知佳の思い出(2)




 梅垣知佳は当時、隣のクラスに気になる男子生徒がいた。
その生徒は守屋晃司(もりやこうじ)といい、バレー部で活躍する人気の生徒で、知佳と同じバス通学であった。
登校時、同じバスになることが多かったが、挨拶を交わす程度でも知佳はドキドキしていた。
 しかし知佳はこの旅行中に、その守屋から告白を受けた。
夕食後の十和田湖畔自由散策の時であった。
乙女の像のそばで守屋に呼び止められ、皆から少し離れたところまで連れて行かれて、
「梅垣、俺さあ・・」
「・・・」
「うまく言えないんだけど・・・」
「・・・」
「そのぅ・・・」
「・・・」
「つまり・・なんだ・・・」
「・・・」
「俺じゃ・・だめかな?」
「え?」
「ずっと見てたんだ、おまえのこと・・・」
「・・・」
「つきあってほしい!」
「・・・うん。」
まさかと思っていた守屋の告白に、知佳は迷うことなく即答していた。
店やホテルの明かりが湖面に映え、まだわずかに明るい西の空が印象的な湖畔の出来事であった。

 その夜、守屋も交えた男子たちが数人、知佳たちの部屋で騒いでいたが、見回りの教師によって解散となり、何事もなく夜は更けていった。

 翌日、一行は小岩井農場にやってきた。
ここで1日自由行動である。
はじめグループで行動していた男女が、昼食のバーベキューあたりからカップルに別れだし、知佳は守屋と一緒に馬車に乗ったり、乳搾りを体験したりして楽しい時間を過ごしていた。
よく晴れた穏やかな日であった。
しかし小岩井山からの風は心地よさを通りこえ、ミニスカートに素足の知佳には少し寒く感じられていた。
昼食前にトイレに行ったきりであった知佳。
守屋とふたりきりになったことで意識してしまい、途中でトイレに行くことができなくなり、午後5時の集合時間になった頃には、知佳の下腹部はパンパンに張っていた。
 幸い宿泊先はバスで数分のところであった。
そのことを知っていた知佳は我慢したまま乗り込み、旅館で思いを解放できた。

 その夜も男女が入り交じってゲームに華が咲いたが、特に大きな出来事もなく、静かに朝を迎えた。

 最終日、一行はバスで仙台市内観光へと向かった。
守屋は隣のクラスのため、バスや集団での行動は別々であったが、自由時間になると彼の方からやってきて、楽しそうに語りかけていた。
知佳もまんざらではなく、周囲に冷やかされる快感も味わっていたが、やはり生理現象が出てくると困っていた。
彼の前ではトイレに行くことができない知佳。
 仙台駅から乗り込んだ新幹線。
彼が向かいの席に座ったことで気恥ずかしくなり、とうとう東京駅まで我慢しつづけてしまった。
構内の銀の鈴前で約1時間の自由行動になった時、知佳は百合を誘って真っ先にトイレを探して飛び込んでいた。

 寝台特急「銀河」
最終新幹線は走っている時刻であったが、大阪からさらに神戸まで帰るとなると帰宅時間が深夜になるため、あえて寝台列車を使うという行程であった。
 旅行最終の寝台車内。
当然のように皆は盛り上がり、極端に騒ぐと怒られたものの、深夜まで起きているものが大半であった。
もちろん知佳も寝ずにいた。
明かりが落とされて薄暗くなった車内は、いっそう哀愁を帯びていて、晴れてカップルになれた喜びが、その不思議な雰囲気の中にとけ込み、熱くなる胸を抑えることが出来ないまでに達していた。
 しかし午前3時を過ぎたころ、やはり旅行の疲れが出てきたのか、散らばりだした面々は静かに自分のベッドに戻っていった。
知佳は短いスカートのままハシゴを使って、上段のベッドに潜り込み、リズミカルな走行音に身をゆだねている内に、いつしか睡魔に誘われて夢の中へと入っていった。

 周囲が騒がしくなり、目覚めた知佳。
時計を見るとすでに午前8時半を回っていた。
(わっ、寝過ごしちゃった!)
あわてて飛び起きた知佳は、ハシゴを踏み外して左足をひねり、痛みを抑えながら洗面所へ向かった。
何人かの男女がデッキにたむろしており、後わずかで終わる旅行を惜しんで語らっているようであった。
「おはよう!」
顔を洗い終えた知佳に声を掛けてきた守屋。
「あ、おはよう・・・」
「ずいぶんゆっくり寝ていたね。」
「うん、疲れていたのかなあ・・・」
まぶしそうに知佳を見る守屋の目も、かなり眠そうであった。
(やだなあ、トイレ行きたいのに・・・)
ゆうべ遅くまで起きていた知佳は、しゃべりながらジュースを何杯か飲んでいた。
目覚めたとき、それはかなりの尿意となっていた。
男女がたむろしているためにトイレに入りにくく、先に顔を洗ってチャンスをうかがっていた知佳に、守屋が声を掛けてきたのだ。
知佳は仕方なく彼と一緒に席に戻っていった。
「あれ、足どうしたの?」
「うん・・ハシゴふみはずしちゃって・・・」
「落ちたのか?」
「うん、尻餅ついた・・・」
「大丈夫か?、冷やしたほうがいいぞ。」
「うん・・・」
知佳はハシゴから落ちたとき、百合たちに支えられたためにケガはしなかったが、短いスカートはめくれあがっていた。
守屋に見られていたら・・・
そう思うと知佳は恥ずかしくなった。
 守屋から知らせを受けた保険の先生がやってきて、湿布とテーピングをしてくれた。
ベッドに足を投げ出し包帯を巻かれる。
守屋が足を持ち上げてその作業を手伝ってくれたが、スカートのすそを押さえていいものかどうか、知佳は困惑していた。
(恥ずかしいよ・・見えてるんじゃないのぉ!?)

 テーピングが終わった頃、列車は大阪に到着する20分ほど前になっており、みなはあわただしく荷物をまとめだしていた。
(トイレ行きたいのに・・・)
下腹部に重圧感を持ちながら、仕方なく知佳も荷物の整理に取りかかった。
窓の外は、かなり激しい雨模様であった。

 定刻に大阪駅に到着し、いったんコンコースに降りる。
知佳はクラスメイトに支えられながら階段を下りた。
出迎えに来ていた学園長の挨拶などを聞かされた後、自由解散となった。
解散といっても、ほとんどの生徒が神戸やその周辺に帰る。
券売機の前は150人近い生徒であふれた。
知佳はまずトイレを済ませたい。
しかし百合たちがすぐに帰るというので、重い荷物を持ったままひとりトイレに行くのも不安な知佳は、そのことを口に出せず兵庫までの切符を買ってきてもらい、ふたたびホームにあがっていった。
 雨はさらに激しくなって、ホームにもしぶきが広がっていた。
入ってきた姫路行きの快速電車は、大阪で大半の人が降りるが、それでも150人近い高校生が乗り込むと、通路までいっぱいになっていた。
知佳はクラスメイトの計らいで座ることができた。
西宮、芦屋、六甲道と、停車するたびに何人かが降りていく。
三宮に到着すると百合や多くのクラスメイトが降りて、車内は少し静かになった。
「足、大丈夫か?」
守屋がやってきた。
「うん、歩いたからかなあ、ちょっとズキズキする・・・」
「俺、送っていくよ。」
「え、いいよぉ、大丈夫だよ。」
「家の人、誰か迎えにくるのか?」
「ううん・・」
「雨ふってるぞ。」
「あ・・・」
「ケータイでお袋に迎えを頼んだんだ。」
「・・・」
「おまえの足のこと説明してさ。」
「え、そんな・・」
「遠慮するな!」
「・・うん・・・」
知佳は複雑な心境であった。
知佳のうちは兵庫駅からかなり離れている。
荷物と雨と足の痛みと、それになにより、疼痛を訴えて最大限に膨らんでしまっている膀胱。
座席に座っていても、知佳の足はそわそわと動いていた。
(家まで・・・ガマンできるかなあ・・・?)
(ううん、ガマンしないとっ!!)
(ガマンする!、ガマンする!)
自分に言い聞かせるようにつぶやいていた。

 荷物を守屋に持ってもらい、さらに肩を借りて改札を出た知佳。
下腹部は猶予がないほどに訴えを強調している。
階段を下りるのも死にものぐるいであった。
 5月下旬にしては肌寒い。
(十和田湖の船の中と同じだよぉ・・・)
知佳の膀胱の許容量は、おそらく限界いっぱいになっていたのであろう。
10時を少し回っており、眠る前にトイレに行ってからすでに7時間近く経っている。
あのときと同じように、膀胱はパンパンに張って堅くなり、スカートの上からでもそのふくらみは見えていた。
守屋に気づかれないように、そっとポーチを前に回して前屈みになっている知佳。
 激しい雨のためか、守屋の迎えの車はまだ到着していなかった。
駅玄関で雨をしのいで待つふたり。
(おしっこしたい、おしっこしたいぃ・・)
(ああ・・もれちゃいそう・・・・)
(どうしよう・・どうしよう!!!)
足の痛みも忘れ、知佳は無意識のうちに膝をこすり合わせていた。
「どうした、寒い?」
「あ、あのね・・・」
声を掛けられたことで踏ん切りが着いた知佳。
思い切ってトイレに行こうと、
「あの、私ね・・・」
「うん?」
「あの・・・トイレ・・・」
「え?」
「・・トイレ行きたいの・・・」
知佳は真っ赤になりながらそうつぶやいた。
もう恥ずかしがっている場合ではなくなっていたのである。
「えっと・・」
困った顔をした守屋。
駅のトイレは改札の中にあるようだ。
「駅員に言って入れてもらうか?」
「・・・」
そこにクラクションとともに、守屋の母親が運転する車が停まった。
「俺んちまで・・我慢しなよ。」
「え・・でも・・・」
「んー、5〜6分だよ。」
駅からだと知佳の家の方が遠い。
守屋の家でトイレを使えと言うのである。
火が出るほど恥ずかしい事であったが、知佳は思考能力が低下しており、
「うん・・」
とつぶやいて車に乗り込んだ。
守屋の母親にしどろもどろの挨拶をして、知佳は後部座席のシートにうずくまった。
守屋が母親に、先にうちに寄るように頼んでいる。
深いシートに腰を下ろすと膀胱が圧迫され、すさまじい排尿間感が襲ってきた。
両足を力一杯とじ合わせて耐える知佳。
わずかな振動までが知佳を苦しめていた。
濡れた靴下が冷えてきて、更に追い打ちを掛ける。
(ああ・・早く着いて、早く・・・)
(いやん、もう出ちゃう・・)
(どうしたらいいの・・どうしたら・・・!!)
(ああ・・・おなか痛いよ・・・)
額にまで汗を浮かべている知佳。
守屋が助手席で何か言っているが、口を開くと一点に集中している力が抜けてしまいそうで、なにも答えられなかった。
ズキズキと悲鳴を上げている膀胱をさするしかすべがなく、涙目で曇った車窓を見つめていた。
(たすけて・・・)

 住宅街の一角の守屋の家。
阪神大震災の被害にあった彼のうちは、新しく立て替えられた洋風の3階建てであった。
玄関先に横付けされ、助手席から守屋が先に降りて傘をさし、後部座席の知佳を促した。
低い体制から車を出る動作は、膨らみきった膀胱に「G」をかける。
テーピングしている左足を着いたとき、
じゅわ・・・
とうとう知佳の股間に暖かいものがあふれてしまった。
「いやっ!」
思わず叫んだ知佳。
「ん、なに?」
怪訝な顔で見る守屋に、
「あ、ううん・・べつに・・・」
必死でごまかし、めいっぱい力を入れる知佳であった。
 玄関のカギを開ける守屋。
その後ろでせわしなく足を小刻みにこする知佳。
雨の滴で濡れているのか、あふれ出したおしっこで濡れているのか、力を入れすぎてマヒしている知佳にはわからなかった。
ドアが開き、
「階段の奥左手・・・」
守谷が室内を指さして言った。
その言葉を聞き終わらないうちに、知佳は靴を脱いでいた。
激しい雨でソックスも包帯も濡れている。
気にする余裕がない知佳は、
「ごめんね」
とだけ言って、足が痛いことも忘れて勢いよくトイレに飛び込んでいった。
激しく足踏みしながら便器のふたを上げ、身体の向きを変え下着に手をかけしゃがみ込んだ。
「つ・・・!」
勢いよく飛び出す・・と思ったが、
(や・・あれ・・出ない!!)
車を降りるときに少し漏らしてしまったのに、痛みまで伴ってうずいている膀胱なのに、いざ解放しようとすると出ない。
(やん、なんでぇっ!?)
焦る知佳の呼吸が荒くなって来た。
やがてチョロロ・・・としずくが流れ出した。
が、すぐに止まってしまう。
(やん、なんでよぉっ!??)
緊張しているからか、我慢のしすぎなのか、いっこうに開放感が味わえない知佳。
(だめ、落ち着かなくちゃ!)
廊下を歩く守屋の足音が聞こえる。
知佳はそれを気にする余裕もなく焦った。
おなかをさすりながら何度か深呼吸を繰り返してみる。
(お願い、早く出て!、おなかが痛いよぉ!)
再びチョロロロと流れ出したおしっこ。
(そのままっ、お願い、そのまま出てっ!)
神経を集中する知佳。
やがてそれは徐々に勢いを増し、いつものように激しく便器をたたき出した。
「はう・・・」
思わずため息がでたが、その直後に、
「いっ!」
鈍い痛みが尿道のあたりに感じられた。
(えっ、なに!?)
初めての不快感に知佳はとまどった。
勢いが収まり、しずくが切れてもすっきりしない。
後味の悪さを残したまま、知佳は後始末をしてトイレから出た。
ちょうど守屋の母親が、ガレージから戻ってきた時であった。
「ちょっとお茶でも飲んで休んで行きなさいよ。」
その声にお礼を言いながら、知佳は下腹部の違和感を感じていた。

 リビングで濡れたソックスを脱ぎ、湿布をはがした。
左足首の外側が少し腫れている。
紅茶をごちそうになり、守屋の母親の手で湿布の交換を受ける知佳。
ここに着いてから20分ぐらいが過ぎた頃であった。
(やだ、またおしっこしたくなってきたっ!)
一気に目覚めてきた激しい尿意。
(やだなあ、恥ずかしいなあ・・・?)
(冷えちゃったのかなあ・・・)
(わっ、もう我慢できないッ!)
にわかに落ちきがなくなり、ソワソワしてしまう。
それは我慢しようとしてもできそうにないほど強い尿意であった。
落ち着かない知佳は、壁にかかっている大きな時計を見つめていた。
「疲れているでしょう。そろそろ送りましょうか?」
守屋の母親が気を遣って言ってくれた。
そのとき知佳は真っ赤になりながら
「は、はい・・。あ・・あの、もう一度トイレお借りします。」
そう言ってヨロヨロと立ち上がった。
右足は素足。左足は湿布と包帯。
歩きにくい状態でトイレにたどり着くと、知佳はするどい排尿感に襲われ、ドアを閉めると同時にあわててしゃがみ込んだ。
先ほど全部出しきっていなかったのか、かなり勢いよく出るおしっこ。
水洗レバーは背中越しのため、先ほども今も音消しはしていない。
トイレの外に聞こえる足音に、知佳の恥ずかしさは頂点に達していた。
(やぁ・・聞こえてるぅ!、恥ずかしいよぉ・・・)

   俺も一緒に行くと言って守屋も乗り込んだ車で、知佳は送ってもらうことになった。
今度は彼の荷物がないので、守屋は助手席ではなく知佳の横に乗り込んできた。
優しい笑顔で語りかけてくる守屋との会話を楽しむうちに、知佳を3度目の尿意が襲ってきた。
(え、、なんでぇ!!??)
守屋の話しかけにも答えられないほど激しくなる尿意。
(やだ、膀胱炎!??)
痛みも伴う激しい尿意に、知佳は身をよじらせて耐えていた。
 ものの数分で着いた知佳の家。
両親が働きに出ているため、知佳の家は留守である。
守屋の傘を借りて鍵を開ける間も、知佳は体をよじらせて溢れ出そうになる尿意と戦っていた。
玄関の中まで荷物を運んでもらい、去っていく車を見送る知佳の足は、ひっきりなしに動かされていた。
(だめ、おしっこ出ちゃう!)
あわててドアを閉めた知佳は、靴を脱ごうとして重心を傾けたとき、じゅわ〜と、またあふれ出す流れを感じた。
しかしそれは止めることが出来ず、とうとう玄関でしゃがんでしまった。
下着越しにあふれ出したおしっこは、さほど勢いよく出るわけでもなく、量も多くはなかった。
(玄関でやっちゃったあっ!)
罪悪感のようなやりきれない気持ちに包まれた知佳であったが、下腹部の違和感はとれず、さらに残尿感が襲ってきた。
(どうしよう・・やっぱり膀胱炎になってるっ!)

旅行の疲れと冷えと、短期間に何度もおしがまをしてしまった知佳。
その夜、母親と一緒に訪れた病院で急性膀胱炎と診断され、しばらく通院が続くはめになってしまった。
痛めた左足首も靱帯(じんたい)損傷と言われ、ギブスが巻かれた。
学校に1カ所だけある洋式トイレ。
2週間もの間、知佳は日に何度もそこを利用することになった。
守屋にもそのことを正直に伝え、デートを断っていた。

知佳が修学旅行で得たもの。
それは意識していた彼からの告白と、悲しい膀胱炎のふたつであった。

余談になるが、知佳と守屋は別の大学に進学したが、名古屋で働く彼と今でもいい交際を続けている。

※*・*※・※*・*※・※*・*※・※*・*※・※*・*※

知佳の生々しい告白を、由衣は固唾をのんで聞き入っていた。
幸い由衣は膀胱炎になったことがない。
しかし頻繁におしがまをしていると、いつか自分にも降りかかってくるかもしれないと、身震いしていた。
 膀胱炎の話が出たところで、美咲と言う子が口を開いた。
彼女も膀胱炎の経験者で、それによると、海へドライブした帰り、彼とエッチをしたら膀胱炎になったと言う。
手を洗わずに愛撫されたことが原因とのことであった。
(へえぇ、おしっこガマンだけじゃないんだ・・・)
由衣は女性の身体のデリケートさを再認識していた。

(だけど・・みんなおしがま経験ってあるんだなあ・・・)
この1年間で由衣が聞いたり見たりしただけでも、姉の麻衣。同僚の木下朋美。寮で一緒の山本真由美。松尾里香。そして梅垣知佳とその友達の百合。
中学の同級生の磯部祐子。大学時代の仲間、香織と真理と希美。
彼のお母さんや妹さん。
 話題に上らないだけで、実はもっと多くの女の子が、いろんな形で、いろんな場所でおしがましているのだろうな。
おしがまでエッチな気分になっている子もいるんだろうな・・と、由衣はまた妄想の世界に入りかけていた。

 楽しい寮のパーティーは終焉を迎え、後かたづけをしているとき、由衣はかなりの尿意を感じていたが、そのまま自室に戻り、彼との長電話を楽しんだ。
1時間程たって、シャワーを浴びながらバスタブで立ったままおしっこする由衣。
(私って・・・だんだんいけない子になっていってる・・・)
頭からシャワーを浴びながら、おしっこの出ているあたりをいたずらしている由衣がいた。


つづく

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