なんだかんだっていっぱいいろんな事があって、すっかりこのコーナーもご無沙汰になってしまったなぁ‥‥。
あらためてごめんなさいです。
京都はね、紅葉の季節になると東山界隈にある清水寺とか高台寺とか、ん〜、知恩院もかな、夜はライトアップされて公開されてるんだよね。
だからもう大通りは大渋滞なのね。
先日の夕方、高野っていう所に用事があって出かけたのよさ。
東山通りと北大路通りが交叉する辺りで、一乗寺も近い場所なのね。
ちょうど京都駅から東山通り経由のバスがあるので、それに乗って行ったのね。
平日だったけどやっぱり混んでいて40分ぐらいかかったよ。
この通りは観光名所が多いからいつもそうなんだけどね。
で、7時頃に用事が終わって、またバスに乗って京都駅へ。
けっこう時間が掛かるから座れるかなぁって思っていたらさ、ガラガラだったのですごくラッキーだったのよね。
んでiPodなんか聞きながらノンビリ行こうかなんて思っていたのに、こういう時に限ってバッテリー切れなんだもんなぁ‥‥。
仕方ないから窓の外なんか眺めていろんな観察してたわけよ。
しばらく走ったら百万遍(ひゃくまんべん)ってバス停。
そっか、小説の優里亜はさ、このあたりのどこかにあった慎吾のボロアパートに行ったんだなぁ‥‥なんて、改めて思い起こしてたのね。
この辺りからしばらくは京都大学とか付属病院とか、ずっと続くのね。
京大正門前ってバス停で、学生らしき人たちがいっぱい乗り込んできて、座席が全部埋まって、なんとなくいやな予感がしてきて‥‥。
そしたらさ、東山仁王門って辺りからノロノロ走行になり出して、次の知恩院前でこれでもかってぐらいに人が乗り込んできたのよさ。
もうね、ギュウギュウって感じ。
乗っている人の10パーセントが一般人。20パーセントが学生。
そして70パーセントが観光客‥‥かな?
そこから先が全然動かないのね。
ん〜、確かにその先には祇園石段下。高台寺。清水寺。自主神社。三十三間堂って続くから、もう大渋滞になっていたみたいよ。
なにげに時計を見たらさ、バスに乗ってからもう40分もたっていたのね。
(わ〜い、この調子じゃぁ京都駅に着くのはいつになるんだよ〜っ!?)
来たときは40分で着いたのに‥‥。
ひとりで臭っている私はさ、なんか凄く不安になってきていたのね。
私は座っていたからそんなにしんどくはなかったけど、ほとんど動かないバスにみんな苛立ちとあきらめとが交叉してさ、満員の車内は重苦しい雰囲気になっていたよ。
そんな中でも私はノンキに
(おなかすいたなぁ‥‥)
なんて思ってた。
だってさ、もう夜の8時になるんだよ。
それと‥‥、本題の(笑)‥‥おしっこがしたいのっ!!
訪問先で抹茶を出されていてね、それを飲んでいたし、それよりなにより、トイレに行かずに会社を出ていたから、かれこれ4時間近く行っていなかったのね。
正直に言うと、訪問先を出るときからおしっこは感じていたんだけど、トイレを借りるのが気恥ずかしい状況だったので、まぁ4〜50分ぐらいは大丈夫だって高をくくっていたんだわさ。
(あと1時間ぐらいかかったらどうしよう‥膀胱が破裂しちゃうよ!!)
なんか気を紛らわす事を考えようと思ったけど、‥‥なにもないのね。
(なんでiPodの充電しておかなかったんだろう‥‥)
ひとり悔やんでたなぁ‥‥。
誰でも経験あるようにさ、一度おしっこの事を気にしてしまうと、もうどうしようもなくなるよね。
そんなに寒い日じゃなかったのに、お茶のせいかどうか、急激におしっこが膨らんできてさ、私ったら久しぶりに焦りだしていたのよさ。
そんなときにね、
「どうしよう、わたしトイレもたないかもしんない。」
って、懐かしい関東弁の女の子の声が耳に飛び込んできたのよさ。
通路を挟んだ二人がけの席にね、その子は座っていたみたいで、もう一人の子と楽しそうにおしゃべりしてたのは知っていたけど、突然片方の子がそう言ったので、思わず立っている人のすき間からその二人を見てしまったよ。
よくは判らなかったけど、なんとなく学生っぽい二人連れで、そのトイレに行きたいって言った子は倖田來未みたいなハスキー声、片方の子は小倉優子なみのアニメ声だった。
私ったら自分のおしっこタンクがもう満杯に近いことも忘れて、耳をダンボにしてその二人の会話に注目‥‥じゃなかった、注耳しちゃったのね。
以後、その二人の会話だけど、わかりやすいようにおしっこしたいって言った子を來未、もう片方を優子で表すね。
優子「まだ着きそうにないよ。」
來未「そうだけどさ、急に行きたくなって来ちゃったのよね。」
優子「ダメなら途中で降りちゃう?」
來未「どうだろう‥‥、まだ相当かかるよね?」
優子「ここ、どこなんだろうね?」
來未「あ、次が祇園石段下って出てる。」
優子「降りるのは東山七条って言ったよね。」
來未「あと何個目かなぁ?」
優子「わかんないよ。」
その後しばらく観光の話になって、やがて‥‥
來未「やっぱりわたしダメだわ。トイレ行きたい!」
優子「乗り物に乗っている時って困るよね。おしっこ‥‥」
來未「‥‥」
優子「わたしもさぁ、小さい時によくママに怒られたよ。」
來未「‥‥?」
どうやら優子の言っていることは、母親の車で移動中におしっこがしたくなり、その事を告げたら
「今はどうしようもないでしょ!」
と言われてしまい、
「だから車に乗るときはおしっこはダメって言ったでしょ!」
と、叱責されたみたいなのね。
そう言われた優子りんは勘違いしてしまって、車に乗っているときはおしっこしたくても言ってはいけないんだと思いこんだみたいなのね。
優子「だからどんなに行きたくてもさ、がまんしてたよぉ、おしっこ‥‥。」
來未「そうなんだ‥‥よく我慢できたね。」
優子「言ったらダメだって必死だったもん。」
來未「漏らしたことはないの?」
優子「ないよ。それこそもっと叱られちゃうでしょ?」
來未「そっか。」
優子「膀胱炎になっちゃうよね。」
來未「‥そうだよね。」
優子「まだだいじょうぶ?」
來未「かなりキツイんだ。」
優子「やっぱりどこかで降りちゃう?」
來未「でも悪いでしょ?」
優子「膀胱炎になっちゃうよ。」
來未「そうだけどさ‥‥」
優子「あと何分かかるかわかんないよ。」
來未「う〜ん‥‥」
しばらく会話がとぎれて‥‥
來未「わたしやっぱりダメだわ。悪いけど一緒に降りてくれる?」
優子「いいよ。次で降りる?」
來未「でもトイレ行けるかな?」
優子「どこかで借りちゃえば?」
來未「コンビニとかあるといいけどなぁ‥‥。」
優子「なかったらどこかお店に入れば?」
來未「なんか恥ずかしいね。」
優子「やめる?」
來未「うぅん。早く行きたい。ごめんね。」
優子「じゃぁベルを押さないと‥あ、もう次止まりますって出てるよ。」
來未「うん。前の方へ行こうか?」
注、京都の市バスは後ろ(中央)乗り、前降りです
ふたりは人混みをかき分けるような感じで「ごめんなさい。」などと言いながら席を立ったみたいなのね。けどなかなか前へ進めない様子。
おまけにバスはその会話の間中、まっったく動いてなかったのね。
で、なんとか席を立ったふたりづれ、それでもそんなに前の方へは移動できていないみたいで、
優子「人、いっぱいだね。」
來未「‥‥」
優子「あ、ほらローソンがあるよ。」
來未「まだバス停じゃないでしょ?」
優子「あ、そっか。」
來未「‥‥」
人のすき間からチラッと見えた來未ちゃん、どうやら中央乗り口のステップあたりで座り込んでいるみたい。
(あは、かかと押さえしてる〜!!)
他人事だから、私ったら興味津々で更に注目注耳してたのね。
バスは一向に進んでいないのよ。歩道を歩いている人の方が先に行ってる状態。
(來未ちゃん‥‥このまま20分もバスが動かなかったらきっと決壊かなぁ?)
私はそう思うとワクワク‥‥じゃなかった、ドキドキしてたのね。
優子「もうダメみたい?」
來未「そんなことはないけど‥行きたい!」
優子「ここでお願いして降ろしてもらおうか?」
來未「出来ないよ。恥ずかしぃ‥‥」
優子「だよねぇ。」
少し離れた私の耳にもしっかり聞こえているその会話の方が恥ずかしいと思うんだけど、ふたりは周りが気にならないのかずっとそんなことばかり話してた。
優子「あ、バスが動き出した。」
來未「この振動が辛いよね。」
優子「わかる。漏れそうになるよね。」
來未「やめてよ。」
優子「本当に漏れちゃう?」
來未「‥‥」
優子「あ、着いたんじゃない?、あ、違った‥‥まだだね。」
來未「もうぉ!」
優子「ごめんね。だって前が見えないんだもん。」
來未「はぁ‥つらい。」
優子「やっぱり降ろしてもらおうよ。」
來未「いいよ。あと少しだから‥‥。」
優子「うん。」
それからしばらく二人の会話は聞こえなくなったのね。
人の陰になっているから來未ちゃんがどんな状況になっているのか全く見えない。
私は席を立って様子を見ようかとさえ思ったんだわさ。まぁしなかったけどね。
そしてバスはノロノロ動いてはすぐ止まる‥‥を繰り返して、それからさらに5分ほどが過ぎたのね。
來未「コンビニとかあったら‥見ててね。」
優子「うん。」
そんなときにまたふたりの会話が復活したのよさ。
來未ちゃんはしゃがんだままみたいで、声は下の方からしてた。
來未「あ〜、ほんと辛い‥‥」
優子「我慢するの辛いよね。おしっこ‥‥」
來未「‥‥」
優子「あ、そこにもコンビニあるよ。」
來未「バス停‥見える?」
優子「そこまでは‥見えない。暗いよ。」
來未「まだかなぁ‥‥」
優子「もうだめ?」
來未「‥ほぼそれに近いかも‥」
優子「あと5分が限界ぐらい?」
來未「無理ムリむり!!、5分は辛い。」
優子「そこでやんないでよ。」
來未「もしいいって言われたらやっちゃいそう‥‥」
優子「そんななんだ!?」
來未「ほんと、もうムリ‥‥」
優子「‥‥」
來未ちゃんいよいよ限界みたい。
けどこのふたり、こんなに沢山の人がいる中で、よくこんなことを平気で会話できるね。頭ん中どうなってるんだろうね?
ハスキー声の來未は小さな声だったけど、アニメ声の優子りんは、よく通る声で何度も「おしっこ」って言葉を口にしてたのよ。
ざわついている車内でしっかり聞き取れたぐらいにね。
今時の若い女の子はそんなの気にならないのかなぁ‥‥?
そうこうしているうちに、やっとバス停に到着したみたいなのね。
最後に聞こえていた会話からさらに3〜4分経ってたと思うよ。
東山安井って停留所だったと思う。
「すみません。おります〜。」
なんて二人の声がだんだんと前の方へ移動していった。
何人かは降りたんだろうけど、そこからも人が乗り込んできて、私には二人がどうなっているのかさっぱり見えなかったのが残念。
しばらくしたら前の方のドアが閉まる音がして、バスがゆっくりと走り出したのね。
(コンビニとかあったのかなぁ‥・?)
私がそんな風に思っていると、
「大丈夫かあの子?」
って関東弁の男の人の声が通路から聞こえてきた。
「相当つらそうだったね。」
連れの女性の声。
男性「そこのコンビニに入ったけど、店も人が多いみたいだったよ。」
女性「かわいそうにね。」
男性「あの子たち、○○でお茶を飲んでた子たちだよな。」
女性「ナマ足だから冷えたんじゃない?」
男性「ナマ足はアニメ声の方だよ。」
女性「そうだった?、よく見てるわね!」
男性「はは‥‥」
それからその二人の男女の会話は聞こえなくなった‥‥。
ん〜、來未ちゃん、おそらくすぐにおしっこできるだろうとコンビニに入ったみたいだけど、狭いお店で人が多かったって言うから、ひょっとしたら順番待ちがあったかも知れないね。
あんな状態でトイレを待たされたとしたら、ほんとに残酷な事だよね。
さあその結果は!?‥‥って、そんなのバスに乗ったままの私が知るはずないじゃん!!
それはそれで消化不良のまま終わったんだけど、今度は私の水風船が悲鳴を上げだしたのね。
正確には來未ちゃんのことでワクワク‥じゃなかった、ドキドキしている時からずっとなんだけど、その來未ちゃんが降りていって張り合いがなくなったもんだから、集中砲火を浴びたような感じでもう破裂しそう!!
そうなんだよね。ハイソックスは穿いているけど、私もナマ足なんだよ。
やっぱり冷えていたんだろうね。ほんとにおしっこが飛び出しそうな感じになっていたのよさ。
けどバスは‥‥やっと五条坂をすぎたあたり‥‥。
まだ東山七条‥三十三間堂‥河原町七条‥で、やっと京都駅に着くのね。
まだまだかかりそう‥‥。
時計を見たら8時半。バスに乗ってから1時間以上が過ぎていて、最後のトイレからもう5時間ほどが過ぎているの。
(ひ〜、おしっこ漏れそうだよ〜!!)
ジワジワと押し寄せてくるおしっこは我慢しやすいけど、こうして急激に迫ってくるおしっこは我慢できないことが多いのよね。
もうおなかパンパンになっちゃって‥‥。
でも神様は由衣ちゃんを見捨てていなかった!!
その次のバス停からね「満員通過」なんだよ〜!!
降りる人がいないからってね、止まらずに通過するのよさ。
七条通りに入ったら、さっきまでの渋滞がウソのようにスイスイ走って、ものの数分で京都駅に到着!!
(ひゃ〜、助かったよぉっ!)
って思ったものの、そうは簡単に許してもらえない。
人が多いもんだから降りるのに時間が掛かるのよ。
座っている私はその波に乗れなくて、後回し。
(早く降りてよぉっ、おしっこしたいんだよぉっ!)
なんて心の中で叫びながら、運賃の220円を強く握りしめて順番を待っていたのよさ。
やっと周りの人が少なくなって席を立とうとしたら、おなかが膨らみすぎているもんだからへっぴり腰‥‥。
それでも早くしないと危ないって思ってね、預かり物の荷物を抱えてやっとこさバスから降りることが出来たのね。
さあここからが大問題。
京都駅でバスを降りた経験がある人なら知ってると思うけど、降車位置から駅ビルまでは凄く遠い‥‥。
私は足をクネクネさせながら、混乱している頭で考えたのよ。
ここからだと駅ビルのトイレに行くよりも、地下街のトイレの方が近い。
けど荷物を持ったまま階段を下りるのは辛い‥‥
どっちにしてもトイレが混んでいる危険性がある。
おまけに洋式は望み薄だし、荷物を持ったままではおしっこしづらい‥‥。
いっそのこと会社まで戻ってしまおうか‥‥?
そんなことを考えて、少し距離はあるけど、荷物が邪魔にならなくて、おまけに使い慣れた洋式トイレがある会社に戻ることにしたのね。
けど人の波に逆らうように歩くもんだから、ぶつかりそうでこわい‥‥。
もしおもいっきりぶつかったりしたら、その弾みでほんとにおしっこが漏れ出しちゃいそうで、ハラハラしたよ〜。
おしっこがしたくてたまらないのは事実だけど、人間っておかしいよね。
人が大勢行き交う中では不思議と平静を装う事が出来るんだよね。
んで信号を渡って、ヒョコヒョコと会社の通用口までたどり着いた途端、こんどは待ちかまえていたようにおしっこの波が襲ってくるのね。
誰もいないからって、私ったらやっぱりコートの中に手を入れてスカートの上から押さえ込んでいた‥。
そしてエレベータ待ち‥‥。
もうこの時間って地獄の時間だよね。
足はスリスリ腰はクネクネ、体はユサユサ‥‥、
やっと待望(?)のハコが降りてきて、ドアが開いた瞬間に乗り込もうとしたら、中に人がふたり乗っていて、ぶつかりそうになったぁっ!
「あれ松本、今日は直帰でよかったんだぞ。」
何てことでしょう。降りてきたのはあろうことか、私にお使いを指示した次長と総務部長なんだもんなぁ‥‥。
「ぁ、ぇと‥、その‥忘れ物があったので‥その‥‥」
私ったらあわてているもんだから何をしゃべっているのか自分でもわからない。
とにかく一礼だけして急いで閉まるボタンを押していたのね。
ん〜、きっとおしっこダンスしてるの見られちゃったかもね〜。(恥)
(ひ〜っ!出ちゃうぅっ!!!)
動き出したエレベータのGで、もうおしっこが吹き出してきそう。
しっかりと手をねじ込んで、やっと自分のフロアにたどり着いて、事務所はまだ明かりが付いていて誰かいる様子だったけど、もうおしっこが待ってくれそうにないからって、私はスカートの中に手を入れてトイレを目指したのね。
けど‥‥‥
この時間になるとトイレの明かりが消されてるのね。
(ひぇえ〜、真っ暗じゃん。スイッチってどこにあったっけ?)
ドアを開けたものの、あわてているからスイッチの位置を思い出せないの。
おまけに怖い‥‥。
手探りで壁をまさぐっていたら、スイッチらしき感触が!!
‥‥‥換気扇のスイッチだった。
とにかく同じ所に照明のスイッチはあるはずだから、手当たり次第に全部のスイッチをONにしたんだわ。
明るくなったもんだから安心したのがいけなくて、押さえている手がパンツ越しにジワッと暖かくなってきたぁっ!!
(やばいっ、もう限界っ!!)
私ったら預かっている荷物も自分のショルダーもその場の洗面台に放り出して、洋式じゃないことは判っていたけど一番手前の個室に飛び込んだのよさ。
けどもうおしっこは出始めていて、手を離したら一気にはじけてしまいそうで、けど手を離さないとパンツも脱げないしってもうパニック!!
(え〜いやっちゃえっ!!)
決心した私は、押さえている手を離すと同時にパンツをグイッて横にズラして、もう片方の手でコートとスカートをめくりあげながらしゃがんだんだわ。
アウトかセ〜フかわかんないけど、しゃがむ途中からシュ〜ッて飛び出したおしっこはね、和式便器の前の方を飛び越えてしまったよぉ。
そしてちゃんとしゃがんだら水たまりにジャバジャバジャバって跳ねたぁ!!!
もうね、自分でもビックリするぐらい凄い音だった。
ジュイ〜って音とジャバジャバって音‥‥。
久しぶりにめいっぱいおしがましたなぁ‥‥。
感覚的には40秒ほどずっとおしっこが出てたような‥‥。
で、さてどうしよう‥‥。
ペーパーホルダーがパンツをつかんでいる方にあるんだもんなぁ‥‥。
もう片方の手は完全にめくりきれていないコートとスカートを押さえているし‥‥。
こうなったら開き直るしかないよね。
この際パンツ君には犠牲になってもらおう。
そう思って、私はそっとパンツから手を離したんだわさ。
そしていったん立ち上がったのね。
コートが垂れるのはイヤだったし、左足首が少し痛かったのもあるし‥‥。
そいたらツ〜ってしずくが足を伝ってきたぁっ!
あわててペーパーを引きちぎって、なんとかソックスに侵略するのは食い止めて、それから改めてきちんと後始末して‥‥、湿ったパンツをどうしようか迷ったけど、そんなに大量には濡れてないし、ノーパンダと寒いし、コートがヒザあたりまであるから臭いとかも出ないだろうって結論になって、私はそのまま帰ることにしたんだよ。
バスの中にいた來未ちゃんは、見まちがいじゃなければスリムなジーンズ姿だったと思う野のね。
もしコンビニでトイレの順番待ちとかあったら、スカートの私がこんなだからさ、もっと悲惨な事になっているかもね?
そうなっていないことを祈っていた私だったのよ。いい人でしょ?
おうちに帰ったらあ〜ちゃんが食事の用意をして待っていてくれて、私は湿ったパンツを穿いたまま晩ご飯食べて、湿ったパンツのままおしゃべりして、湿ったパンツのままあ〜ちゃんとコンビニ行って、やっとお風呂に入るときにそのパンツから解放されたのね。
しめパン君、ご苦労であった。
また時々助けてね。はぁと!!
以上、久しぶりのくだらないお話でした。