私たちの出航(たびだち) [大きな真理]




 年が明けて希美に女の子が誕生!!
知らせを受けて病院に行くと、ののたんもすごく元気にしていて、ちょうどおっぱいをあげるところだった。
抱っこされているその赤ちゃんも、抱っこしているののたんもすごくかわいくて、見ているこちらがついつい微笑んでしまう、そんなすばらしい時間を一緒に過ごす事が出来て幸せな気分に浸っていた。
 そんな私に体調の変化が訪れたのは一月後。
ひょっとしたら…と期待を持って受診すると、私も妊娠している事がわかった。
赤ちゃんを抱いて幸せそうにしている希美をうらやましく思って、私も赤ちゃんがほしいってずっと思っていた矢先の事だったので、神様が願いを叶えてくれたんだと、私は有頂天になっていた。

由衣「まりっぺ〜、私も赤ちゃんが出来た〜っ!」
真理「ほんとかっ!?、そりゃめでたい!!」
由衣「ののを見ててさ、すごくうらやましかったんだ。それで出来たみたい。」
真理「はは……、それで(出産は)いつごろの予定なんだ?」
由衣「ちょうど私の誕生日前後になるみたい。」
真理「そうかぁ。身体に気をつけろよ!」
由衣「うんありがと。」
真理「けどおまえら…よく(旦那の実家で)子作り出来たなぁ……」
由衣「あは…これね、実家じゃないよ。外でだよ。」
真理「へぇえ、たまに帰って来る旦那としっかりすることはしてるんだ!?」
由衣「ちょっとぉっ、そういう言い方はしないのっ!」
真理「へへん!」

 私は嬉しくて嬉しくて、真理をはじめあちこちに報告しまくっていた。
なのに……、早速私に「つわり」が襲いかかる。
食事を受け付けなくなって、倦怠感があって、ひどい時は水すら飲めない状態で、仕事に行くのも義母さんに送り迎えをしてもらって、ついにはその仕事さえも休みがちになっていた。
 当時体重は37kgほどしかなく、少なくとも42kg以上を保たないといけないとされていたが、とてもそれに及ぶような状況は作れなかった。
 あ〜ちゃん(旦那さん)のいない実家に居候状態であることで、それによる心因性の面もあったのかも知れないが、とにかく日に日に身体が衰弱していってケトン値が異常に高くなって、危険な状態の毎日が続く。
 心配してあ〜ちゃんは毎週末に(出向先から)帰ってきてくれていた。
私の実家の両親までが毎日のように顔を出す始末だった。
 そして……その週末、やっとの事で少しだけ食事を摂れたその後で、私は激しいおなかの痛みを訴えて救急搬送される。
 切迫流産の危険性があるので絶対安静だと告げられて、そのまま緊急入院になってしまい、ちょうど帰って来たあ〜ちゃんの手をつかんで、私はずっと泣いていた。
翌日に行われる超音波検査や内診の結果が怖くて……。
 その検査の結果は………胎児の心膜形成不全症候群……
一口に言ってしまえば赤ちゃんの心臓がほとんど動いていないのだ。

 そのままにしていても赤ちゃんが育つことはなく、むしろ母体までが危険な状態になるから、すぐに中絶手術をすると言われてしまって私は半狂乱になる。
なんか大声で泣き叫んでいたのを覚えている。
あ〜ちゃんが
「次があるから(今回は)あきらめろ!!」
 って言ったけど、簡単に言わないでと叫び、双方の両親からの説得にも耳を貸さず、手のつけられないほど私は泣き叫んでいた。
そう、この子がダメなのなら、私も一緒に死ぬ……と。
「自分勝手なことを言ってこれ以上あつし君を悲しませるなっ!1」
 と、かなり激しい口調で父親からそう言われて、私はやっと少し自分に帰ることが出来たようだ。
子供の頃から何度も父親には怒られていたけれど、あんなに激しい口調で怒られたのは初めてだったと思う。
私はあ〜ちゃんに何度も何度も「ごめんね…」と誤り続けて手術を承諾した。
 中絶手術といってもすでに10週を過ぎていたので、人工的に早産させる術式が執られた。
でも…死産としては認められずあくまでも中絶扱いだった。
まだ私の赤ちゃんは「人」として認めてもらえない存在だったのか……??

 麻酔から覚めても私は誰とも口を利くことが出来なかった。
いや、話したくなかったのだ。
心の中にポッカリと大きな穴が空いてしまって、ただぼんやりと天井ばかり眺めていた。
涙も出なかったと覚えている。
 それでも時間が過ぎていくとともに、これではいけないと思うようになって、何とか前向きになろうと頭を働かせ出すと、思い描かれてくるのはそれと逆の事ばかりになってしまって、理由もなく人を恨み出していた。
 特にかわいい赤ちゃんを抱いている希美に対しては、自分で自制できないほどの恨みが覆い被さってきてしまった。
まるで双生児かと言われるような同じような体型のおチビが、同じように妊娠したのに、希美はつわりも軽くて幸せそうに赤ちゃんを抱ける。
なのに私はなぜこんなに悲しい思いをしなければならないんだと、彼女には何の責任もないのに、そんなことまで思い込むようになってしまっていた。
 誰からか知らせを受けて駆けつけてくれた希美だったのに、私は
「会いたくないっ。顔も見たくないっ!!」
 と言って母親を困らせ、彼女を門前払いしてしまっていた。
そしてそれ以来、私は希美とも真理とも香織とも連絡を絶ってしまう。
そう、水風船博士とも……。
 ふてくされたような感じで黙りこくっている私のそばには、仕事を休んであ〜ちゃんがずっと付き添ってくれていた。
ただあ〜ちゃんは、私を励まそうとしたり怒ったりは一切しなくて、ずっと黙ったままで手を握っていてくれた。
 あの時の私は、励ましとか慰めの言葉をかけられる事が一番の苦痛だったので、それをわかっていてくれたのか、あ〜ちゃんはほんとに何もしゃべらず、私が話す事だけを応えてくれていた。
 そのおかげもあって、3日目には私の気持ちにも少し落ち着きが出てきて、食事が通るようになってきた。
まだ少し出血はあったものの、もう退院しても問題ないと言うことで、私は自分の実家に戻ることになり、あ〜ちゃんも出向先へと帰っていった。
 それから2日間、私はまた実家でふさぎ込んで両親を心配させていたが、少しずつ気持ちの整理がつきだして、ずっと電源を切っていた携帯電話に触れてみる気が起き、留守番電話サービスへアクセスしていた。
 思った以上にたくさんのメッセージが入っていて私は驚く。
大半が励ましや心配しているという内容だったが、希美が知らせたのか真理と香織からもメッセージが入っていた。
香織からは
「気が向いたら電話しろよ。いつでもいいからな。」
真理からは
「声きかせろ!、夜中でも(電話に)出るからな!!」
 と、ふたりとも踏み込んだ事は何も触れずに、似たような短いメッセージを入れてくれていた。
そして最後に希美から
「由衣ちゃ〜ん………ごめんね……」
 と、あきらかに泣き声のメッセージが入っていた。
希美が謝る事なんか何もない。
希美は何も悪くない。
なのに彼女は泣きながら謝っている。
その声は、私がひどい目に遭っているのに、自分だけが幸せになってごめんねと、そう言っているように聞こえた。
 わざわざお見舞いに来てくれたのに、「会いたくないっ。顔も見たくないっ!!」
などと叫んでいたので、その声を聞かれていたかも知れない。
もしそうであれば希美に相当なショックを与えてしまった事になる。
 確かに私は希美を恨んだ。
しかしそれはそう思っただけで自分だけの内面の事だと思い込んでいた。
でも現実にこうして希美を傷つけてしまっている。
(私って……ほんとバカだ……)
 きっと希美は悲しく寂しい思いをしたのだろう。
もう私と友達ではいられなくなると、あるいはそうまで思わせてしまったかも知れない。
(ののに謝らないと!!)
 そう思った私。
でもふてくされて少しひん曲がってしまった私の心は、素直という言葉を忘れてしまったのか、どうしても指が動かない。
 結局希美に電話したのはそれから2日後の事であった。
そしてふたりして電話で、そう、およそ20分ほど、ずっと泣き合っていた。
自分だけが悲劇のヒロインにでもなったような、そんなひねくれた考え方をしてしまっていた私は、もう少しで大切な友達まで失ってしまうところだった。
 次の日、希美は赤ちゃんを連れて私のところにやってきた。
私がそう頼んだのだ。
希美ははじめ躊躇していたようだった。
それは、私の母でさえ、赤ちゃんを見たら私が取り乱してしまうのではないかと、そんな風に心配していたほどだから当然だったのかも知れない。
 確かに赤ちゃんを見た時は複雑な思いが交叉して、少しうろたてしまった私だったけれど、現実を少しずつ感じ取っていく事で、自分に対してはっきりとケジメをつけようと思っていた私は正解だったように思う。
希美もいやがらずに抱っこさせてくれた。
 うらやましい。
それは正直な気持ちで、それを隠そうとは思わなくなったし、
「私だってののたん以上に幸せになってやるからね!!」
 などと言えるようになっていた。
「由衣ちゃんにだけは負けないよっ!」
 希美がそう言い返してくれたことで、私がした仕打ちを許してもらったように感じで、私はかなり救われたように思った。

 そのことがきっかけとなって、私はようやく自分を取り戻すことが出来るようになり、週明けから仕事にも復帰した。
 出会う人が口をそろえたようにお見舞いや励ましの言葉をかけてくれる。
それはとてもありがたい事なのだけど、正直に言うとかえって辛いものであった。
 普段セクハラめいた言葉をかけてきて、うっとうしくてたまらなかったある上司が、肩をポンとだけたたいて何も言わずに通り過ぎていった。
あれほどいやだったその上司が、このときはすごく紳士に見えたのが不思議だった。
案外この人は優しい人なのかも知れない。
 こうして少しずつまた元の生活が始まりだした私だけど、真理と香織には
「ありがとう。もうすっかり元気だよ!」
 と、そんな短いメールだけをしていた。
これまでのことをどう報告すればいいのか、かえってそのことで気が引けて、ついつい中身の薄っぺらなメールになってしまったが、香織からは
「了解。次は由衣らしいメールが来るのを待ってるよ。」
 そして真理からは
「ムリすんな。連絡したいときにすればよしだからな!!」
 と、まるで二人とも私の事を見透かしているかのような、すねていた私にベロベロバ〜をしているような、厳しくもあり優しくもある返事が返ってきた。
(このふたりにはごまかしが利かないなぁ……)
 そんな風に思ったのもこのときだった。

 元気を取り戻した私をお祝いしてくれるかのような、そんな嬉しい報告が入ってきたのはそれから3週間ほどが過ぎた時だった。
出向していたあ〜ちゃんが予定より早く戻ってくるのだ。
順調に事が運んだことと、新しく立ち上げるプロジェクトにあ〜ちゃんも参加することのふたつがその理由だった。
 あ〜ちゃんが帰ってくるので、また新しい家を探さなくてはいけない。
ちょうど通勤にも便利なある場所に、新築のマンションが出来るという情報が入って、私たち夫婦はそこを新居にする事に決めた。
 新しい生活のスタートだ。
いや、これまでの事はリセットした再スタートというべきかも知れない。
 そういった新しい気持ちでこれからのことを話し合っているとき、突然あ〜ちゃんが、もう子供はいらないと言い出した。
それは思ってもいなかった事で、私はまた相当なショックを受け、あのときの事が甦ってきて泣き出してしまう。
 そんな私にあ〜ちゃんは、じっくりと説いて聞かせるように話してくれた。
その話は、例の産婦人科であ〜ちゃんが担当医から聞かされたもので、私の子宮は通常の成人に対して少し未発達で小さく、壁が薄いために着床しにくい。
仮に着床しても、前回のように切迫流産になる可能性が高い。
また母胎が盤石ではないために、胎児の成長が困難な可能性が高い……などなど……。
 すべて私自身の身体に起因する内容の事ばかりだった。
あ〜ちゃんは私が取り乱さないようにと、ずっと手を握ったままでゆっくりと話していた。
私は涙を流しながらその話を聞いていたけれど、聞いているうちに不思議と心は落ち着いていくのを感じていた。
むしろ……
「やっぱりっ!!」
 という気持ちで聞いていたのだ。
あの一件以来、なんとなくそうではないのかという不安をずっと持っていた。
私は子供を産めない身体なのでは……?と。
そのことが不安でたまらなくて、よけいにひねくれた考え方をしていた面もあった。
 そんな私だったからあ〜ちゃんの話す事を落ち着いて聞く事が出来たのかもしれない。
でも…それはあ〜ちゃんの子供を産んであげられないという、とても厳しい現実を突きつけられている訳で、そう思うといたたまれなくなってしまう。
私はうつむいたままで何度も
「ごめんなさい…ごめんなさい……」
を繰り返していた。
あ〜ちゃんは、由衣が謝る必要は何もない。子供を産むためだけで結婚したのではないと言って私を慰めてくれたけれど、申し訳ないという気持ちと情けないという気持ちはすぐにはぬぐいきれなくて、私はまた泣き出していた。

 その夜はその事も含めてこれからのことをじっくりと話し合った。
そして最終的に私を奮起させてくれたのは
「ふたりでおもしろおかしく生きていこう!!」
 というあ〜ちゃんの言葉だった。
そうまで言って私を愛してくれている人を裏切る事は出来ない。
私は一生この人と一緒に生きていくんだと、新たな気持ちで誓いを立てた夜だった。
「俺はこれから攻めの姿勢で仕事をして行くからな。」
「……ん。」
「由衣もその覚悟で一緒に来てほしい。」
 そう力強く言われて私は「はいっ!」と即答していた。
「ただしひとつだけ条件がある!」
「え……?」
「ふたりだけの時はバカップルで行くぞ!!」
「え、それが…条件!?」
「ああ、ついてこれるか?」
「うん……だって…これまでだってけっこうバカップル…やってたし……」
「ま…それもそうだな。うん、更に強固なバカップルな!?」
「あい!!」
 「由衣の独り言」なんかで私生活のバカっプルぷりをかなり赤裸々に紹介している私だけれど、この夜の誓いがそうさせている。

 「日にち薬」という言葉がある。
病気やケガが日を追うごとによくなっていくという例えの言葉であるが、心の中のモヤモヤもこの日にち薬で治っていくようで、私は日に日に元気を取り戻し、それまでのように時々ポカをしながら仕事も順調にこなしていっていた。
 新居での生活もその環境になじみだして、それなりに充実した毎日を送っていた。
ただ、あ〜ちゃんの帰りが遅い時など、夕飯の支度を終えてひとりで待っている時なんかに、ふと言いようのない寂しさを感じる時があった。
その寂しさがどこから来るものかはわかっている。
考えてはいけない事なのに、やはり時々思いを巡らしてしまう私が……まだいた。
 そんなある日、ちょうど夕飯の支度をしている時に真理から電話があった。
上京してきたから会えないかと言う。
(真理っぺのおしがま参照)
 突然の事だったのでその日はムリだったけれど、しばらくこちらにいるというので、それならと希美にも連絡を取って、次の日に希美のうちで会う約束をした。
 希美の結婚式以来の再会となる真理は、会った直後からかなり飛ばしていた。
それは別にいつものことではあったけれど、この日の真理はとにかく元気でずっとしゃべっていて、ROOM水風船にピッタリな自分のネタ話をおもしろく話してくれたりして、この話を載せるのなら、先にオイラに見せてからにしろなんて言ってひとりで笑っていたほどだ。
 そして帰り際には
「今度はまた4人で会おうぜ!」
 と、真理にしては少しおセンチなセリフを残して去って行った。
そんな真理を見送って、私も帰る支度をしている時、希美がぽつんとつぶやいた。
「あのね…由衣ちゃん……」
 なにかすごく言いにくそうである。
「真理っぺね…きっと由衣ちゃんの様子を見に来たんだと…思うよ。」
「え…どうして?」
「ん〜、言っちゃいけないって言われてるんだけどさぁ……」
「ゴクリッ」
 希美の話によると真理は、私のあの一件があってから、何度も希美に電話をかけて私の様子を聞いていたという。
だから希美は、一緒に電話で泣いたあの日の事から、最近はすごく元気になって元の私に戻っているという事などを、かなり細かく告げていたという。
「由衣ちゃんの会社の…ねもと…とかいう人にも電話してたみたいだよ。」
「え、ねもっちゃんにも!?」
「うん、真理っぺってほんとは心配性なのかなぁ?」
「……」
 心配性と一口に言ってしまえばそうなのかも知れないけれど、そんな単純な事ではなくて、明らかに真理はずっと私のことを陰で見続けていてくれた事になる。
そしてその情報を香織とふたりで共有していたらしい。
「近いうちに由衣ちゃんの顔見に来るって言ってたんだよ。」
「そうだったの……それで……会いに来てくれたんだ。」
 そう言われてみれば、確かに彼の仕事に便乗して上京してきたとはいえ、わざわざこちらの都合に合わせて時間を作ってくれていた。
そうまでして私のことを思っていてくれた事など、私は全く知らずにいて、それどころかあの一件以来、それまでに比べて明らかに真理たちとの連絡が「疎」になっていた私だった。
 だから余計に真理は気を遣っていてくれたのだろう。
「ね、私から聞いたって言っちゃダメだよぉっ!」
「あ、うんわかってる。」
 希美がそう言うのであれば、私は真理にお礼を言うことは出来ない。
でも、もしお礼を言ったりなんかすると、
「よせやい。オイラは人からお礼を言われるキャラじゃねぇよ!」
 と、軽くあしらわれてしまう、そんな光景が目に浮かんだ。
別れ際に真理が言った
「今度はまた4人で会おうぜ!」
 という言葉は、あるいは香織にも元気にしている姿を見せろよという意味合いがあったのかもしれない。

 私が気にしている事や苦手な事なんかに、遠慮なしにグイグイと入り込んできて、わざと怒らせるようなことを言ったりして、それに私が反発して言い返すことで自分の思っていることを表現できるようになっていった……、短大時代の真理との関 わりの最初の頃の出来事だ。
 そして今度は、私には何も言わず聞かずの距離を置きながら、その陰でしっかりと私のことを見守っていてくれた真理。
私は今更ながらに彼女のすばらしさを感じて、希美の前で泣いてしまっていた。
「けど真理っぺってさ、体は小さいけど心は大きいよね。」
 希美がポツンと言った一言、それが的を得たおもしろさに感じて、私はおもわず
「そうだね!」
 と相づちをうって、そしてふたりで声を出して笑っていた。
「まり〜、ありがとうね〜!!」
 面と向かって本人に言うことができないので、私はその場で何度も真理にお礼の言葉を口にしていた。
 私はすごく満ち足りた温かさを感じながら、小躍りでもしたくなるような足取りで希美のうちを後にした。
(真理っぺって大きい人なんだぁっ!!)



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