今の職場に来てから親しくなった美紅(みく)ちゃん。
彼女は渉外の方にいてフロアも違うから、会社では滅多に顔を合わせないんだけど、行き帰りが不思議と一緒になる事が多くて、今年の2月頃からグッと親しくなっていたのよさ。
美紅ちゃんは去年大学を出て京滋事業部に入ったそうで、身長は155ぐらいかな、ちょっとぽっちゃりしてるけどそれがかえって可愛く見える‥‥。
京都の北部、舞鶴市の出身で、実家はなんとギャル曽根ちゃんの家の近所だって言うじゃない。
けど学年も違うし町内も違うから、ギャル曽根ちゃんのことはほとんど知らないんだって。残念‥‥。
その美紅ちゃんが4月29日のみどりの日にね、初めてうちに遊びに来たのね。
お昼過ぎにやってきて、それから一緒にお買い物なんかに出かけて、そこでお茶したりなんかして、それからふたりで夕食作り。
彼女が得意だって言うビーフストロガノフなんか作っちゃって‥、あ〜ちゃんが出かけていたから彼女も気兼ねなくビールを飲んでくつろいでいたよ。
いろんなお話してるとさ、おしがま研究家(?)の私としては、やっぱりそっちの方が気になるじゃん。(笑)
あんまり強引にならないように、ヘンに思われないようにって、そ〜っとそ〜っと話をそっちの方に持って行こうとしてたんだけど、けっこうおしゃべりな美紅ちゃんは、自分のペースでいっぱいしゃべりまくるもんだから、なかなかうまくいかないんだわさ。
ひとつだけそっちの方に話を持って行けるチャンスがあった。
それは‥、実は美紅ちゃん、買い物先でお茶した時に行ったきり、もう4時間ほどトイレに行ってないのね。ビール飲んでいるのに。
私もかなりおしがまになってきた頃、
「由衣さん、ちょっとトイレ借りますね。」
美紅ちゃんがそう言って席を立とうとしたのね。
「まだだめっ!!」
私はすかさずそう言って美紅ちゃんを制止したのよさ。
「え‥?」
「私もさっきから行きたいの。」
「‥‥?」
「だからどっちが長く我慢できるか競争しよっ!」
「はぁっ!!?」
案の定美紅ちゃんは呆れたような顔してた。
けどここで引いたらぜっかくの設定がオジャンになっちゃう。
由衣ちゃんは酔っている素振りを見せながら
「ギリギリまで我慢した方がさ、気持ち良くない?」
なんて確信に触れるようなこと投げかけたんだわさ。
「え〜、そんなことないよぉ。しんどいだけだしぃ‥‥」
う〜ん、乗ってこない美紅。
それでも今さら後には引けないもんだから、私はなおも続けたのよさ。
「うん、しんどいけどさ、だからその後が快感なんじゃない!?」
「え〜、そんなの思ったことないもん‥‥。」
「じゃあさ、今ここでそれを実体験してみようっ!」
「や〜だ、由衣さん酔っぱらってるでしょう?」
「うん。かなり酔ってる。」
「もうぉ、変なこと言うんだからぁ‥‥。」
「うん。ヘンかも知れないけどさ、私ってけっこう我慢しちゃう方なんだよね。」
「そうなの‥?」
「美紅ちゃんはさ、ギリギリまで我慢したことってないのぉ?」
「え〜、そりゃぁ何度かあるけど‥‥」
「でしょ。たとえばどんな時に我慢してたのぉ??」
「え〜‥どんな時って‥小学校の遠足とか‥あ、修学旅行の帰りのバスとか‥」
「うんうん。ほかには?」
「え〜、友達の家から帰る時とか‥、」
「ほら、けっこうあるじゃない。」
「そりゃ行きたくても行けないんだもん。」
「そうだよね。でさ、ギリギリを超えて死ぬほど我慢した事もあるでしょう?」
「え〜、死ぬほどって‥まぁそりゃ‥‥」
「それそれ、それが聞きたいの!!」
「も〜由衣さんエッチ!!」
「え、それってエッチなことしてたの!?」
私はあえて美紅ちゃんを困らせるような言い回しをしてた。
「ちがいますよぉ。そうじゃないけど‥」
「ならいいじゃん。じゃぁさ、それ聞かせてくれたらトイレ行かせてあげる!」
私はおかしな交換条件まで出していたよ。それくらい美紅ちゃんを落とすのは苦労したんだもんね。
美紅ちゃんはかなりおしっこしたくなってたんだろうね。クネクネさせながら、それでもそんなにいやそうな顔はしていなかったと思う。
美紅の死ぬほど我慢したおしがま話はこうだ。
高校2年になったばかりの4月、美紅は同級生の男の子にコクられて、つきあうことになった。
その彼は美紅が1年の時から少なからず意識していた子であった。
初夏を思わせる陽気のゴールデンウイークのある日、ふたりは初めてのデートで映画を見に行った。
舞鶴は山を挟んで町が東西に別れており、映画館や市役所などは東地区にある。
2人は午後1時に待ち合わせ、バスに乗って東地区に出かけた。
混み合っている映画館は冷房が入っていて快適であったが、それは薄着の美紅に尿意を与えるものでもあった。
4時過ぎに映画は終わったが、彼はトイレに行く様子がない。
美紅は待たせて行くのが恥ずかしかったので、そのまま彼と一緒に映画館を出てしまった。
すぐそばの海岸を散歩するふたり。
夕暮れの海風はさわやかであったが、それとは裏腹に、美紅には激しい尿意が襲いかかってきていた。
上映中に飲んでいたコーラがかなり作用しているようであった。
美紅は我慢が辛くなり、彼にトイレに行きたいことを告げようと思ったが、海岸にトイレらしき建物は見あたらず、コンビニのような店もない。
とりあえず商店街の方に戻ればどうにかなると思った美紅は、どこかでお茶しようと切り出した。
来た道を戻り、映画館の前を通り過ぎて商店街へと歩いて来たふたり。
美紅の小さな膀胱は破裂しそうなほど膨らみきって、彼に併せて歩くのがやっとであった。
駅前通りに出て、しばらく歩くとアーケードのある商店街があった。
その一角にファーストフード店がある事を美紅は思い出した。
はやる気持ちを抑えつつ、美紅は必死になってそこを目指したが、連休の夕暮れ時のせいか、その店はかなり混み合っていた。
どうにか席を確保できた美紅であるが、いざトイレに行こうと思っても、今度は目の前に座っている彼にその事が言いにくくなって、さらに我慢を続けていた。
膀胱がチリチリと痛みを発し、これまでに経験がないほどおなかはパンパンに膨れあがっている。
彼との会話も上の空になって、美紅の頭の中はおしっこのことで一杯になっていた。
5分‥10分と時間が過ぎていき、美紅はめまいを起こしそうになってしまった。
「ちょっと‥トイレ行ってくるね‥」
かすれた声でかろうじてそう言えた美紅は、すり足のようにしてトイレに向かい、入り口のドアを閉めた瞬間にスカートの中に手を入れていた。
パンツを降ろす時にはすでにジワジワとおしっこがあふれ出し、かろうじてしゃがむことは出来たものの、大きなシミをつくってしまった美紅。
我慢しすぎたせいか、おしっこはチョロチョロとしか出てくれず、膀胱の痛みが不快感となってたまらない。
しばらくそのまま勢いがないおしっこが続き、次の瞬間シャ〜・・と、いつものような勢いがつき出すと、美紅はその時になって初めてホ〜‥‥と溜息をつくことが出来た。
湿ったパンツが気持ち悪く、においが漏れないか心配であったが、脱いで帰るわけにも行かず、美紅は沈んだ気持ちのまま彼と西舞鶴に向かうバスに乗っていた。
バス停で、明日もまた会おうと約束して家に向かった美紅であったが、我慢しすぎたからなのか、あるいは全部出きっていなかったのか、バスに乗っているときから美紅はまた尿意を感じていて、家に着く頃には激しい尿意に襲われていて、トイレに駆け込んでいた。
「なんだぁ美紅ちゃん、すごいおしがま経験してるじゃん!!」
「オシガマ‥?」
「おしっこ我慢の略。ね、その時はもうダメかと思った?」
「うん。あの時はホントに死ぬかと思ったよぉ。」
「あはぁ、やっぱりみんな似たような経験してるんだなぁ!」
「そうなの‥?」
「うん。私もそういうの経験あるし、けっこうみんなそう言ってるよ。」
私は美紅ちゃんにそう教えてあげていたのね。
そして美紅ちゃんにトイレに行っていいよって言おうとしたとき、なんとなんと、ここであ〜ちゃんが帰ってきてしまったのだぁ!!
にわかに緊張する美紅ちゃん。
かわいそうに、もうおしっこしたくてたまらないだろうにさ、あ〜ちゃんに挨拶したりして固まっていたよぉ。
やっぱり慣れていない男性が居るとさ、トイレって行きにくいよね。
私はそんな美紅ちゃんがかわいそうになって、あ〜ちゃんを隣の部屋に呼び寄せて、手でそっと美紅ちゃんをトイレに行くように促していたのね。
う〜ん、華穂といい優里亜といい、そして美紅ちゃんといい、もう少し磨いたらきっといいおしがまシスターズになれそうなんだけどなぁ‥‥。
まあ、あせらずじっくりと攻めていってみよっと。
じゃぁ本日はここまで!!