おしがま優里亜 9(コンサート帰り)




 由衣ちゃんが京都を離れて忙しくしている間、私たちも自分で出来ることを実行しながら、そして徐々に環境も変化していきました。
そんな中、ケンちゃんも主任補佐に昇格して、由衣ちゃんのご主人からも仕事を任されるようになりました。
それはそれで、いろんな意味で私にとっては嬉しい事なんですけど、ひとつだけ、由衣ちゃんに言いたい!!
 去年の暮れ、越前の民宿で見ていたレコード大賞最優秀新人賞のスマイレージ。
あの子たちのことを由衣ちゃんが熱く語って以来、ケンちゃんはすっかりその虜になっちゃって、4月の末にはC-uteとの合同コンサートを見に行くんだって、大阪の森ノ宮までおつきあいさせられました。はぁ〜!!
まぁ、アイドルが好きだって事は多少理解していたけれど、それまでなんだかんだ言っていたA*B48の事はまったく言わなくなって、今はスマイレージばっかり。
まぁ確かに、イヤイヤついて行った私でも、あの踊りながら歌うステージを見た後では、少し見方が変わったかも。っていうか、なめていたかもです。
 それと再認識させられたのが、ハロヲタの人たちって割とお行儀がいいって事と、女の子のファンが思っていたよりも多い。
 でも、由衣ちゃんが一押ししているシンデレラの生まれ変わりだって言う花音って子は、イタイ感じがして好きになれなかったんだけど、先日、ケンちゃんとふたりでYouTubeを見ていたとき、すごいの発見したの。
これ言っちゃうと由衣ちゃんが怒るかもしれないけど‥‥「ちっちゃい花音」というの、小学校4年の頃の彼女の動画なんだけど、あれね、由衣ちゃんのその頃の写真とうりふたつ!! 背格好までそっくりなの。
(小4のころの由衣ちゃんは今と違って丸々してた‥‥言っちゃった‥‥)
そう言う目で見てみたら、今の彼女の顔をもっと細くしたら、確かに由衣ちゃんの顔になるなあ。
由衣ちゃんが彼女のことを応援しているのはそれだけの理由ではないんだろうけど、なんか私も急に親密感がわいてきて、応援したくなったような‥‥。

 前置きが長くなってしまったけど、そのコンサートに行った時のおしがま話をしなくては!!

 コンサートは午後の部に行きました。
その土曜日、お休みだったのにシステムトラブルが発生して、私は朝から午後1時過ぎまでずっと仕事していて、ヒマをもてあましているケンちゃんを待たせて、JRに飛び乗って大阪駅で環状線に乗り換えて森ノ宮に着いたのは開場少し前。
 コンサートはすごい熱気と盛り上がりで、一番後ろの席でも満足出来ました。
そのあと人の流れで森ノ宮駅まで歩いて行ったんですけど、私、この日はお昼前にトイレに行ったキリだったから、すでにかなりおしがましてました。
 とりあえず梅田(大阪駅周辺)まで戻って食事しようって事で、そのままついて行ったんだけど、せっかく大阪まで来ているんだからどこかおしゃれなお店‥って思っていたのに、歩き回って入ったのは東通り商店街の中の居酒屋‥‥。
まぁご飯時でどこのお店もそれなりに混み合っているようだったし、居酒屋の方がある意味いろんなモノが食べられてゆっくり出来るし、それに私も早くトイレに行きたかったのでそこでOKしました。
 席に案内されてすぐに私はトイレに。
それから2時間ぐらいかな、飲みながらいっぱい食べて、それなりに酔いがまわってきて、このあと京都まで帰るのがおっくうだなって感じていたら、ケンちゃんが少し休んでいこうって言い出したんです。
私すぐにピンときました。
このあたり、少し移動したらホテル街があるんです。
ケンちゃんはそこで休もうって言っているんです。
でもこの日は外泊許可を取っていませんでした。
5月の連休にケンちゃんと一緒に過ごすために、少しおとなしくしていたんです。
でも確かに今は電車にゆられて京都までって気分ではなかったので、私はすんなりと同意して席を立ちました。
 商店街のアーケードを出て、大きな通りを横断して南に行くと、そのあたりからそう言う雰囲気の環境が広がってきます。
まだ9時半頃だったので、結構人の流れもありました。
ケンちゃんはそういう人の流れを気にしている様子も見せずに、私の手を強く握ったまま一軒のホテルに入っていきました。
 ラブホテルって言っても、最近はいかにもっていう感じじゃない建物が多いそうで、そのホテルも外観はスッキリとしたごく普通な感じで、入り口だけがそれだって分かるような感じの所でした。
お部屋も広くて明るくて、シティーホテルよりもむしろ豪華です。
「酔い覚ましにビールでも飲むか?」
 ケンちゃんが訳の分からないことを言いながら冷蔵庫からビールを取り出そうとしています。
私、その時グルグルって思いが回転しました。
‥‥今日こそおしがまエッチを極めてみたいっ!!って‥‥。
 居酒屋で途中もう一度トイレに行っていたので、その時は少し尿意がある程度でした。
時間的にこのあとシャワーして、それからエッチするとしておよそ30分より後‥‥。
それならビールはやめてウーロン茶ぐらいにして、うまく尿意を調節していこう。
そこまでのことを一瞬で考えていたんです。
 正直に言って、あれから何度かケンちゃんとホテルでエッチしたり、一緒にお風呂に入ったりしています。
でも、やっぱりおしがまの事だけは言えずにいた私です。

 ケンちゃんにつきあって、お茶をチビチビ飲んでいると、だんだんおしっこがしたくなってきました。
やっぱりお酒を相当飲んでいるから、スピードが速いです。
そろそろ実行に移らないと、また前のようにやばい状態になりそうです。
そんなときにケンちゃんはシャワーを浴びると言って席を立ちました。
 京都へ帰る時間も必要だし、私の膀胱要領を照らし合わせてみて、もうあんまりゆっくりしている時間はありません。
そう思ってケンちゃんの跡を追いかけるようにしてお風呂に入っていくと、彼は頭からシャワーを浴びています。
その背中に後ろからしがみついたら、わおっ!って声を上げて驚いていました。
 私としてはさっさとシャワーを済ませて、早くベッドに行きたかったんですけど、ケンちゃんはそうは思っていなかった‥っていうか、私がお風呂に入ってきたことで、状況が変わってしまったようです。
私の背中を流しながらあちこち触り始めて‥‥、そんな時間はないのに私もなぜかそれを拒めなくなってしまって、だんだん気持ちよくさせられていきました。
けどシャワーの刺激も加わっておしっこもマックスになりかかっています。
 私は立っていることが出来なくなって、ケンちゃんにしがみつくような感じで崩れていきました。
そしたらケンちゃんはそんな私を抱き起こしてバスタブに座らせて、脚の間に顔を埋めてきたんです。
私はそんな展開なんて予想していなかったから半分パニック。
不安定な座り方だからケンちゃんの頭をつかんで支えるしかないんだけど、そうするとケンちゃんの顔は私の大事な部分にピッタリくっついてしまって、舌でなんかすごいことを始めていくんです。
 何もかもが初めての事なので、なんか私もすごく興奮してしまって、ケンちゃんの舌の動きに思わず声を出してしまいました。
 ‥‥おしっこが飛び出しそうです。
敏感な部分がより敏感になっていて、そのすぐ下にあるおしっこの出口までザラザラしている舌が動き回るもんだから‥‥。
おしっこが出てしまいそうだからやめてほしい。けどやめてほしくない‥‥。
なんかふたつの感情がごっちゃになって訳わかんなくなって、ケンちゃんの頭を思い切りつかみ込んでいました。
 今もしおしっこを漏らしたら、それは間違いなくケンちゃんのお口の中に入っていきます。
いくら何でもそれだけは出来ません。
私はグググッて感じで必死になって力を込めました。
そしたら‥‥
敏感な部分が更に敏感になってしまって、また大きな声が出てしまいます。
だからよけいおしっこが出そうになって、また力を入れて‥の繰り返し。
パニック状態が続く中で、なんか、これまでと違った気持ちよさみたいなモノを感じ始めました。
‥‥あ、これが由衣ちゃんが言う「おしがまエッチ」の醍醐味なの!!??
 そう感じた瞬間でした。
けど、もうこれ以上続けられたらダメです。
私は身体を揺さぶって訴えました。

 ケンちゃんは私を支えながら立ち上がると、今度は自分がバスタブに腰を下ろして、私をその上でまたがらせるようにして座らせます。
座ったままで向かい合って、ケンちゃんのすっごく大きなモノが勢いよく私に入ってきました。
こんな展開も初めてでした。
すごく奥までケンちゃんが入り込んできて、なんか痛いような感じもします。
そして激しい動きに負けてしまって、おしっこが本当に飛び出してしまいそうです。
「ケ‥ケンちゃ‥ん‥」
「ハッハッ」
「ケンちゃん‥出そう‥」
「ハッハッ」
「ぉしっこ‥‥出るっ」
「は‥ぁ?」
「おしっこ‥したいぃ!!」
 私、ついにたまらなくなってそう言ってしまいました。
「ぁあ、いいょ!」
 なんかそう言われた瞬間、身体の中で一気にはじけるような何かを感じて、私のおしっこの出口はゆるんでしまったみたいです。
自分ではその気がないのに、ケンちゃんの動きに合わせてジュッジュッてあふれだしたみたいです。
 そしたらケンちゃんもちょうどピークになったんでしょう。
「いくよ!!」
 なんて言いながらすごく早い動きになって、次の瞬間私のおしりを強くつかんで一気に身体を持ち上げたんです。
おしりの後ろの方でケンちゃんがピクピクってしてるとき、大きなモノで遮られていた私のおしっこの出口は、そのまま開ききってしまい、おしりを持ち上げられたままの状態でジョジョジョ〜〜って感じで、ケンちゃんのお腹に向かって吹き出してしまいました。
「ゃ〜んはずかしぃ‥‥」
 私はそう言いましたけど、おしっこを止められません。
ケンちゃんの太ももの上に降ろされても、まだおしっこは出続けて、ピクピクしているケンちゃんに当たってしぶきが飛び散っていきました。
「すごいな!。」
 やっとおしっこの勢いが弱くなってきた頃、ケンちゃんは笑いながら言いました。
「言わないでよぉ‥恥ずかしいんだからぁ‥」
 私は顔を上げられません。
「ちょっと刺激がきつすぎたかもな?」
「う‥ん、おしっこ我慢してたし‥‥」
「え、初めから?」
 私、その場の勢いでとうとう口に出してしまってあわてました。
「ぁ‥あのね、なんかトイレ行くのが‥めんどうで‥‥」
 訳の分からない言い訳をする私。
「はは‥そりゃ無理ないわ。」
 ケンちゃんはいやな顔をせずにそう言って笑っています。
「ぁ、でもね、気持ちよかったんだよ!」
 なんとかその場を取りつくろおうと焦る私です。
「それはよかった。けど風呂場でなかったら大変なところだったよな。」
 そう言われてしまうとそれ以上何も言えません。
ただ、
「でもね、おしっこ我慢してるとさ、よけい感じるみたい!!」
 かろうじて早口でその事だけを言い切って、私はケンちゃんから離れてシャワーを浴び出しました。

 彼がこんな私をどう思ったか、それは聞き出せませんでした。
お風呂場で激しく動き回っていたもんだから、のどがカラカラで、残っていたお茶を飲み干して大阪駅に向かいます。
 4月23日、この時間になるとまだまだ寒い日でした。
土曜日の終電間近なため、電車はごった返していて全然座ることが出来ないまま京都まで揺られて、駅からタクシーです。
いつもいつも送ってもらうのは悪いので、この夜はケンちゃんには途中で降りてもらいました。

 おうちに着いた頃には‥またおしっこがたまっていました。
私はそれを我慢したまま、ついさっきのことを思い出しながら、ベッドの中でゴソゴソと自分を触っていました。
‥‥やっぱりおしがまって気持ちいいっ!!



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