博士とメールのやりとりの中で、仕事中にあんな事やこんな事でおかしな失敗をしたずっこけチョビです!って紹介したら、博士がそれに乗っかってきちゃって、おもしろいから「ずっこけチョビ」でシリーズ化しようなんて言い出した。
そりゃあ確かにおもしろいずっこけもいくつかあるけど、そんなに毎日毎日ずっこけている訳じゃないし(たぶん)、けどそういうのもおもしろいかもしれないと思って、シリーズ化は別にして、おしっこにまつわるずっこけ話をショートショートで紹介してみようと、偉そうに思ったりしてみたの。
1、そんなのないよ〜!!
先日、ふたりそろってお休みを取って、おうちでまったりしていた日のことなんだけど、10時頃、急にあ〜ちゃんがお仕事で呼び出されて出かけてしまった。
その途中電話で、アマゾンから今日DVDが届く。12時から14時の間だから受け取っておいてくれだって。
注文していたサザンの真夏の感謝祭とスマイレージのファーストライブのDVDだ。
私はそれまでに寝室の模様替えをしようと思って、カーテンとか飾ってある絵を交換したりして、けっこう汗をかいたから冷たいお茶なんかを飲みながら励んでいた訳。
ハッと気がついたらもう12時。
やばい、ひょっとしたもう届くかもしれないって思って、私は作業を中断してリビングで待機することにした。
スタバのコーヒー飲みながら、菓子パンかじりながら……。
(しまったぁ、おしっこ行っておくんだった!!)
その時になって気になったんだけど、けっこうおしっこしたくなっていた。
だって朝に1回行ったきりで、けっこうお茶とか飲んでいたから、それなりに溜まっていても不思議じゃないし……。
けどもしトイレに行っている間に宅配が来てしまったら、出られないし……。
そう思って、私はおしっこ我慢したままDVDが届くのを待つことにしたの。
1時……まだ届かない。おしっこ気になるぅ〜!
1時半……やっぱり来ない。おしっこした〜い!!
2時……こないじゃんか〜!! おしっこどうすんのよ〜!!
2時半……来ないし連絡もないし、もうおしっこは決壊寸前になってるし……
そしたらあ〜ちゃんから届いたかって電話があった。
まだだよ〜!って叫んでいた私。
あ〜ちゃんは家のすぐそばまで帰ってきているらしく、着いたら問い合わせを入れるけど、渋滞かなんかで遅れているだけかもな…なんてのんきなことを言っている。
私はもうDVDなんかあとでいいから、とにかくおしっこさせてほし〜〜〜い!!
なんて、両手とかかとでグリグリやりながらもだえていたら、あ〜ちゃんがアマゾンの箱を持って帰ってきた。
「え…下で(玄関で)出会ったの?」
震えながらそう聞く私に、
「いんや、郵便受けに入ってた。」
ケロっとそういうあ〜ちゃん。
「そんなのないよ〜〜〜!!」
必死に我慢していたおしっこはなんのためだったんだぁっ!?
2、おしっこ禁止令発令!
先日、最寄り駅のそばに新しいコンビニがオープンして、ある日私は仕事帰りにそこへ立ち寄って買い物していた。
そしたらレジでくじ引きやらされて、なんと発泡酒350ml缶が1本当たってしまったのだ。
最近は飲み過ぎないようにしようって事で、普段は500mlの発泡酒を1本ずつって決めてあったので、すごく幸せ。
だってこの日は旦那の帰りが少し遅くなる日だし、それに夕食は湯煎とチンだけで食べられる手抜き食材を頼んであった日なので、ナイショでこっそり夕食前に飲んじゃえ!!って考えた訳ね。
そう思って冷えているのをもらって帰ってきた。
早々に部屋着(短パンとTシャツ)に着替えて、ソファーにもたれてあぐらをかいて、テレビの夕方ニュース見ながらチビリチビリ…
あては何もないけれど、ナイショで飲む冷えたビール…じゃなかった発泡酒は格別にうまかったのだ!!って、私はオヤジかっ!?
で、それを飲み終わったちょうど同時ぐらいにあ〜ちゃんが突然帰ってきたあっ!
なんでも仕事が早く片付いたから飛んで帰ってきたっていう。
いくら私のことを愛しているからって、そんなに急いで帰ってこなくてもいいのに。
あわてて空き缶を流しの隅の方に隠して、私はおもむろに夕食の準備に入った。
まぁ湯煎するのとチンするだけだけどね。
ほいでもってお約束通り500ml缶を開けながら夕食ね。
私はさっき350を飲んだばかりだから、いつものようなペースで飲めなかった。
まぁたぶん、なんか後ろめたい気持ちもあったんだと思う。
ほいで後片付けの洗い物をしていたら、やっぱりおしっこがしたくなってきた。
考えてみたら、ナイショで飲む事に気を取られすぎていて、私は帰宅してからトイレに行っていなかったので、6時間ほどご無沙汰してた。
あ〜ちゃんに悟られないようにそ〜っとトイレに行こうとしたら、
「ところで由衣。今日は合計どれだけ飲んだんだ?」
なんて聞いてくるんだもんなぁ。
「え、な…なにが?」
なんてとぼける私に、
「オレが帰ってくるまでにナイショで飲んでたな。においで分かってたぞ。」
なんて、実はすっかりばれていた。
仕方ないのでいきさつを説明して謝ったら、
「そうか。合計850か。ま、隠れて飲んだことには罰を与えないとな!!」
「罰ぅっ!?」
「そう罰。今からいいと言うまでおしっこ禁止〜!!」
ほひゃ〜あ、A子さんじゃあるまいし、そんな禁止令なんてうちではこれまでなかったぞ〜!!……って、トイレに行こうと思っていたところにそんなことを言われたもんだから、私はあわてたよ〜。
けど従順にもそれにだまって従っちゃう私ってピュアだなぁ。
それからなんだかんだで1時間ほど我慢させられて、もうおなかがパンパンだから許してってお願いした。
そしたらお風呂場でするのなら許してやるって、なんか納得いくようないかないような変なお許しが出たの。
まぁこのあとエッチも有るかもしんないと思って、私はいいよってあっさりOKしたんだけど、お風呂でなんかしょっちゅうやってるから何とも思っていなかったのが実はそうではなかったんだ。
いつもはさ、そう、はだかん坊だったじゃん!!
けど短パンとパンツをヒザまで降ろしてさ、しゃがんでするのって…なんかすっごく恥ずかしくなって……燃えっちゃったぞ〜!!(笑)
排水溝に向かってじゃなくて、あ〜ちゃんが見ている方を向いてやったもんだから、おしっこは床に広がって足がべちょべちょ……。
だって800ccぐらいはあったもんね。
ティッシュは持ってきてないし、シャワー浴びるためにはパンツ脱がなきゃ出来ないし…、で、しずくがパンツに垂れないようにおかしな格好で脱ごうとしたんだけど、結局は足がベチョベチョだったから結果は同じだった。
けど…こういうシンプルなのも案外いいなぁ…って思っていたのに、あ〜ちゃんは調べ物があるからってその夜はエッチなし!!
お〜いっ!!
つづく…かな…?