あっという間にもう梅雨になってしまって、毎日がうっとぉしいよね。
ここ数年、春と秋がなくなっちゃって、冬からいきなり夏になって、そしてまたいきなり冬になる‥って、そんな気がしているのは‥私だけ?
それはまぁいいとして、5時になったらサッサと帰っていたお仕事がね、異動になってからは毎日のように7時過ぎまで残業してるのよさ。
先月は1ヶ月で34時間の残業になった‥‥。
あ〜ちゃんもグループを統括する本部に異動したもんだからさ、同じように遅くまで残っているようで、二人しておうちには寝るためだけに帰っているような感じ。
ヨシ○イっていう食材の宅配を頼んでいるから、買い物に行く手間はないんだけど、最近では料理を作る時間がもったいないからって、チンしたり湯煎したりするだけで食べられるコースにしたりして、なんか寂しい日が続いているよ。。
お仕事の関係で、私はK大病院とその研究塔に週一で出向くのね。
京都駅から地下鉄に乗って、烏丸丸太町(からす丸々太る町じゃないよ。)から御所を眺めながらバスで7〜8分。
事務職だった私がまさかK大病院の中を歩き回るなんてね、夢にも思わなかったよ。
お昼になると病院の周りの路上にね、いっぱいお弁当屋さんが出没するのね。
チームの人に連れられて、毎回違う所のお弁当を食べているんだわさ。
ここでのお仕事は、走り回ったりすることはないんだけど、一つの部署にずっといるからけっこう精神的に疲れるよ。
ん〜、午前中はね、トイレに行く時間はまず無い‥‥。
私だけが部外者だから、なかなか途中で抜け出すことが出来ないんだよね。
そしていつお昼になるか分からないのよさ。
だからお弁当を買いに行ってもね、もう残り物しか無かったり売り切れていたりして、別の売り場に走ったりなんかでそれなりに大変。
おしっこパンパンのおしがまでお弁当食べて、サッサと食べ終わってやっとおしっこできるって感じかなぁ。
先日ね、5時を少し回って、心の中ではもうすっかり帰る準備をしていた時にね、チームの人が
「○○先生がサ店で待ってるらしいよ。」
って言ったのよさ。
何のことか分からなくてポカンとしていたら、
「コーヒーをごちそうしてくれるんだって。」
「はぁ‥‥」
よその病院で、アフターファイブまで親しくもない○○先生と一緒かと思うとさ、あんまり乗り気がしなかったのよさ。
ん〜、言い換えれば「早く帰りたい!!」かな。
けどチームの人たちはみんな「待たせちゃ悪いから!」って感じでそそくさと部屋を出る準備してるのね。
その勢いに引っ張られて私も急いで帰り支度して、みんなについて歩き出した訳。
てっきり正面玄関横にあるド○ールって喫茶店だと思っていたら、病院の外だって言うのね。
(ひぇっ、外なのかぁ!?)
私ね、お昼すぎにトイレに行ったきりだから、それなりにおしがまだったのよ。
いつも帰るときにトイレを済ませるようにしていたんだもんね。
中のお店だったらさ、解散したあと外来のトイレを使えると思っていたもんだから、全くの計算違いになってしまったのよさ。
初めて通る廊下から東大路通りに出て、しばらく歩いて着いたところが‥‥
(あれぇこのお店‥どこかで見た記憶が‥‥)
そうっ、思い出したぁっ!!、初詣の後におしがましながら優里亜たちと必死で駆け込んだお店、から●ねや珈琲館!! (由衣の独り言28参照)
中に入るとあのときの事が鮮明に思い出されて、ひとり恥ずかしくなっていた私。
そう言えばあのとき、トイレに駆けていって一段さがっているところで転びそうになったんだけど、ちょうどその段差がある所の席に、ちょい悪親父的なその先生は座ってた。
わ〜ん、トイレが目と鼻の先だよぉっ!!
総勢8名が二つのテーブル並べて、カンファレンスが始まった。
けどね、医者とナースと臨床心理士たちのお話は、素人の私にはチンプンカンプン。
「○○症における薬物療法の効用が‥」とか「○○時のMRI検査の所見が‥」なんて話が次から次に出てきて、私ったら隅っこの方で更にちっちゃくなっていたのよさ。
(あ〜ん、もう帰りたいよぉ‥おしっこもしたいよぉ‥‥)
なんてね。
けどお仕事の参考になるお話もあったので、それなりにメモを取っていた由衣ちゃんはえらい!!‥‥んだけど、やっぱりおしっこがしたくてたまらなくなってきた。
私の座っているうしろを、他のお客さんたちがひっきりなしに通って奥のトイレに行くのね。
その動きを感じていると自分も行きたくてたまらないんだけど、ディスカッションは盛り上がっているし、私の横には割とイケメンの男のナースが座っているし、とにかくもう中座しにくいったらありゃしない。
早く終われっ!早く終われっ!!って、そればっかり考えていた世、ほんとに。
そんで、1時間ぐらいしてからようやく終わりになったのね。
もう私にしてみたら2時間にも3時間にも感じたよ。
でもね、お開きになったはいいけど、誰もお店のトイレに行く気配が無いのよ。
なもんだから私も行きにくい感じで躊躇してしまったのね。
‥‥それがマズかった‥‥。
「えっと、君はたしか○○病院から来てる松本君だったな?」
みんなゾロゾロ引き上げだしているのに、私はその先生に呼び止められてしまったんだわい。
そして、うちの病院の××先生は同期だ。元気にしているかとか、◎◎先生は忙しい様子かとか、いっぱい聞いてくるのよ。
4月に異動したばかりだから、私はまだほとんど中のことを知らないのにね。
その先生がお会計をしている間も話しかけてくるから、お先にって言えなくてずっと横に立っていた私。
他のみんなはもうお店の外で解散の体制に入っているのに‥‥。
そのままお店の前まで先生と一緒に出て、そこでみんなしてお礼を言ってそれぞれの方向へ歩き出したのね。
私はもうこのままではとても帰れないので、いったん病院に戻って外来塔のトイレに行こうと考えて歩き出したら、
「君はいったん自分の病院に戻るの?」
って、その先生はまだ私の横にいたんだわさ。
「あ‥いえ、直帰します‥‥。」
「そう。おうちはどのあたりかな?」
「ぁ‥JRの××です‥‥」
「ならよかった。私も京都駅の方に用事があるんだ。送って行くよ。」
先生はそう言って、病院前の通りでさっさとタクシーを止めて、私に乗るように言うんだわさ。
もうほんとにおしっこしたくてたまらないのに、気の弱い私は何も言えずにそのままそのタクシーに乗り込んでしまったのね。
けど6時半過ぎの京都の道は混んでるよ〜。
川端通りって道を走っていたんだけど、四条通との交差あたりで全く動かなくなったのね。
少し蒸し暑い日だったから車内は冷房が入っていて、おしっこ満タンの私をいじめてくるんだもん。
この時間でもまだかなり明るいから、あんまりモゾモゾ動けなくて、おまけに先生はまだあれこれ話しかけて来るし、あんまり曖昧な生返事ばかりしてると失礼だからって、私はもう必死におしっこ我慢しながら会話についていったんだよ。
(ええいっ、もうこうなったらもうトコトンおしがましてやるぅっ!!)
私ったらそんな風に開き直ったりしてた。
(から●ねや珈琲館はおしがまに縁があるお店だなぁ‥‥。)
それからしばらくして京都タワーが見えてきて、もうすぐ駅に着くって時になってね、私ったら駅のトイレの場所を詳しく知らない事を思い出していたのよさ。
どこにトイレってあったかなぁ‥なんて考えていたら、
「実は人と会うんだけど、まだ少し時間があってね。」
先生がまた話しかけてきた。
その時なんかいやな予感がしたんだけど、それはすぐに的中!!
「しばらく買い物につきあってくれないか?」
先生は私の顔をのぞき込むような感じでそう言ったんだわさ。
(ひえぇっ、まだトイレはお預けってぇっ!?)
思わずそう叫びたくなるようなお誘いだったよぉ。
けどさ、おしっこしたいからここで失礼しますなんて言えないし‥‥。
ものすごい不安を抱えたまま、
「はぁ‥‥」
なんて曖昧な返事を返した私だったのよ。
(トコトンおしがましてやるぅっなんて考えた私って、ほんとにバカっ!!)
パンパンに張ったおなかを抱えながら、私はそ〜っとタクシーを降りて、先生について人混みの中を歩き出したのよ。前屈みな格好で‥‥。
なんかさ、周りの人がみんなして、わかしがおしがましてるの気づいているような、そんな錯覚を覚えたよ。
先生は駅に向かわずに地下街に降りていく。
おしっこを我慢しているもんだから、階段を下りるのがすごく苦痛な私は、手すりにつかまってソロリソロリ行くしかないんだもん。
先生との間に少し距離が出来ちゃった。
それに気づいた先生が、どうしたのかって聞いてくるから、私はとっさに
「左足を骨折してから階段が苦手に‥‥」
なんて、半分事実、半分うその即答をしていたの。
(そんなことより、早くおしっこさせてよ〜!!)
ほんとはそう叫びたかった私なんだけどね。
先生はそのまま輸入食品のお店に入っていったのね。
そこでなんかワインを吟味しだしたのよ。
私はじっと立っているのがとてもつらいもんだから、あっちへフラフラこっちへフラフラしながら、必死でおしがまするしかなくて‥‥。
(早く決めてよ〜、ほんとにもう我慢できないよ〜!!)
やっと先生の買い物が決まって、
「これでご主人と一緒にボールでも飲むといいよ。」
って、私にはナッツの詰め合わせを買ってくださった。
「いやぁ、無理につきあわせて悪かったね。じゃぁここで失礼するよ。」
普段から細い目している先生が、更にその目を細めて私にそう言ったのね。
これで開放される。おしっこに行ける!!
そう思った私は、おかしなもんで急にうれしくなって、ニコニコしながらお礼を言ってお辞儀したのね。
さあ、これからが大変!!
不慣れな地下街でトイレを探さなくっちゃ!!!
先生と別れた事で安心したせいか、もうオチビリしそうなくらい担ってしまっている私は、それでもなんとか歯を食いしばってトイレを探したんだわさ。
(あった〜っ!!)
なんとなんと、すごくラッキーな事に、階段横にそれはすぐに見つかったのね。
私はもうなにも考えられずに、そこへ吸い込まれていくような感じで、狭い通路に入っていったのよさ。
(げっ、並んでるぅうっ!!)
狭いトイレにね、二人順番待ちの人がいるの。
(ひぇ〜ん、もう漏れるよ〜〜〜!!!)
なんて叫ぶことも出来ないから、とにかく平静を装ってそのまま私もそこに並んだんだけど、
(しまったぁっ、今日はジーパンだったぁっ!!)
これがいつものようにスカートだったら、最悪ズラしょんで逃げてやろうってなるんだけど、今日に限って私はピチピチのジーパン‥‥。
もう絶対にお漏らしどころかオチビリも出来ないって訳。
幸いなことに個室は割と速いスピードで回転してくれて、すぐに私もそこに入ることが出来たのね。けど‥‥
バッグは壁のフックにかけられるんだけど、先生からいただいたナッツの詰め合わせが入った紙袋を置くところが無いのよさ!!
個室に入った事でもうおしっこは出かかっているし、私はまだジーパンすら脱げていないし‥で、もうパニック!!
紙袋を抱えたまま足をじたばたさせて、とにかくオロオロしてしまったのね。
(だめだ、もうでちゃうっ!!)
すっごく我慢していたから、もうなんかパンツにしみ出してきているような感じがして、私はとっさに片手でジーパンのホックに手をかけて、まるで引きちぎるかのような感じで荒々しくボタン外して、ファスナー下げながら腰をユサユサしてジーパンをおまたのあたりまで下げて、紙袋を抱えながら今度はパンツね。
両手で一気にズリり下げて、その勢いでジーパンもヒザの上あたりまで下げながら腰を下ろしていったんだよ。
ん〜、しゃがみきる前にもうおしっこは出始めていたけれど、なんとかセーフ!!
ちょっとはみ出したかもしれないけど、それは見なかったことにしよう‥‥。
こうして私はこの日朝から3回目のおしっこを無事に済ませることが出来たんだわさ。
けど‥‥、なんていうのかなぁ、今回のおしがまはね、自分でも納得がいかないっていうか、なんか不発だったような、未練が残っているような、とにかくすっきりしない感じなのね。
一口で言えばさ、おしがましていても気持ちよく無かったってことかなぁ?
あるいは、お仕事に追われていてさ、気持ち的に余裕が無くなっているのがその原因かもしれないね。
ま、今回は私の近況報告だと思って、許してね〜!!