新しい年の始まりが、優里亜たちと一緒に強烈なおしがまで迎えたっていう、なんていうのかなぁ、いかにも私らしいスタートになってしまった私だけど、これだけおしがまする経験が多いっていうのはさ、やっぱり他の人たちのように、こまめにトイレに行かないからなんだろうね。
ちょっとぐらいおしっこしたいなって感じていてもさ、この程度ならもっとあとでいいやとか、面倒だから後にしようとか、いつもそんな風にしてるからおしがまになっちゃう事が多いんだよね。
そうやっておしがましてるのって、つらいの分かっていてやってるんだもんなぁ。
だから意識してトイレに行かないときもあるし‥‥。
お仕事中におしっこ我慢しながらさ、キーボードたたいたり資料作りしたりしてるとさ、かえって仕事がはかどる事だってあるんだよ。
それに‥、お偉いさんたちの接客時のおしがまなんかね、いつトイレにたてるか分からない不安感も加わって、なんかゾクゾクしたりするんだよね。
はぁ‥いつの間にこんなクセがついちゃったのかなぁ‥?
「松本君、すまないが今日のお昼に現場にお茶を届けてほしいんだ。」
出勤したらいきなりそんなことを言われたのね。
京滋事業部で大津市の郊外に老人介護施設の建設をしてるんだけど、そこはまだ水道もガスも通っていないから、現場の人たちの昼食時に温かいお茶とかコーヒーを届けるのね。
いつもは総務のお姉さんが行っていたんだけど、その日はお休みだったから私が指名されたのね。
別に急ぎの仕事を抱えていた訳じゃないから、私は何も考えずにOKの返事していたのよさ。
で、11時過ぎかなぁ、総務部長から早くお茶の準備をしろって言われてね、えっ、準備も私がやるのぉっ!?なんて改めて認識してさ、あわてて給湯室に駆け込んだんだわさ。
ポットふたつに番茶。もうひとつにドリップで入れたコーヒーを用意してたら、もう11時半になってね、急いで出かけないとお昼に間に合わないなんてせかされて、湯飲みとかカップが入ったボックスとポットを車に積み込んで、制服の上にカーディガンだけ羽織って飛び乗ったのね。
運転するのはあんまり話したことがない、私が少し苦手な感じの年下の男の子。
私、まだ慣れていない人の運転だと助手席には乗れないのね。
で、このときも後ろの席に座ったんだけど、その子はそれが気に入らないのか知らないけど、ずっと無言のままなのね。
でもさ、なんで助手席がだめなのか説明するのもさ、わざとらしいし面倒じゃん。
だから私も無言を通したんだわさ。
(やべっ、おしっこしてくるの忘れてたっ!!!)
時間に追われていたからさ、私ったらそんな大事なことすっかり忘れてたのよ。
(そういえばお茶の準備を始める頃からおしっこしたかったんだ‥‥。)
朝起きた時にトイレに行ったきりだから、冬場のこの時期だもん、おしっこが相当たまっていたのね。
無言状態で狭い車に乗っているとさ、なんかよけいにおしっこしたい感じが募ってきて、すっごく不安になってきたのね。
けど話しづらいその男の子にさ、あとどれぐらいで着くのかって聞くのもイヤだったから、私はずっと平静を装って窓の外ばかり見てたわけ。
(‥むこうにトイレってあるのかなぁ‥?)
30分ぐらいかかってようやくその工事現場に着いたのね。
ちょうどお昼には間に合ったんだけど、そこは雪まじりの小雨が降っていてね、びわ湖から吹き上げる風がすっごく寒いのよ。
おまけに足下は少しぬかるんでいて、ブラウス1枚にジャンパースカート、生足にハイソにカーディガンっていう格好では寒くてね、とても長居はできないって感じの場所だったのね。
プレハブの現場事務所にお茶を運んだら、そこには石油ストーブがあったんだけど、すきま風が入ってきてね、決っして温かいとはいえない状態‥‥。
(やっぱりこの中にはトイレってないんだ‥‥)
キョロキョロするまでもない狭い現場事務所だもん、そんなのすぐに分かるよね。
とにかく私は机の上にお茶の用意をして、ゾロゾロと入れ替わり立ち替わり入ってくる人たちに給仕していたの。
(あ、あれってトイレ‥!?)
窓の外にね、仮設トイレらしい‥、たたみ半畳ほどの小さな建物がポツンとあるのね。
(まさか‥あっこでおしっこなんかできないよねぇ‥‥)
考えるまでもなく、そんなことは分かっていたんだけど、やっぱりそっちに目がいってしまう私。
それぐらいおしっこしたい状態になっていたのよさ。
で、初めて来たからどうしていいか分からなくて、お弁当なんかを食べ出した人たちのすみっこで、ソワソワしながら突っ立ていたら、例の男の子が呼びに来てね、帰るよって言うのよ。
3時にもう一度お茶を持って来てね、そのときに今の分を片付けるんだって。
だったら初めにそう説明しておいてよっ!!って言いたかったけど、とにかく帰ることになって私は内心ホッとしたんよね。
けど安心したらおしっこの波が急にドンブラコッて襲いかかってきてさ、車のドアノブに手をかけたまましばらく動けなくなっって‥、焦ったなぁ‥‥。
お昼を回っているからおなかはペコペコなんだろうけど、その下にあるおしっこ風船がパンパンにふくらんでしまったから、空腹感がまったくないの。
(えっとぉ‥おうちでトイレに行ったのが7時半頃だからぁ‥‥)
起きてからコーヒー、10時にはお茶を飲んでいるのに、おしっこは5時間近くしてなくて、おまけにさっきの現場事務所で身体が冷えてしまってから、もうほんとにおしっこしたくてたまらなくなってしまったのね。
(あと30分、あと30分だけ我慢するのっ!!)
自分にそう言い聞かせてがんばる由衣ちゃん。
そんなときに
「どこかでお昼を食べてから帰りますか?」
その男の子がそんなことを言い出したのね。
ちょうど峠を超えて山科っていう街に入ろうとしていたところだった。
「ぇ‥ぁ‥ぇっと‥」
突然そう言われたので返事に困っていると、
「俺、はら減っているからつきあってくださいよ。」
その子がさらにそう言うの。
もう早くおしっこしたくてたまらないのに、どこかに寄るなんて今の私には絶対にあり得ないし、その男の子の前でトイレに行くのも絶対にイヤッ!!
なんとか会社までまっすぐ帰ってほしくて、私はそう言いたかったんだけど、
「ぁ、でも制服のままだし‥お金も持ってきてない‥し‥」
なんて、なんかしどろもどろなことしか言えなかったなぁ。
そしたら
「気にしなくていいじゃないですか。おごりますよ。」
そいつはさらにそんな風にまで言うのよさ。
私はおしがまで少しいらだっていた事もあって、
「あのね、私‥早く帰って片付けたい事があるのっ!」
少しきつい口調でそう言い返したのよさ。
片付けたい事‥それは紛れもなくおしっこのことなんだけどね。(笑)
その子は渋々そうですかぁなんて言ってたけど、それからまた無言状態になってしまって、空気が重くなって、よけいにおしっこしたい感が強まってしまって、けどあんまりソワソワモジモジしちゃうと気づかれそうな気がして、踏ん張った両足をギュッって閉じあわせて我慢していたんだよね。
(つぅぅ‥おしっこ出ちゃいそう‥‥)
身体が冷えた時のおしっこってさ、ほんとに一気に襲いかかって来るじゃん。
それをなんとか押さえつけて、窓の外ばかり見ていた私。
幸いなことに国道1号線なのに交通量が少なくて、信号もほとんど引っかからずにスムーズに流れていたのね。
この調子なら間に合う!!なんてタカをくくっていたら、1カ所トンネルがある事を忘れていて、そこへ突入した途端にゴ〜ッって音にギクッとして、思わずチョロっておチビリしてしまったんだわさ。
別にトンネルが怖いとかじゃないんだけど、こういったギリギリの状態でいるとね、ちょっとした変化とか刺激が命取りになることあるんだよね。
(やっば〜い、ちょっと出ちゃったぁっ!!)
ほんのちょっとで止めているから、パンツの中で収まってくれているけど、次はもう保証ないよ〜。
もうね、ここまできたらじっとしてなんかいられない。
運転している男の子を気にしつつ、私はモゾモゾって動いていたのよさ。
ただ、ルームミラーで見られているかもしれないから、それ以上の‥‥手で押さえたりとかは出来ないんだよね。
トンネルを抜けて渋谷街道っていう旧道に入って、京都女子大の脇から七城通りに出ると、後は一気に西に向かって京都駅まで約2キロ‥‥。
もうちょっと、もうちょっとって自分を励ましているのにさ、三十三間堂を過ぎたあたりから自然渋滞なんだもんなぁ‥‥。
信号という信号で止められて、京都タワーがもうそこに見えているのにまだ着かないんだわ。
もうおしっこはとっくに限界を超えているような感じになっていて、なんだかそのあたりがジ〜ンとしていてさ、お漏らししてるのかちがうモノが広がっているのか、それさえも分からなくなって、なんて言うのかなぁ、もうその場でおしっこしちゃっても構わないような錯覚まで感じて‥‥、半分意識が飛んでしまいそうになっていたのね。
それでも何とか持ちこたえられたのは、親しくない年下の男の子と一緒だと言うことで、私のプライドが何とかセーブしてくれていたんだと思う。
「じゃぁ俺は車をガレージに入れますから、松本さんは玄関で降りますか?」
そんな声が遠くの方で聞こえてきて、その声に引き寄せられるように、私はなんとか現実の世界に戻ることが出来たのよ。
「ぁ‥ぅん‥‥」
かすれた声でそう応えるのがやっとだった私。
ここまで来たらもう彼にはおしがまがバレていたかもしれないけど、もうそんなことはどうでもよくって、とにかく今は一刻も早く車から降りてトイレに行きたいっ。
それだけを願って、力が入らない手でなんとかドアを開けたんよ。
そ〜っとそ〜っと足をおろして、そ〜っとそ〜っと上体を車の外へ‥‥。
そこまではなんとかやり過ごしたんだけど、身体を起こせない‥‥。
前屈みになったままドアを閉めて、彼には何の挨拶もしないままくるりと向きを変えて、一目さんにトイレに‥‥走りたいけど走れない‥‥。
だってね、踏み出す一歩一歩でさえ膨らみきった大きなおなかに刺激となって伝わるんだもんね。
人目があるから手で押さえる事も出来なくて、とにかく私は内股のすり足状態で玄関に入っていったのよさ。
もちろん自分のフロアまでなんか行けない。
目指すはロビーの隅にあるトイレっ。
もうね、どうやってそこまでたどり着いたのか覚えていないけど、とにかく私はそのトイレまでなんとかこぎ着けたのね。
中に入った瞬間、私はすごい早業で一番手前の個室に滑り込んで行ったのよ。
ノックなんかしてないし、もし誰かが使用中だったらどうしていたか‥、ん〜、そんなこと何も考えていなかったと思うよ。
洋式とか和式とか、それもどうでもよかった。
で、和式の便器をまたいだとき、
1,鍵をかける余裕なんかもうない。
2,ジャンパースカートをめくりあげる余裕もない。
3,もちろんパンツをおろすなんて時間の無駄。
そんなことが瞬時に頭をよぎって、それに従うように私はスカートの中に手を入れて、えいやってパンツのおまたの部分を片方に引き寄せたんだわ。
そう、由衣ちゃんお得意のずらション!!
それと同時におしっこがシュルルルってあふれてきた〜。
パンツをつかんでいる手にもひっかかって、私はあわててその場でしゃがみ込んだのね。
スカートが便器に垂れてしまっているけど、もうどうしようもない‥‥。
しゃがんだことでおなかに圧がかかったからかな、おしっこはジュイ〜‥‥みたいな音を出しながら、ものすごい勢いで飛び出してきてね、ジャババババ‥って前の水が溜まっているところめがけて飛び散っていくの。
パンツを引き寄せている手にもお構いなしにおしっこが‥‥。
けど絶対にその手は離せない。離したらお漏らししたのと一緒になるじゃん。
「はぁぁ‥‥」
なんて、私は思わずそんな声を出していたよ〜。
それぐらい、ほんと、もんのすごい開放感が全身を駆けめぐっていたのね。
正直言って、すごく気持ちよかった〜。
時間を計った訳じゃないけど、1分ぐらい出続けたのかなぁ‥、それほど長いおしっこがようやく終わって、私は徐々に現実の世界に戻ってきて、空いている方の手でトレペを引っ張り出して器用に引きちぎって、まずはおまたをきれいにしてからパンツの手を離したのね。
で、おしっこで濡れているその手もきれいに拭き取って、立ち上がってから、今度はパンツのシミをきれいにしようとずらして見たのね。
そしたらおしっこのシミと例のシミとで、やっぱりかなり濡れていたわ〜い。
幸いハイソックスには被害がなくてすみましたとさ。
おしっこが終わってスッキリしたもんだから、急におなかがグ〜ってなり出して、私は手を洗って急いで自分のフロアに戻っていったのよさ。
午後2時半にもう一度工事現場に向かったんだけど、今度は前もってトイレに行ってから出かけたのね。
それに運転が親しい人に代わっていたからけっこう気楽に行けたのよ。
けど、今度は工事の人たちの休憩が終わるのを待って、それから湯飲みやカップを片付けるので、それなりに時間が必要だったのね。
おまけに帰りが夕方近くになるもんだから、けっこう渋滞してきてね、結局往復で1時間半以上かかって、会社に戻ってきたのが4時過ぎ。
お昼ご飯でけっこうお茶を飲んでいたから、やっぱりけっこうなおしがまになっちゃたよ〜。
あれから何度かその現場に行く機会があって、一番初めの時のような危機的な事はしてないけど、それなりにおしがまお使いを楽しんでいる私が‥‥、ここにいるのよさ〜。