おしがま優里亜 6(おしがまエッチ 優里亜の告白)




 あれからちょうど1ヶ月。
この前の日曜日、私は健仁さんと楽しくデートしてました。
待ち合わせて軽くお昼を食べてから映画を見て、そして初めて彼のおうちへ行きました。
おうちは大きな工務店で、工房の奥の母屋にご両親とお兄さん夫婦が住んでいて、彼の部屋は工房の2階にありました。
お兄さんの結婚を機に、資材置き場にしていた2階の一部を改装して健仁さんの部屋にしたそうで、10畳以上ある大きな部屋にはベッドとかソファー、大型テレビなんかがデンと置かれていて、独身貴族の部屋という印象でした。
フローリングにカーペットが敷いてなかったので、少し寒いような感じもありました。
 この日ご両親は旅行に出かけておられて留守で、お兄さん夫婦だけだったので、私は少し気が楽だった‥っていうのが正直なところです。
 簡単な挨拶だけ済ませて、そのまま彼の部屋でくつろいでから、ふたりで近くの焼肉店に出かけました。
おいしいお肉をいっぱい食べて、ビールなんかもけっこう飲んで、私の胃と膀胱は満タンになっていました。
お店を出る前に健仁さんがトイレに行ってくれたので、私も無事に便乗できました。
それからブラブラ歩いてまた彼のお部屋に。
 お兄さん夫婦には小さなお子さんがふたりいるので、私たちには構っていられないようで、それがかえって私の気を楽にしていました。
 健仁さんが母屋から冷たいコーヒーを持ってきてくれて、ふたりでおしゃべりしながら楽しい時間を過ごしていたんですけど、しばらくしたら‥‥またおしっこがしたくなってきました。
焼肉店でかなりビールを飲んでいたから当たり前ですね。
言い出しづらかったのでしばらく我慢していましたけど、ビールの後のおしっこは待ったが効かないようで、すぐに限界点に達してしまって、私は小さな声で
「お手洗い‥‥」
 と告げました。
最悪なのはその場所でした。
下の工房のトイレは休みを利用して修理して、タイルを貼り替えたので明日の朝まで使用禁止だったんです。
だから母屋のトイレを使うしかなくて、私一人では行きにくいし場所が分からないので、恥ずかしいけれど健仁さんについてきてもらいました。
お兄さん夫婦と顔を合わせるのもすごく恥ずかしかったです。

 ソファーに並んで座ってDVDを見ていました。
そのうちに健仁さんの手が私の肩を抱き寄せてキス‥‥。
そして‥、あとはお決まりのように手が胸に回って、服の上からモゾモゾと動き回って、そのままソファーに寝かされて行きました。
 そうなっていく事は分かっていました。
けれど母屋にはお兄さん夫婦がいらっしゃるので、なんとなく気になります。
それでも健仁さんはそんなのお構いなしのように、いつの間にかその手はブラの中にまで入り込んでいました。
そして大腿部にあったもう片方の手は、スカートの中に滑り込んできました。
声が出そうになるんですけど、母屋が気になって仕方ありません。
それに‥‥、こんなときなのにまた‥おしっこがしたくなってきたんです。
健仁さんとこうなることは、どちらかといえば期待していた事なんですけど、私は前の彼との初エッチでおしっこを漏らしてしまった経験があるので、まったく同じような展開になってしまってパニクった感じになりました。
あのときはホテルでしたけど、ここは健仁さんのお部屋です。
絶対にお部屋を汚すことは出来ません。
 うろたえている間にセーターとスカートが脱がされて、下着だけにされています。
そして抱きかかえられてベッドへ移されました。
ヒヤッとしたお布団の感触で膀胱が収縮して、一気におしっこ感が増します。
(え〜、おしっこどうしたらいいのぉっ!?)
 ビールから来るおしっこです。
もうそんなにいつまでも我慢できるとは思えません。
でも、今おトイレに行くとしたら、いったん服を着直して、お兄さん夫婦がいる母屋まで行かなければなりません。きっと健仁さんはシラケてしまうでしょ。
かといって我慢したまま‥‥!?
 健仁さんにあれやこれやとされているために、私の身体はもう完全に反応してしまっています。
気がついたらパンツまで脱がされていて、完全なはだかんぼにされていました。
一気に恥ずかしさがこみ上げてきて、それに合わせておしっこまでふくれあがって、もうどうしていいのかわかりません。
 ピチャ‥っていう恥ずかしい音がかすかに聞こえて、一番敏感な部分を指が滑ります。
私はもう声を出さずにはいられません。
そして‥‥、その刺激でもうおしっこが飛び出しそうになってきました。
「ぁ‥もっと‥そっと‥して‥‥」
 せめてもう少し刺激がゆっくりなら我慢できるのかなと思って、私は必死でそう言っていました。
でも‥、結果は同じです。
ビリビリする身体を駆けめぐる感じと、ジンジンするおしがまの感じが交差して、私はもう完全にパニックです。
「ぁっぁっ‥ちょっと待ってっ‥‥」
 私はそう言ってなんとか中断してもらおうとしました。
でも健仁さんは「強すぎた?」と、まるで違う質問をしてきます。
その真剣な顔を見てしまうと、私はどうしてもおしっこがしたい事を言えなくなってしまいました。
もう必死で我慢するしかありません。
身体は完全に燃え上がっています。
「いくよ」
 それからしばらくして健仁さんが私の足を開きます。
ビールの後のおしっこはもうパンパンになっているので、そうされるだけで漏れそうになるんですけど、こうなったら健仁さんは絶対にやめてくれません。
 そして‥‥、ずいぶん久しぶりのためなのか、私は初めての時のようなツ〜ンとした痛みを感じました。
「あっつぅ‥」
 その刺激で全身の力が抜けてしまい、おしっこがジュワ〜っと漏れ出してしまいました。
「ご‥ごめんなさ‥出ちゃっ‥たぁ‥」
 もうパニックを通り越した私はそう言って彼から逃れようとしましたけど、
「いいから。もっと力を抜いて!!」
 健仁さんはそう言って、わたしのしっかりと抱き留めます。
何が何だか分からなくなって、私は言われるがままにすべてを健仁さんに預けるようにしがみつきました。

 どうなったのか分かりません。
健仁さんはまだ私の上で動いています。
おしっこがまだ出ているのかどうなのか、それさえも分かりませんでした。
私はもう痛みは感じていなくて、フワフワした絨毯の上を転がっているような感覚を覚えて、なんだかすごい声を出している自分に気づいて恥ずかしくなったとき、
「いくよっ!!」
 そういって健仁さんが激しく動いて、いっきに私の中から離れました。
「あっぁっ!」
私のおなかの上で健仁さんはイっちゃったみたいです。
 しばらく私の意識はどこかに飛んでいました。
そしてかなりの時間が経ってから、ようやく普通の自分に戻りかけた私は、そのときになっておしっこが漏れそうになっていることに気がつきました。
あわてて手をそこに当ててしまい、
「ぁ‥の‥‥お手洗い‥行きたい‥」
 まだ呼吸が整っていないので、そう言うのがやっとです。
身体を起こしてもらってベッドから降りようとすると、フラフラします。
そしておしっこが出てしまいそうになって、私はあわててベッドの脇にまたしゃがみ込んでしまいました。
(どうしようっ、もう漏れちゃうぅっ!!!)
 またパニックです。
「下のトイレ使いなよ。」
 健仁さんはそんな私の様子を見てそう言ってくれました。
もう接着剤も乾いているだろうから、1回ぐらい構わないというのです。
私はなんとか立ち上がって服を着ようとしましたけど、そうするとまたおしっこが漏れそうになります。
恥ずかしいですけど、はだかのまま前屈みになって押さえるしかない私です。
健仁さんは、誰も見ていないからジャケットだけ着て早く行くようにと言いました。
たしかにもうそうするより仕方ありません。
裸の上にジャケットを着て、健仁さんに支えてもらいながら震える足で階段をそっとそっと下りていきました。
土間用の大きなスリッパを履いて、ペタペタ音を立てながら奥の方にあるトイレまでたどり着いて、ドアを開けてもらうと接着剤のツーンとしたにおいが感じられました。
 そこは男女共用の1段高くなった和式です。
私は健仁さんの肩からすり抜けるようにしてその中に入りました。
彼がドアを閉めてくれるのを確認するのと同時に1段跳ね上がり、ジャケットをめくりあげてそこにしゃがむと、ジュ〜っというすごい音を出しながらおしっこが飛び出してきて、前の水たまりにバシャバシャと跳ねていきます。
ドアの外にいる健仁さんに音を聞かれていることは分かっていました。
でも今さら水を流すのは帰って恥ずかしいような気がして‥‥‥。
 なんとか大きなお漏らしをせずに、無事に終わったと思った私に、次のアクシデントが被さってきました。
タイルを貼り替えてるために外されていたんでしょう、トイレットペーパーがまったくないんです。
「‥‥‥」
 これも今さらどうしようもありません。
私は何度も大きくおしりを上下に振って、しずくを落とすだけでした。

 トイレを出ると健仁さんの姿はなくて、上の部屋で待っていてくれました。
私は後始末をしたかったけれど、彼の部屋の中でなんかできません。
仕方ないのでそのまま彼に背を向けて下着を着けていきました。
 健仁さんは、私がおしっこを我慢している姿がかわいかったといって笑っていました。
私がおしがま好きな事はまだ内緒にしていますけど、そう言われたとき、なんか1歩踏み込めたような気持ちになれたのは事実です。
 私も由衣ちゃん夫婦のような、自然におしがまを楽しめるカップルになりたいなって、そのときそう思いました。



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