由衣の独り言 43(甘えから決意)




 上司に怒られたり、あ〜ちゃんとケンカしたり、友達とちょっとしたことで気まずくなったり、いろんな事がいっぱいあるけれど、私はそんなことでは泣かないって決めている。
なんか、そんなことで泣いたりしたら負けを認めるような気がして、こう見えても意地っ張りな私だから、いつの頃からかそう決めていた。
 でもつい先日、私は声を上げてワ〜ワ〜と泣いてしまった。
あ〜ちゃんがオロオロするほど、ほんとにワ〜ワ〜と泣いてしまった。

 放送大学での研究論文のテーマで、私は仕事でも取り組んでいる事柄を題材にして仕上げるつもりで、用意万端整えて資料なんかそろえて、その骨組みの大筋を書き上げて提出したんだけど、その結果が完全にアウト!!
その理由は、研究内容が幼稚で浅い。
参考となる資料の収集が少ない。
独りよがりな考察である。
文献の丸写しに近い内容が数多く見受けられる。
○●教授の研究論文と似通っている。
などなど……。
 このテーマでは受理出来ないなんて、もうボロカスに指摘されて、学生センターを出るときにはうっすらと涙ぐんでしまった私。
 くら〜い気持ちでうちに帰ったら、あ〜ちゃんがいつもになく早く帰宅していて、その優しそうな顔を見た途端に一気に突き上げてくるモノを押さえられなくなってしまって、そのまま胸に抱きついてワ〜ン!!
 あ〜ちゃんは何がどうしたんだって聞いてくるけど、私はもう何もしゃべれなくてワンワン泣くだけ。
 そう、私が泣いた理由は、ボロカスに指摘された事が悲しかったんではなくて、軽い気持ちで書き上げようとしていた自分の甘さに腹が立っていたんだよね。
 確かに卒論の時はそんなに強い指摘を受けなかったから、ありきたりの内容でもそれなりに合格点をとれたけど、今度は研究論文だって分かっているのに卒論の時のような軽さを持っていた自分が…情けなくなって…それで一気にこみ上げてきたんだよね。
自分自身に腹が立って腹が立って…、もう押さえることが出来なくなって、それで大声で泣き出してしまった私。
 そんなことは滅多にないもんだから、あ〜ちゃんはほんとにオロオロして、いつもよりももっと優しく優しく抱きしめてくれて、ずっとこうしているから言いたくなったら言えばいいし、もしその気にならなかったら、今日は泣きっぱなしでもいいからなんて、すごく暖かくて、ああこの人の奥さんでよかったぁ!!なんて思うとまた余計に泣けてきて、もう自分でも収拾が付かなくなってしまったんだよね。

 んで…10分ぐらいそうやって泣いてたんだけど、やっぱりちょこっと恥ずかしくなってきて、それからポツリポツリとさっきあったことを話し出して、いい加減な気持ちで取り組もうとしていた自分がいやだ〜ってまた泣いて……。
 そんな私にあ〜ちゃんは、済んだことよりこれからどうするかを考えるべきだって、優しく言うんだよね。
うん、そんなこと私にだって充分わかってる。
でも素直に「うん!」と言えなくなってしまっている私。
そんなもんだから出た言葉が
「明日からキチンとする。今日は思い切り甘えて泣きたい!」
 なんて、後から思うとすっごく恥ずかしくなるような事言ってた。
でもあ〜ちゃんは
「よしわかった。今夜は由衣が気の済むように何でも言うことを聞く!」
 って、すごいこと言ってくれるんだよね。
私は泣いていた自分にもけじめをつけないといけないし、あ〜ちゃんにそこまで言わせてしまったんだから、逆に今夜は本当に一杯甘えてしまおうと、
「なんかおいしいもの食べに行きたい。んで、いっぱいエッチしたい……」
 って、もうね、本心をあからさまに出しちゃってた訳。
あ〜ちゃんは快く承知してくれて、ある人に紹介してもらった台湾料理のおいしいお店に行くことになったのね。
 もうこの際だから私はちょっとおしゃれして、ミニのワンピなんか着ちゃって、あ〜ちゃんに抱きつきながらタクシーに乗って出かけていった。

 あ〜ちゃんのすごいところは、私が何か言い出すまで絶対にあの話には触れてこないんだよね。
んで私も、もう生まれ変わるんだから、みんな今夜で切り替えるって言ったんだけど、そしたらあ〜ちゃんが
「ちょうど由衣の好きなスマイレージの新曲の心境だな。」
 って、びっくりすること言った。
そう言えば確かに新曲の「タチアガール」の詞の内容がまさに今の私の心境にピッタリなんだけど、まさかあ〜ちゃんがそんなこと言うなんてホントにビックリ!!
私に感化されて密かにどこかでスマイレージを聞いていたんだよねきっと。

 お酒も飲んでお腹もふくれて、さあ帰ろうかってなって、
「今からどうしたい?」
 って聞くから、
「おしっこしたいしエッチもしたい。」
 って、少しだけ恥ずかしそうに言ったら、
「優先順位はどっちが先だ?」
 って聞くから、今夜は甘えたい私なもんだから、
「両方ともしたい。いっしょにしたい!」
 なんて、やっぱりちょこっと恥ずかしい言い方してた。
それで少し歩くことになって、向かった先は久しぶりのラブホ……。
まぁそれはいいんだけど、お店で1回もおしっこ行ってない私だから、その頃になるとけっこうパンパンになってて、やっぱりこの時期になると夜はそれなりに涼しいって言うか、生足だと少し寒いぐらいで、どんどんおしっこが溜まりだしていた。
 で、20分ぐらい歩いてどこかのラブホに到着して、そこで私は迷ったんだよね。
エッチしたいけどおしっこがもう限界だし…どうしようって……。
そしたらあ〜ちゃん、サッサと私の服を脱がしにかかって、自分もサッと脱いで裸になって、すごく大きくなってるのを私に見せつけて、んで私をソファーに座らせていきなりあっこを触ってきた。
 ん〜、正直に言って実は私、もうかなり○れちゃってて、あ〜ちゃんの指がすごくスルリッて動いちゃうもんだから、ほんのちょこっとだけどピュッておしっこが出てしまったんだわい。
「あれぇ、もうお漏らししたのか?」
 って意地悪く聞いてくるから、こういう聞き方されると私もすぐムキになって、
「ちがうよぉっ、いきなりだからビックリしただけっ!」
なんて負け惜しみ……。
「だったらまだ大丈夫なんだな?」
 って言ったかと思うと、あ〜ちゃん、そこへお口をもってきた〜!
「あ、あ〜ちゃん、しっこ着いてるよぉっ!」
 って言ったのに、お構いなしですごい勢いでペロペロって………
そんだけで私はもうすぐに昇りつめちゃって
「ぁ…出ちゃうよ、おしっこでるよぉ!!」
 って叫んであ〜ちゃんの髪の毛を思い切りつかんでた。
けどあ〜ちゃんはすぐにはやめてくれなくて、また少しジュッて出ちゃって、たぶんお口の中に入ったんじゃないかなって心配してたら、そのままお風呂場に抱っこされて連れて行かれて、なんか中にお湯が通ってるのかな、暖かいマットの上に寝かされて、そしてあ〜ちゃんがすぐに入ってきた……。
 なんかいつもより勢いが強くて、私はそれだけでおしっこが出てしまいそうで、けどそれはそれで気持ちよくって、きっとあ〜ちゃんはおしっことエッチの優先順位を聞いたとき、私が
「両方ともしたい。いっしょにしたい!」
 と言ったから、それをやってもいいよって言ってくれてるんだと、その時感じた。
だからもうめいっぱい、私はあ〜ちゃんの存在を受け入れて、そしてめいっぱいおしっこを我慢して、そしてあ〜ちゃんがイきそうになったとき、
「おしっこしてもいい?」
 って聞いたんだよ。
もちろん答えはOKで、それから私はおしっこの門を開放していったんだよね。
あ〜ちゃんが動くたびにブジュツブジュッておしっこがはじけだして、そしてあ〜ちゃんが最後になって私から離れたとき、シュ〜〜って、残りのおしっこが飛び出して、お風呂場の壁まで飛んでバシャバシャってはじけていった〜。

 それから一緒にお風呂に入って、あがってからふたりとも裸んぼうのまんまでビールなんか飲み出して、そしてポツポツと明日からの勉強計画の事なんか話し出して、ああだこうだって、なんかふだん話してないような事なんかもいっぱいおしゃべりして、そしてまたおしっこがしたくなってきた頃、二回戦が始まりだした。
 んで今度はすごくゆっくりゆっくりとなんだかんだされるもんだから、私はそれがすごくもどかしくてよけいに燃え上がって(恥)、おまけに時間をかけるもんだから、もうおしっこがしたくてたまらなくなってきて、もうハチャメチャ……。
 でも今度はベッドの上だからおしっこするわけにいかないので、けどあ〜ちゃんに我慢してるの言うのもなんかイヤで、そのままお任せで……やってもらってたら、またあ〜ちゃんのお口にビュ〜ッて、かなり多めに出しちゃったみたい……。
 あ〜ちゃん、お顔をタオルで拭き拭きしてからゆっくり入ってきて、そしてゆっくりゆっくり動くのね。
激しくないからおしっこは飛び出したりしないけど、逆にゆっくり動かれたら……なんていうのかなぁ、とにかくおしっこしたいのがすんごく強く感じられて、これはこれで私にはうれしい拷問みたいな……。
 けどね、さっきおしっこしながらエッチしたのを身体が覚えてるんだよね。
頭の中ではダメだって言ってるのにさ、ちょっとずつちょっとずつおしっこがチロチロってしみ出してきてさ、それはそれでまた気持ちよくて、あ〜ちゃんにそのこと伝えるのも悔しいような気持ちで黙っていた……。
 だからあ〜ちゃんの動きが激しくなってきて、私もそれに合わせて高まってきたときにね、やっぱりジュワ〜って出てちゃって、そしてやっぱりあ〜ちゃんが離れた瞬間に、ベッドの上なのにジョ〜〜って………。
もうね、身体に全然力が入らないからおしっこ止められないし…っていうか、止めようとも思わなかったし……。
してはいけない場所でしてしまうおしっこの気持ちいいこと……。

 ホテルの人にベッドを汚したこと伝えて、ちょうど0時頃かな、そのホテルを出ておうちに帰ったのね。
 けどタクシーを捕まえる間にまたおしっこがしたくなってきて、まぁ今回はワンピだったから、おうちのトイレでもたつくこともなく、フライングもなくおしっこ終了出来たけど、甘えから決意へと変わるおしがまお漏らしエッチ……。
そんなすごいことを私はやってしまったのでありますよ。

そう。あの夜からこっち、私は変わったのだ!!(たぶん……)



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