二人の軌跡 16(おしがまエッチ3)




(ミカのつぶやき)
 翔ちゃんと出会ってから、私はずっと幸せの真っただ中にいました。
私たちは歳が少し離れていることも関係があると思うんだけど、翔ちゃんは私にスキーとかバイクとか教えてくれたし、お食事もおシャレなお店をいっぱい教えてくれたし、若い人は絶対に行かないような隠れ家みたいなお店まで連れて行ってくれたりして、いろんなことを教えてくれました。
 私‥、今までそんなに多くの男の子と付き合った訳じゃないから、はじめはそんな行動的な翔ちゃんにちょっと面食らっていたのも事実でした。
でも、スポーツからお料理まで、そのどれをとっても器用にこなす翔ちゃんは、ホントに素敵だな〜って今更ながら思っています。
 けど‥、最初の頃は‥‥ううん、実は今でもチョットあるんだけど、時々私を置いてきぼりにすることがあるんです。
それは女の私が入り込めない世界で、翔ちゃんの友人関係は想像以上に広すぎて‥仕方ないのかなぁ‥なんて思っています。
 それより何より翔ちゃんとのあのエッチな秘密‥‥。
あれは決して誰にも言えないしことだし、最初はね、なんていうのかなぁ、変な世界に引きずり込まれちゃったって、すごく心配になっていたんけどぉ、今ではこのエッチな秘密が私達の関係を‥、より深いものにしてるのかもって思ったりもしています。

 そんな幸せを感じていた私たちに、天地がひっくりかえるような出来事が起こりました。
バイクツアーなんかを楽しんでいた翌年の3月のはじめに‥‥。
いつものように金曜日の夕方に待ち合わせをして
「今日はどうする?」
 って私が聞くと、翔ちゃんは
「ゆっくりしたいから家においでよ!」
 って言うんです。
そのとき翔ちゃんの顔がチョット元気がないように見えたんだけど、仕事が忙しいからかなって程度にしか考えていなくて、
「わ〜い。じゃあ何か美味しいの作ってね!!」
 なんていつもの調子ではしゃいでいた私でした。

 いっしょに夕食の買い物をして家に着くと、翔ちゃんは私に
「俺、仕込みするからさ、ミカは先にお風呂に入りな。」
 って促します。
いつもなら「ミカも手伝いながら覚えなよ!」なんて言うのに‥‥。
そして
「ゆっくり時間をかけてもいいからね。」
 って、台所で食材を並べて鼻歌まじりに言いました。
普通、私が服を脱ぐ時にもイタズラしてきたり邪魔したりするのに‥‥。
けど私はあんまり深く考えずにお言葉に甘えて、この前ハンズで買ってきたハーブの葉っぱを浮かべて湯船に浸かって、ゆっくりと髪と体を洗いました。
 お風呂からあがると、翔ちゃんはキッチンを仕切ったカーテンを閉めてなにかゴソゴソしています。
私が出てきたのを確認すると
「じゃあ俺もサッと入ってくるからさ、髪を乾かして待ってな!」
 って言って、私の前で素っ裸になるとお風呂に消えて行きました。
勝手知ったる他人の家‥‥、クローゼットから私のお泊まり用のパンツとジャージを出して着替えて、髪を乾かしていると「カラスの行水」の翔ちゃんはすぐにお風呂からあがってきました。
「え〜、ちゃんと体洗ったのぉ!?」
「ははは、やることはやったよ。」
 翔ちゃんはそう言いながら着替えを済ませ、またキッチンでゴソゴソと何かやり出します。
一体さっきから何をしているんだろうって思って、キッチンのカーテン越しに声をかけたら、
「あっこら!!、来なくていいから。あっち行ってろ。シッシッ!!」
 まるで犬や猫でも追っ払うような手つきで私を遠ざけます。
「も〜ぉ、何よぉシッシッてぇ。私は犬ですかぁっ!?」
 って膨れっ面していると、
「いいから、そこに座布団出して座ってろって!」
 あっさりとそう言って追っ払われちゃいました。
私は仕方なく言われたままに座っていると、
「さ〜て、そろそろ準備は出来たな。」
 そんな独り言を言いながら、翔ちゃんは冷蔵庫から白ワインのボトルとグラスをふたつ持ってテーブルに着きました。それでとりあえず乾杯して、生ハムなんかををチビチビ食べていると、途中で立ち上がった翔ちゃんは、テーブルの下に小さなスノコを敷いて、その上にカセットコンロをセットしました。
「なぁに、キャンプみたいなことするのぉ?」
「へへ、今日はさ、ちょっと嗜好を変えてね!!」
「なんだかバーベキューみたいっ!」
「うん、きっと美味しいと思うよ。」
 どんなごちそうが出てくるのかワクワクして見ていると、大きなバットに盛りつけられた串揚げの材料が出てきました。
「きゃぁ〜っ、これを揚げて食べるのね!?」
 バットの中には野菜や魚貝がキレイに串に通されて、パン粉をまぶして並べてありました。
「はは、面白そうだろ。俺が揚げて出してあげるからミカはお客さんになりな。」
 そんなことを言いながら油の温度を確かめる翔ちゃん。
こんな風にお食事するのも初めてで、私はそれが楽しくてすっかりお客さん気分になって、
「次は何にしようかなぁ〜?」
 なんてはしゃいでいました。
翔ちゃんは私が注文したモノを手際よく揚げてくれます。
私はそれをほおばりながらワインを飲んでいました。

 楽しい食事の時間が続いて、材料も残り少なくなってきた頃、
「あのな、ミカ聞いてくれる?」
 突然翔ちゃんが切り出してきました。
いつもにない雰囲気です。
とっさにそれを感じた私は、
「う‥ん‥‥なぁに?」
 少し体をこわばらせてしまいました。
(変な話‥‥まさか別れ話っ!!?)
 翔ちゃんの深刻そうな口ぶりに、私の頭の中は悪い予感でいっぱいになります。
「うん‥、結論を先に言うよ。」
(わっ来たぁっ‥‥もしサヨナラだったらどうしよう‥!?)
 まだ聞いてもいないのに、私はもう涙目になっていました。
心臓がバクバクって飛び出しそうなほど早くなっています。
「俺‥‥4月から転勤でさ、名古屋支社へ行かなきゃならなくなった‥‥。」
「‥‥‥!?」
 突然の話にその状況が飲み込めず、私は固まってしまいました。
別れ話じゃなかったと安心した反面、転勤→遠い→逢えない→寂しい→心配‥などと、突きつけられた実感がすぐに湧いてきて、私は自然に涙が溢れてきました。
「行っちゃうの‥遠くへ‥‥?、私は‥どうなるの‥‥?」
「うん、ごめん‥。でもいつでも逢えるからさ。」
「いつでもなんて逢えないじゃん!!、逢いたい時に逢えないじゃん!!!」
 転勤で苦慮しているのは翔ちゃんなのに、私ったら自分のことばかり考えて、ダダっ子のように泣きじゃくっていました。
「‥そうだね。いつでもじゃないね。でも新幹線で1時間半だよ。大丈夫さ!!」
 翔ちゃんは私の肩を抱きながらそう言いました。
私は悲しさをこらえ切れなくなって、翔ちゃんの胸に顔を埋めて大きな声を上げて泣きました。
何かしきりに話しかけられていたけれど、もう私は何も聞き取れず‥っていうか、自分のことで頭が一杯で、ただただ泣き続けていました。
 でも‥‥、人間って凄いなぁって思います。
寂しさと不安で途方に暮れて泣いているのに、だんだんに頭の中では、こうなったらこうしよう!、ああなったらああしよう‥と、これから先に起こりうるであろう
行動パターンをグルグルと思い浮かべているんです。
そう、月に何回以上逢おうとか、翔ちゃんが来れないなら私が押しかけようとか、自分勝手な思いを‥‥。
その思いをぶつける私に翔ちゃんは全部同意してくれて、私はだんだん冷静を取り戻してきて顔をあげました。
 それからしばらくは転勤の話なんかをして、具体的に新幹線の時刻なんかを調べたりして、一通り現実を受け止めることが出来てくると、今度は別の心配事が頭をもたげてきました。
「ねえ翔ちゃん。名古屋に行ったら私たち遠距離恋愛になっちゃうんだよ!!」
「ああ、そういうことになるな〜。」
「なるな〜じゃなくってぇ、んと‥遠くにいる人より近くにいる誰か‥‥なんてしちゃ嫌だからねっ!!」
「あん、浮気するってか!?、そんなこと大丈夫だよ。俺はミカだけだって前に言ったじゃん」
「でもぉ翔ちゃんモテそうだし‥男の人ってさ、エッチな関係だけでも成立するって誰か言ってたもん!!」
「あのなぁ〜、それを言うならミカだって怪しいもんだぞ。俺のことばかりじゃなくてミカは大丈夫なのか?」
「あっひど〜い!!。私がそんな尻軽に見えるのぉっ!?」
 私は弾みで勢いよく翔ちゃんの胸にパンチを入れていました。
グーで‥‥。
「いてて、だってミカは八方美人な所あるし、可愛いから合コンで‥なんて俺だって心配なんだぞ!」
「そんなことあ・り・ま・せ・ん!!。今までだって合コンなんて行ってないしぃ!」
 まだ翔ちゃんの転勤を完全に受け入れられた訳じゃないけど、そんなやり取りをしながらやっと落ち着いて来た私でした。
「もうお腹いっぱいか?、魚貝の余ったのでミニピザも仕込んであるんだけど。」
 少し元気になってきた私に、翔ちゃんはそう言いました。
やっぱり優しい翔ちゃんです。
私はお腹より胸が一杯だったので、少し休んでから食べたいと言いました。
 それからしばらくの間、ふたりでワインを飲みながら名古屋の話をしていると、住む所は自分で決めてもいいこと、支社は名古屋駅からそんなに遠くはないこと、1ヶ月に1回は会議で東京に戻ってくることなんかが判りました。
「ねぇじゃあさ、住む所は私も一緒に探しに行くぅっ!!」
 私はそう言って翔ちゃんの顔を見つめると、翔ちゃんは快く受け入れてくれて、なんだかひとつ安心したような気持ちになっていました。

 後片付けを始め、翔ちゃんはミニピザの用意をしています。
部屋にこもった油の匂いを飛ばすために、私は窓を開けて空気の入替をしました。
少しずつ春めいてきてはいても、まだ夜の空気は冷たくて、フローリングの足元がヒンヤリして思わず身震いしてしまい、
(ぁ‥、おしっこしたくなってきた‥‥)
 けっこうワインを飲んでいたし、お風呂上がりからもう3時間近く経っています。
でもまだそう感じ始めたばかりだし、翔ちゃんのおうちにいるんだからって、私はトイレに行かずにいました。
今夜はお泊まりだから、きっと翔ちゃんはあんな事やこんな事をしてくるだろうって期待感もあって‥‥。
 翔ちゃんの部屋は3階建の小さなマンションの最上階で、この階は翔ちゃんの部屋だけで、ベランダはちょっとしたパーティーが出来るほどの広さです。
お部屋の空気の入替とピザが焼き上がるまで、ふたりでベランダに出てベンチに腰掛け、ビールを飲みながら会社の話を始めました。
 翔ちゃん、今は広報関係の仕事をしているんですが、やはり自分のスキルアップのために転勤は避けて通れないと言います。
私といる時は、ほとんど仕事の話なんかしたことが無くて、私もあえて聞いたりしていませんでした。
今は転勤と言うこともあって、一生懸命説明してくれます。
聞き慣れない専門用語なんかもあって、翔ちゃんはいちいちその説明なんかも加えて話してくれます。
私は半分判ったような判らないような感じで聞いていました。
感じ出していたおしっこが、飲み始めたビールと夜風で急激に強くなって、そっちの方が気がかりになっていたのもあります。
素足にスリッパだけだから、足下が冷えていました。
 その時キッチンからピ〜ピ〜と、ガスオーブンのタイマーの音がしました。
「あっ、ピザが焼けたんだね。ちょっと見てくるね。」
 私はそう言って立ち上がろうとしました。
ついでにトイレに行こうと思っていたんです。
「いいよいいよ。あのオーブンさ、鉄板を取り出すのがすごく面倒なんだ。やけどされちゃぁ大変だから俺が見てくるよ。」
 翔ちゃんはそんな私を制してキッチンへ向かいます。
別に「私、トイレに行ってくる。」って言えばいいんですけど、転勤の話で深刻になっている雰囲気があって、そう言い出しにくかった私。
それに‥、この後の展開を考えるとチョット我慢していたかったっていう、やっぱりエッチになっている私が‥‥いました。
 ピザは小皿程度の大きさ2枚で、1枚は海老と帆立の切り身にアスパラ、もう1枚は生ハムとルッコラにトマトでした。
どちらも包丁で半分に切ってハーフ&ハーフみたいに繋いで出してくれました。
アツアツをほおばりながらベンチで肩を寄せ合います。
残りのビールに口をつけながら、また遠距離の話が始まりました。
けど私、もうおしっこがパンパンになってきています。
(あ〜‥おしっこしたいよ〜。でも‥エッチまで我慢していたいしなぁ‥‥)
 そんないけないことが頭の中をグルグル回りはじめていました。
遠距離の話はキチンとしたい。
でもおしっこはそれ以上にしたい。
けどやっぱりエッチまで我慢していたい‥‥。
頭の中を3分割するような葛藤をしながら、翔ちゃんにシッカリ肩を抱かれている私でした。

 しばらく沈黙があって、
「毎週帰ってくるからさ。俺はミカしか見てないからね。ミカ安心して!!」
 翔ちゃんはそう言いながら顔を近づけて優しくキスしてきました。
「んっく‥‥」
チョット歯の浮くようなセリフだなぁって思いましたけど、それでも切ない気持ちが交差してきて、いつものキスより体がジ〜ンと熱くなってしまいました。
(キスだけかなぁ‥‥?)
 そう思った時、翔ちゃんは私の肩を引き寄せて、手をジャージの中に滑り込ませて胸を触って来ました。
‥‥お風呂上がりだからブラはしていません。
ゆっくりと円を描くように揉まれていくと、それだけで体の力が抜け落ちて来て、翔ちゃんにしなだれかかるような感じになってしまいます。
そんなとき、もう片方の手がズボンの中に入ってきました。
パンツの上からワレメのあたりをモゾモゾとして、指がその奥に伸びようとしています。
支点にしている手首がパンパンに張ったおなかを押さえるので、私はおしっこが漏れ出しそうでたまらなくなっていました。
「あっ!!」
 パンツをすり抜けた指先が、直にクリちゃんに触れてきます。
ずっとおしっこを我慢している事と、さっきのキスで体が熱くなってしまったことで、もう私のそこはトロトロになっていました。
「ミカ!、もうこんなになってるよ!!」
 翔ちゃんは嬉しそうに、そして少し意地悪そうにそう言いました。
クリちゃんを触る刺激がパンパンの膀胱を刺激して、もう破裂しそうです。
「あぁんダメェ!!、こんな所でぇ。ねぇ‥お部屋に入ろうよ〜」
 私はおしっこが我慢できるうちに抱いてほしいと思って、少し甘えるような感じでそう言いました。
でも翔ちゃんは私の言葉なんか聞こえてないと言った感じで、的確に私の一番弱い部分を触り続けます。
「ねぁ‥ほんとに‥ダメだよぉ〜‥‥周りに声が聞こえちゃうよぉ‥‥」
 ここはベランダで、やっぱりまわりの事も気になります。
なんとか離れてもらおうと身をよじる私に
「大丈夫、聞こえやしないって!」
 翔ちゃんは自分の都合のいいことを言って私を一度立たたせると、ベランダの手すりに掴まるように指図しました。
体を前に折り曲げておしりを突き出すような感じです。
その背後から私を抱きしめると、左手はまたジャージのすそから入り込んで胸を、右手は前に回してパンツの中に入り込んできました。
クリちゃんの刺激と、おなかを押さえられる強烈な刺激が私を襲います。
「あぁ〜ん、いやだぁ‥ここじゃダメェ〜‥あ‥あ‥ぁ‥ねえったらぁ‥‥」
 ほんとにおしっこが漏れそうで、っていうか、もうしたくてたまらなくなって、私はそう叫んでいました。
でも翔ちゃんはやめる気配がありません。
そしてジャージのズボンとパンツを同時に膝のあたりまでズリさげると、サッと自分のスウェットも降ろして、堅くなったお◎ン◎ンを私のおしりのあたりに押しつけて来ました。
(わぁっ、本当にここで始めちゃうんだぁっ!!)
 翔ちゃんの熱いモノをおしりに感じて、漏れ出しかかっているおしっこの感覚と、外でするというスリルに興奮してしまって、私もそのスイッチが入ってしまったようです。
「あぁん‥だめっ‥‥立ってらんないよぉ〜あっ‥そこ感じちゃうよぉ〜‥」
 手すりにしがみつきながら、私は頭を左右に振っていました。
ほんとにおしっこあふれ出しそうで、クリちゃんを責める指に降参して、私はクネクネと腰を動かしてしまいました。
「いいよ。先にイッちゃいな。ミカはこれ好きなんでしょ!?」
 翔ちゃんは私の耳元でつぶやくように息を吹きかけながら、そんなエッチな言い方をします。
「あっあっ‥ぉ、翔ちゃん‥わたし‥おしっこしたいの、おしっこ出ちゃうよぉ〜。
そこダメェッ、もう漏れちゃうよぉ〜っ!」
 そう叫んだ私に、
「ホントだ。おなかがパンパンになってるね。」
 翔ちゃんはそう言いながら、クリちゃんを触る指に激しさを加えながら、ゆっくりとおなかを押さえてきました。
「ひゃぅあぁっ!!」
 その瞬間、私のワレメにジワ〜っと暖かいモノがあふれ出してきて、翔ちゃんの指に絡み出してピチャピチャといやらしい音を出していきます。
「ああああぁいくっいくっ‥‥いっちゃうよぉ〜〜」
 自分でもこんなに早く漏れちゃうとは思ってもいませんでした。
というより、ホントはもっともっと我慢して、あのジンジンする感じを期待していた私だったんです。
自分では判らないけれど、おなかに力が入るからでしょうか、おしっこは私の
「うっうっ!」
 と言う声とリンクして、その時に大きくピュ!ピュ!と勢いよく弾けて翔ちゃんの手をとめどもなく濡らしながら、足を伝って流れ落ちていきます。
「ミカ、入るよ!!」
 まだおしっこが流れ続けているのに、翔ちゃんは背後から私を抱きしめてゆっくりと入ってきました。
おしっことは別のものでトロトロになっていた私は、翔ちゃんをすんなり受け入れていました。
後ろからされた事は何度もあったけど、こんな所で立ったままなんて、すごくイケナイことをしている感じと、それをしちゃう大胆さを思うと余計にエッチな感じが
増して、翔ちゃんが入って来たとき、私は背中から頭の先、足の先までビリビリッと電気が走ったみたいに感じになっていました。
翔ちゃんが動くと自然に声が大きくなって、翔ちゃんが片手で口を塞いで、そうされる事がまたエッチな感じを増長させて、あっと言う間にまた次のが来たんです。
「あ‥あ‥来てる‥またなの‥ねえ翔ちゃぁ〜ん、あ〜ぁ‥‥」
 私はベランダの手すりにつかまったまま、その場で崩れ落ちそうになって、翔ちゃんも私に合わせて動きを早くすると、一緒に私の中に果ててしまいました。

 終わった後、しばらく放心状態で背中から抱かれていると翔ちゃんが、
「あは‥ミカの声、まわりに聞こえちゃったかな?」
 なんてニヤニヤしながら言います。
「え〜っもうぉお、だからダメって言ったじゃん!!」
「でもミカだって凄かったじゃん。またお漏らししちゃってるし〜!」
「だぁ〜ってぇ、おトイレ行きたかったんだもん!!」
「でも我慢してたんだ?」
「え〜、まぁ‥そうだけどぉ‥‥」
「ま、ここがベッドじゃなくてベランダだからさ、手間がかからないけどね。」
「あっそういうこと言うのぉっ?、も〜漏らすの判っててここでしたとかぁ!?」
「うへへ、まぁ確かにそれは少しあった!!」
「も〜バカッ!、おしりすごく寒かったしぃ、ジャージもパンツもビショビショになったじゃんかぁっ!!」
「じゃ、もう一回お風呂に入って寝ようか。」
「うん、その代わり全部洗ってね♪」
「はいよ。お姫様!!」

 お風呂から上がってベッドに入り、これからの遠距離のことを考えるとまた少し悲しくなりました。
そんな悲しさの隙間から
(あ〜‥‥、おしがまエッチも出来ないんだぁっ!!)
 と言う思いが湧いてきて、、ますます寂しく感じてしまった私。
いろんなことが頭の中をグルグル回て、私は翔ちゃんに思いっきり抱きついて、その夜は眠りにつきました。



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