをしているので、ある程度水はかき回されているが、ほぼ密着している状態では、きっと祐介にもこの生暖かい感触が伝わっているに違いない。
唯は死んでしまいたいぐらいの恥ずかしさを感じたが、出始めたおしっこはいっこうに止まらず、むしろ水の中での奇妙な排尿感覚に陶酔しかかっていた。
「怖かったんだ。もう大丈夫だから!」
祐介のその声は、きっと唯が恐怖で失禁したのであろうと思ったに違いない。
(やだー、はずかしいよぉおっ!)
その感情を何とかしたくて
「ご・・ごめんなさい・・」
やっと言えた言葉がそれであった。
 その時になって、抱きかかえてくれている祐介の右手が、唯の左胸を押さえていることに気づいた。
押さえていると言うよりは、しっかりと乳房を掌でつかんでいるといった格好であった。
(キャッ!)
ようやくおしっこの排出が終わった唯は、別の恥ずかしさという現実に戻されて、この状況をどうしていいかわからずに困った。
(どうしよう・・胸を触られている!!)
わざとなのか不可抗力なのかわからず、唯はそのことを声に出して言えない。
立ち泳ぎの動作で、その手のひらの感触は強くなったり弱くなったり・・。
(どうしよう・・何か言った方がいいのかなあ・・?)
唯は完全に困惑していた。
水着の上からではあっても、祐介の手のぬくもりが伝わってくる。
唯の背中にも、密着している佑介の体温。
どうしようどうしようと思っていると、唯のおしりに時々固い感触が触れるようになってきた。
(!!?)
ほぼ密着している男女の体。
その感触が佑介の状況を示していること、唯はすぐに理解した。
(祐介さん・・)
はじめは不可抗力だったかもしれない。
しかし今は明らかに意図的に、祐介の手は唯の左胸に添えられている。
(・・・・)
唯は言葉が出なかった。
恥ずかしくてたまらない事は事実であったが、なぜか拒否できない。
いやむしろ、もうしばらくそのままでいたかった。
薄い水着の生地を通して伝わってくる祐介の手の感触。
右手で水をかきながら、唯はそっと左手を佑介の手の上に重ねた。

 ふたりの異変に気がついて、珠希と治基が寄ってきたのは、それから1分も過ぎていなかったが、唯にはずいぶん長い時間に感じられた。
治基が流されたボードを取りに行き、しばらく休もうと砂浜に戻った4人。
あんなことがあった後でも、祐介は何事もなかったかのように、ごくふつうに振る舞っていた。
唯はそれがまぶしくもあり、またなぜか寂しくも感じられた。
(祐介さん・・)
先ほどの祐介の体温を思い出し、触られていた方の胸がキュンと熱くなって、痛いような感覚すら覚える。
(・・・・)

 その日は祐介と治基ともに夕方から用事があるということで、唯と珠希は早めに海岸を離れ、珠希のうちでゆっくり過ごした。
シャワーを浴び、珠希の部屋でくつろいでいると、
「あんたさあ、祐介と抱き合ってたじゃん!」
珠希が冷やかし顔でそう言い寄ってきた。
「だ、抱き合ってたんじゃないよっ、私がお、溺れかかって、祐介さんがっ」
必死で弁明しようとする唯。
「いいじゃんいいじゃん。あいつはいい奴だよ。唯ならお似合いかもよ!」
「そんな・・私はただ・・」
言いかけて唯は口ごもった。
出会ってからまだ24時間。
しかし確かに唯は祐介に惹かれる何かを感じていた。
それは大人の恋への第一歩であったのかもしれない。


後編へつづく

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