さむいよ〜〜!!
ほんと、すごく寒い年明けになりましたねぇ。
鳥取の方では雪で30時間以上も車の中に閉じこめられた人たちがいましたね。
大雪の被害に遭われた地方の皆さん、お見舞い申し上げます。
で、実は私も、この大雪の中に閉じこめられたひとり‥なのでありましゅ。
鳥取の人たちほどではなかったんだけど、ほんと、つらくて怖くて‥‥。
それでは私の年末年始の行動をお話しますね。
暮れの30日、私はあ〜ちゃん、優里亜、そしてその彼氏の健仁さんの4人で越前海岸にある民宿に泊まっていました。
お正月をどこかで一緒に過ごそうって話していたんだけど、空いていたのがその日その場所だけだったのね。
けど大好きなカニさんをたらふく食べられてご満悦。
カニさんをほおばりながらケーブルテレビを見ていたら、レコード大賞やっててね、最優秀新人賞にスマイレージが選ばれてさ、ハロプロエッグの頃から応援していた4人娘だから嬉しかっよぉ。
中でも、新ミニモニにも参加しているかにょん(花音)を一押ししている私。
そんな話をしていたら、某集団ヲタを自負していた健仁さんが
「この子たちはクチパクじゃないんだな。」
なんてビックリする発言をしたもんだからみんな大笑い。
なのにあ〜ちゃんだけは全然興味を示さなかったなぁ‥‥(寂)
願わくばあの子たち、もう少しファルセットが上手に出せたらさ、言うことないんだけどなぁ。
話が脇道に逸れちゃったけど、まぁそんなわけでワイワイやりながら夜も更けていって、別々のお部屋でおねんねしたのね。
優里亜の部屋でそのあと何があったかは知るよしもないし、私たちの事も明かす事なくね。(笑)
で、翌31日、なんか昨日までと違ってすごく雪が降ってるのね。
ここら越前海岸は敦賀湾に向かうような位置関係らしいから、それほど大雪にはならないらしいんだけど、この調子だと敦賀から京都にかけてずっと降っているかもしれないって言われてね、みんな大急ぎで帰り支度したんだわさ。
10時少し前に出発。
車は健仁さん(のお兄さん)所有の三菱のFF車で、男ふたりが交代で運転なのね。
私と優里亜は後部座席で、木の枝に積もった雪がきれいだとか、海岸に打ち寄せる波しぶきがきれいだとか、キャッキャッて騒いでいたの。
けど海岸通りが終わって敦賀の街が近づいてくると、外の景色がだんだん変わってきて、雪が深くなってきているのが分かったのね。
先がつかえているからか、自然渋滞みたいなのが何度も起きるようになって、車道はそれなりに地面が見えているけど、周辺はもう真っ白‥‥。
国道8号線に合流してからはね、渋滞はかなりきびしくなりだしていた。
「念のためにタイヤを履き替えておいた方がいいな。」
「そうですねぇ。」
男ふたりはなんかそんなことを話していて、それからノロノロどこかを走って大きなドライブインに入ったのね。
そこは「とれとれ市場」みたいな場所だった。(事実そうだったみたい。)
で、私と優里亜は降りると同時にまずトイレに直行ね。
そこでお昼を食べて、おみやげ用に魚の干物とかいっぱい買い込んで、その間に男二人はタイヤ交換して、午後1時半、雪はさっきよりも小降りになっているのでさあしゅっぱつ!!
‥‥したのはいいんだけど、相変わらず道路は渋滞していてノロノロ‥‥。
で、北陸自動車道の入り口までたどり着いたんだけど、名神が関ヶ原〜京都東間で通行止めになっているって情報が入って、仕方なく下で帰ることに。
敦賀の市街地を抜けて山の方にさしかかってくるとね、道路もかなり白くなって来だして、なんか凍っているような感じなのね。
「タイヤをスタッドレスに履き替えて正解だったな。」
ってあ〜ちゃんは言っていたけど、なんか不安‥‥。
それでも大きなトラックの後について行ったからかな、とりあえず車は少しずつ進んでいったのね。
そして大きな難所だった峠越えを無事に済ませて、さあここで大きな選択が!!。
びわ湖の西沿いを走る161号線で帰るか、このまま8号線で東側を下っていくか‥‥。
距離的には161の方が短いらしいんだけど、道が狭いのとびわ湖の風をまともに受けているから要注意なんだって。
8号線の方が交通量はそれなりにあるけど、名神がストップしている事を考えると、その車がみんな降りてくるから、8号線もその先の1号線も大渋滞が予想されるって。
で、迷ったあげく、161の湖西側を選んだのね。
これからしばらくは民家もほとんどない田舎を走るんだって。
まだ3時過ぎだって言うのにね、もうヘッドライトをつけないといけないほど薄暗くなってきて、雪はずっと降り続けている。
タイヤがスタッドレスになったから、すごく乗り心地が悪くなって落ち着かない。
いつの間にか優里亜もほとんどしゃべらなくなっていて、ずっと健仁さんの背もたれに両手をかけて前ばっかり見てるのね。
時々強い吹雪になったり小降りになったりを繰り返して、それでも何とかノロノロだけど車は進んでいったのね。
この道に入ってから1時間ちょっとが過ぎて、今がどのあたりかも全く見当がつかない不安と、時々スリップして車が流されたりする恐怖。そしてその恐怖によるものなのか、それとも足下が冷えているからか、ジンワリとわき上がってくる尿意‥。
3時間ほど前にトイレに行っていたのに、もうお腹がパンパンになってしまって、私はすごく困っていたの。
外は吹雪いているし、コンビニとかお店なんか全然見あたらないし、それでもだんだんおしっこが迫ってくるし‥‥。
車内はきつめに暖房を入れているから、空気が乾燥してのどが渇くのね。
それにずっと座っている状態だから、エコノミーシンドロームにならないようにって、わりとこまめに水分補給をしていたので‥‥それがみんなおしっこになってしまったみたい‥‥。
けど「トイレいきたい!!」って言ったって、すぐにどこかで停めてもらえる状況じゃないのよね。
どうしようかって迷いながら知らず知らずに身体を動かしていたようで、
「由衣ちゃんも‥おしっこ?、私もさっきから行きたくって‥。」
優里亜がそっと耳元に話しかけてきた。
バカみたいな話だけど、私も彼女もね、まさかこんな大雪になるなんて思っていなかったから、ブーツとニーハイソは履いていてもスカートで生足だったのよさ。
だからやっぱり足下がなんとなく冷えていて、おしっこ製造が早かったみたい。
それからふたりしておしがま道中が始まるんだけど、すぐに車を停めるところがないからって我慢していたら、その先に大変なことが起きるからって、
「ねぇ、どこかで少し休もうよ。」
わたしは一応お姉さんだから、優里亜に代わってそう言ったのよ。(笑)
確かに運転している健仁さんも少し疲れていたみたいだから、コンビニかドライブインらしき物があったら休もうって事になったのね。
けど‥‥それから30分以上、ノロノロと走るだけでお店なんかな〜んもないの。
スタッドレスの大きな振動がまともにお腹を刺激して、いよいよ私の膀胱が危なくなってきた頃になって、やっと一軒のドライブインらしきもの発見!!!
なんとかそこへ滑り込んで、優里亜と手をつないでトイレにダッシュ!!って行きたいところなんだけど、足下は雪だらけでしかも少し凍っているからさ、雪に足を奪われるし滑るしで、お互いを支え合うようにしてなんとかお店の中へ入ったのね。
そしてそこからは争うようにしてトイレに行ったらね、個室はいくつかあったんだけど、簡易水洗みたいなトイレだったから音消しなんて出来ないのよ。
ま、そのときはもうそんなの気にしてられないから、ジャ〜ジャ〜って思い切りしちゃったよね〜。(笑)
これから先、どういう状況になるか分からないから、とりあえず優里亜の両親には連絡を入れておかないとって、あ〜ちゃんと私が代わる代わる電話に出て、事情を説明したのね。
あは、まだ両親には健仁さんの存在がない‥みたいだなぁ。
私を入れた女子数人と、あ〜ちゃんたち男数人って言ってあっただけみたいだよ。
で、ひょとしたら京都に着くのは夜中になるかもしれないからって、パンとかおにぎり、お茶なんかを多めに買い込んで、5時頃にまた出発。
今度はあ〜ちゃんが運転。
でもあ〜ちゃんはこんな雪道をほとんど経験してないから、横で健仁さんが指南役してた。
私は私で気が気じゃないから、さっきの優里亜みたいに背もたれにへばりついていたのよさ。
周りが暗くなってしまうと、今度はヘッドライトに雪が反射して前が見えなくなるのね。
だからフォグランプに切り替えて、とりあえず前を走る車のテールランプだけを頼りに走るんだって。
それから2時間ほどが過ぎて、ラジオから紅白歌合戦が聞こえてきた頃、また少しおしっこがしたくなってきたわたし。
「ここから途中越えのルートに入ったら完全に遭難でしょうねぇ。」
「はは、金もらっても絶対に行かないわな。」
男ふたりが話してる。
聞いたことある地名だった。(由衣の独り言30「おしがまメール」)参照)
で、少しお腹も空いてきたんだけど、ジワジワとおしっこも溜まってきて、さてどうしようかって気をもんでいたのね。
まださっきみたいに危険状態ではないけれど、やっぱり早めに申告しておいた方がいいのは分かってるのね。
けどまだ2時間しか経っていないから言いにくかったのよさ。
(今度は優里亜が言う番だぞぉ!)
なんて、けっこう子供じみたこと考えてた。
そうこうしている間に、やっぱりおしっこは待ってくれなくなってきて、
(あ〜あ、やっぱり身体が冷えているんだなぁ‥‥)
いつもより確かにおしっこの間隔が短いんだもんね、もうあきらめてトイレ休憩を言おうと思ったら、
「少し休むぞ!!」
そう言ってあ〜ちゃんが車を左に切ったのね。
ガソリンスタンドだった。
この先ずっと暖房を入れたまま走行する事を考えると、今のうちに補給しておこうって事になったんだって。
これ幸いと思って、私はトイレを借りようと車から降りたら、やっぱり優里亜も着いてきた。
そこのトイレは水洗なんだけど男女一緒で、男の人用の奥に個室がひとつだけある小さな造りだった。
「私さきに入るね。」
こういうときだけお姉さんぶって、私は優里亜の返事を聞かずにさっさと入っていったのね。
でもそれでよかったぁ。次に優里亜が入った時ね、知らない男の人が入ってきて、手を洗っている私の後ろをすり抜けておしっこし始めたの。中にいる優里亜にはその人の足音が聞こえていなかったのか、気づかなかったのか分からないけど、水を流さずに思い切りやっちゃうもんだからさ、全部聞かれてしまったのね。
かわいそうだからこの事は黙っていてあげよう。(これ読んでバレるって!?)
で、スタンドの先にある空き地みたいなスペースに車を異動して、そこで腹ごしらえしたのね。
私はけっこう何回もおしっこしてるから、かなり脱水気味になっていたんだと思う。
なんかね、食べるよりの飲む方が多かったような、そんな感じになってしまって、またこの先、おしっこの心配しながら行くんだろうなぁって、半分覚悟みたいなのしてたよ。
それから少し休憩して、もう一度順番にトイレを済ませてからまた出発。
もう9時を回っていたように思うよ。
相変わらず走っては停まり走っては停まりの繰り返しで、きっと運転している二人は交代しながらであっても疲れていただろうね。
そして‥‥‥
とうとう動かなくなってしまった‥‥。
さっきまでは停まっても5分ほどで動き出したのに、今度はもう20分以上全く動かないのね。
けどたま〜に対向車が来るから、道がふさがってしまったんじゃないって事だけは分かっていたの。
でも全然動かなくて、不安と焦りでなんかジリジリしてきてさ、そのジリジリ感が実はおしっこからくるものだって気づいたのはそれから数分後。
そしてあっという間にまたおしっこした〜い!!になってきてさあ大変。
あたりは真っ暗に近い郊外の国道で、雪明かりを頼りに見渡してもさ、周りは田んぼか畑なのかな、お店どころか建物らしいものも何もないのね。
けど前にも後ろにも車がギッシリ詰まっているから、車を降りてどこかでって事も出来そうになくて‥‥。
早く動いてぇっ!!ってささやかな祈りをしていたんだけど、大晦日もあとわずかで明ける微妙な期間だからさ、神様も大忙しなのか聞き入れてくれなくて、それからさらに30分‥‥。
優里亜には大ピンチだってサインを送っていたけれど、彼女も当然のようにおしがましているみたいでね、落ち着きがなかった。
あ〜ちゃんとふたりきりなら携帯トイレとかコンビニの袋なんかでおしっこしてしまえるけど、健仁さんもいるからどうしようもないよね。
それはきっと優里亜も同じで、もっと言うなら彼女はまだ健仁さんの前でまともにおしっこしたことないから、私よりも深刻だったかもしれないね。
けどもうそんな悠長なことを考えている時じゃなくなってきて、
「ねぇ…あ〜ちゃん‥‥トイレ‥どぉしよう‥?」
って、相談を持ちかけるように訴えた私。
そうは言ってみたものの、あ〜ちゃんも困った顔してた。
だって現実には何の解決法もないんだもん。
「まさか当てもなく歩かせる訳にもいかないしなぁ‥‥」
「そうですよねぇ‥」
男二人は真剣に考えてくれていたけど、そうやって時間ばかりが過ぎていくのね。
私は出来るだけ平静を装うようにしていたけど、お腹はパンパンでおまたはジンジンしてきていて、もう恥ずかしいけど前後のドアを開けてさ、その間でやっちゃうしかないかなって、最悪の事態を考えていたのね。
そこへ1台の対向車がやってきて、健仁さんはウインドウを開けて手を大きく振ってその車を止めたのね。
その人の話によると、1キロほど先の交差点でワゴン車がスリップして、京都方面の車道をふさいでしまった事。
それを迂回しようとした車が轍(わだち)に入り込んで動けなくなって、それが原因で大渋滞している事。
さらにここまでの途中で、何台かの車が路上に放置されているので、それも渋滞の原因だろうという事だった。
そして頼みの綱のコンビニはね、その交差点付近にあるって事も分かったの。
「由衣、ふたりでそこまで歩いて行けるか?」
あ〜ちゃんがそう聞いてきたけど、
「え〜、でもぉ怖いよぉ‥‥」
おしっこしたくてたまらないんだけど、街灯もない雪の夜道を、いくらふたりづれって言ったって、女の子が停車している車の脇をノコノコ歩いて行くなんて、どう考えても怖くてならなかったのね。
もしどこかの車の男の人が声なんかかけてきたらって思うとさ‥‥。
けどおしっこはもう漏れちゃいそうで、時間を無駄にしたくないのね。
で、健仁さんだけ車に残して、あ〜ちゃんが私と優里亜をエスコートすることになったのよ。
急いで車を降りたらね、それを待っていたみたいにさ、いままで止んでいた雪がまた降り始めて、それでもそんなことでひるんでいてはおしっこができないからって、私は優里亜にしがみつくようにして前を行くあ〜ちゃんについて行こうとしたのね。
けど車道以外はすっごく雪が深くなっていて、ショートブーツの私はそこに足が埋まってしまって歩けないの。
仕方ないから対向車が滅多に来ないからって、そっちを歩き出したんだけど、それでもツルツルって滑りやすくて怖くて‥、おまけにめいっぱいおしっこ堪えているから、踏ん張って歩けないのよ。
おまけにブーツの中にはさっきの雪が入り込んで冷たくて、雪まじりの冷たい風がコートの下に入り込んで足を冷やして、あっという間に雪だらけの身体になってしまって、もう何もかもが私をいじめるの。
私が必死になってしがみつくもんだから、優里亜もけっこう大変だったと思う。
そんなふうにしてヨタヨタと歩いていったんだけど、これじゃあ1キロ歩くのに何分かかるか分かったもんじゃないよね。
そんなときにね、私たちの50メートルほど前の方に、同じように歩いている女の人たち数人がいることに気づいたのね。
(あ、あの人たちもきっとコンビニに行くんだっ!?)
ってすぐにピンときたけど、
(それだったらコンビニのトイレも混んでいるんじゃ‥!?)
ということは容易に想像がつくよね。
今でもこんな状態なのに、さらにトイレの前で並ぶなんて絶対に無理だよ!!
(それだったら‥もう‥どこか物陰でしちゃおうか!?)
私は一気にそう思うようになってしまったのね。
そうは言ってもさ、実際にはそう都合よく身体を隠せるようないい場所があるわけないじゃん。
半分パニックになりながら、それでも気力だけでなんとか歩き続けていたらさ、前の方を歩いていた数人の女の人たちがヒョイって脇の方に姿を消したのね。
「??」
それがなぜだかこのときは分からなかったんだけど、2〜3分ほどしてその場所にたどり着いたらさ、人影だった女の人3人がまた現れたのよさ。
「あ、あなたたちもトイレ?」
中年の女性3人だったけど、私たちを見つけると気軽に声をかけてくれたのね。
渋滞している吹雪の国道をさ、女の子だけで歩いているなんて、誰が見たってトイレに向かっているとしか思えないもんね。
「はい、この先のコンビニまで行こうと‥」
優里亜が恥ずかしそうにそう言ったら、
「もうここでやっちゃえば?」
って、脇にある建物を指さしたのね。
そこは廃業した何かのお店の跡のようで、道路から少し入った建物の表に、コンテナみたいな大きな箱がいくつか並べられていて、その陰に入れば野ションのために身を隠せるもってこいの場所だったのよさ!!。
「あ‥ありがとうございます!!」
私はもうとっさにそう言って、優里亜を引っ張るようにしてそのコンテナみたいな箱の方に向かったのね。
いざおしっこができるって思ったらさ、急に力が出てきたみたいで、ズボズボって積もった雪の中を横切って行けるのよ。
「あなたはここで見張っていてあげてよね。」
女の人たちがあ〜ちゃんにそう言っているのが聞こえてた。
で、その大きな箱の後ろに回りこんで、私はもう優里亜にお構いなしにコートとスカートをめくりあげて、パンツを降ろしながら勢いよくしゃがんだのね。
あんまり勢いよくしゃがんだもんだから、おしりに冷たい雪が触れて
「ひゃっ!」
って叫んだ途端、シュ〜シュ〜って、もうほんとにスゴい勢いでおしっこが飛び出してきてさ、一気に湯気が立ち上がりだしたのね。
すぐ横で優里亜も同じようにして湯気をたてだして、なんかそれがおかしくってさ、ふたりしておしっこしながらクスクス笑ったりして‥‥。
ん〜お店の持ち主さんごめんなさいです。お店に向かっておしっこしてました〜。
そんなことをしながら、やっと京都の山科って言う地域に戻ってきたのはなんと新年になった午前2時過ぎ‥‥。
この間は不思議にトイレに行かずに済んだのね。
でも‥すごい年越しになっちゃった‥‥。
こうなる事は予見していなかったけど、けさ民宿を出る前に、そこのLANを借りて博士に「由衣の独り言 36」の原稿を送信していた私ってさすがだな‥‥なんて、自分で自分をほめたりなんかして‥‥。
だって、お正月に掲載を間に合わせたかったんだもんね。
で、ようやく街中まで戻ってきて、雪の中を初詣に向かう人たちを見ながら西大路御池という所まで来たのね。
優里亜を早くおうちに送り届けないといけないから、私とあ〜ちゃんはそこで降りたの。
あ〜ちゃんは
「私の部下が責任を持っておうちまで送ります。あと2〜30分ほどで着くかと‥‥」
って電話してた。
私たちはここからタクシーに乗って帰るんだけど、中途半端なこの場所で、お正月のこんな夜中にそうそうタクシーが有るわけないのよね。
実はこの時、私はもうかなりおしがまになっていて、寒さも併せて震えていたのよね。
だってあのコンテナでの野ションから、もう2時間半以上が過ぎていたもん。
タクシーが来るのを期待しながら、雪が凍っている歩道を南に向かって歩き出したんだけど、寒いし滑るしおしっこはしたいしで、もう泣きそう。
そして西院という所まで30分ほどかけて歩いて来て、やっとタクシーを捕まえることが出来たんだけど、やはりスタッドレスのタイヤだから、すごい振動があってもうおしっこ漏れそう!!
そんなこんなでやっとマンションまで戻ってきたのはいいけれど、お部屋のカギが旅行バッグの奥の方に入り込んでしまってて、出すのに手間取っちゃってさ、玄関前でジタバタしているうちにおしっこがツ〜〜って、自分の意識に関係なく流れ出してきたのね。
今日は何度もおしがましてたもんだから、膀胱もその出口の機能もさ、きっともうマヒ状態になっていたんだよね。
結局私はまた、年末の28日の夜と同じように、ブーツを履いたままトイレに飛び込んで、そのあげくにパンツ穿いたままおしっこしてしまうって言う、お粗末な年明けになってしまったのでありました。
はぁ……、いっこうに成長してないなぁ……。
私がこんなにおしがましながら帰ってきた訳だから、同じような環境にいた優里亜だってきっとかなりおしがましていたはずだよね。
大好きな健仁さんに送ってもらった訳だけど、北の方(金閣寺方面)は、もっと道路がスゴいことになっていたようで、あれから1時間近くかかったんだって。
うふ‥‥、そのときの報告がこのあとあるよ〜!!
それまで待っててね〜!!
あは、今回はけっこう長文になってしまったぞ‥‥。